やっとこさ写真の整理が終わって…整理中に「三国志展」まで行ってきたので、なおさら写真が増えてしまい、本当に今になってしまいました(笑)
ご当地にある、多久聖廟…ここで、坂田進一先生の古琴独演会が行われました。
坂田古典音楽研究所で、主に中国音楽(古琴(こきん)を教えていらっしゃる先生で、小田先生の古琴の先生でもいらっしゃいます。
そういったご縁があって、この度ご一緒させていただくことになりました。
古琴というと、堅苦しいとか古臭いとかいうイメージがありますが、あの、「レッドクリフ」や「英雄(HERO)」でもおなじみの音楽です。
わが多久聖廟では、つわぶきがたくさんでございました(*^_^*)
普段は中に入れない多久聖廟ですが、贅沢にも孔子像も開けていただいて、贅沢な空間での演奏会です。
天井には御厨夏園という、地元の絵師が描いた龍がいます。
こちらは対の龍。中国風の建物ですが、よく見ると江戸時代の特徴ある彫刻ですね。
多久聖廟は孔子を祀る御廟としては日本で一番古いそうです。
こちらが坂田先生。
演奏中は撮影や録画は禁止されていますので、チューニングの時に撮影させていただきました。
夜の会食のときには、闘病中なので指が動かないし、声も出にくいんだぁっておっしゃっていましたが…とんでもない、それはそれは素晴らしい演奏でした。坂田先生の古琴は、なんと中国唐時代のもの。1200年前の音色がします。とても艶やかでしっとりとした音色です。
小田先生も御廟の中をスケッチしたり、師の動きを見ていらっしゃいます。
やっぱりこういうところは、見習うべきところだなぁと、本当にそう思います。何気なくではなく、なんでも見落とさない…吸収する姿勢は脱帽です。
休憩時間…この好奇心は見習わないと(*^_^*)
1200年間の重みを背負ってきた、断紋と呼ばれる漆のヒビがありますね。
すごい琴です…本当に。
夜は坂田先生御一行と武雄温泉に宿泊。
普段はかなりお酒を召し上がるらしい坂田先生は御闘病中とのことで、代わりに私とkekekoさんがたっぷり飲まされることになりました(笑)
まず地元民なので武雄温泉に泊まることはないのですが、泊ってみてなかなか武雄温泉もいいなぁと思いました。
部屋のしつらえ、温泉もよいし、料理もなかなかのもの。器もここは源右衛門や賞美堂、舘林喜助さんのもののかなり良いものを使っていらっしゃいました。文化人向きの温泉地なんでしょうね。
朝、旅館の周りを散策…。とある大作家大先生とすれ違いました。
プライベートだと思うので名前は伏せておきますが、テレビで見る風貌と同じでびっくり(笑)逆にテレビと同じなので、すぐに気が付かなかった^^;
素敵な朝ごはんを食べて、いざ出発!