学校についての興味深い話 | あちゃんとの日常

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ダウン症で知的重度障害を持つ娘あちゃんとの日常を書いたブログです。楽しい事、辛いこと、愚痴、母親目線で思うことなどを書いていきます。宜しくお願いします。

最近、とある障害の方が書いた学校についての話です。


読んでいて、

なるほど!!

納得!!

のようなところは多々あります🤔


興味のある方は読んでみてくださいねおねがい

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以下は…とある学校の現場で講演した時にベテラン先生に教えてもらった話なのですけれど…


学校の先生というのは…もちろんサラリーマンに近い部分も多いけれど、その本質は個人事業主なんだ…ということでした。


学校という場に勤務しながら…都道府県、ひいては市町村の教育委員会みたいな監督部所に、いちいち頭を抑えられてはいるけれど…

ひとたび自分が担任を受け持ち…

またあるいは…部活動の顧問を任され…

部室や教室を預けられたからには、どんな若輩も古株も、同じ教職員という意味では同列。


学校の先生一人一人が、部活において…また担任の学級において…

部室や教室を小さな領土とする、小さな国の王さまなんだと仰っておりました。

だから…あらかじめ前もって…

年間行事で決められた事柄以外では…

先生同士で仕事の連携も取りづらく、ぶっちゃけた話。

学校の授業に、私のような外部講師を呼んでいただけるかどうかは…

学校全体…学校そのものの方針は一切関係なく…

あくまでも依頼を出す担任の先生個人が、社会福祉や道徳教育に、どれだけ関心が高いかで決まるのだ。ということでした。


だから…ずっと呼ばれる学校さんからは毎年依頼を受けるし…ぜんぜん呼ばれない学校さんは一切音沙汰がない。ということも起こります。

20年近く市内で活動していても…

ボランティアセンターを通した私のような講師の活動を、全くご存知ないという先生も多いということなのでした。

または…毎年のように何回もお招きを受けていたはずの学校さんからバッタリ連絡が来なくなり…

どうしたんだろう思っていたら、熱心に働きかけている先生が異動になった。

それまでご縁のがまったく無かった学校さんからいきなり依頼があったと思えば…

私のことを知ってくださる先生がそちらに異動し、今の勤務地の学校さんに働きかけてくださった。

なんて事も、よくあるのです。

この投稿の結論として、何が言いたいかと言えば…

たとえ同じ学校に勤めていたとしても、教室が違えば先生同士の横の繋がりは薄い。

極端に言うならば、隣りの教育、隣のクラスで何が行われているか。

部活動で何が行われているか。

先生同士でも関知しない。関知するゆとりすらない。ということなのです。

教室一つ、部室一つが担任や顧問の先生にとっての固有の聖域であり、不可侵の領土なのだとすれば

一つの学校全体で一丸となって、いじめや学校崩壊…

複雑な課題のある子どもさんの見守りなど…深刻な問題に、真剣に取り組むなんてことは…

そもそも、構築されたシステムの構造上、とっくに不可能なんだなと思ってしまったのでした

 つまりは…たかが自分の領土ひとつくらい…

自分の才覚で統治できなくて何が王か…

とでも言う雰囲気が学校の中に作られてしまうから…

仮に、職務上の不安があっても、誰にも相談出来ずに潰れてしまう先生や…

他から見て明らかに問題があるように見えても、あくまで自分の流儀を押し通して開き直る先生も多いと言うことでした。


先生って…孤独な王様なんですよね。