さ、駆け足で巡る高野山…。こちらは霊宝館です。高野山の寺宝があるところです。
でも…ここは胸が痛いんですよね^^;
中に入らないで、御朱印をもらってしまった^^;
「次は中をご覧になってくださいね!」ということで…
紫雲殿と書いてあります!
寺宝を収めている霊宝館ですが、寺宝を収めているところで御朱印って珍しいと思うんですが、たぶん私の推測ですけど、安置されてある仏様も魂がそのまま残っているので、御朱印があるのかもしれないですね。
魂が入っていない仏像は、やっぱり”像”でものね…。
で、奥の院に行く途中に、風祭先生おすすめの摩尼宝塔に行きました。
大東亜戦争でビルマ戦線で命を落とした英霊を祀っている寺院です。
成福院というお寺で管理されているそうで、このお寺の亡くなった住職が戦争中にビルマに陸軍委託で進駐されたそうで、そこで悲惨な体験をされたそうです。で、当時ビルマ(現ミャンマー)で修業もされたとのこと。その時託された本尊を持って帰り、こちらでお祀りしているそうです。
道路に面しているので、入りやすいのですが、中に入ると当時の写真や軍人の遺品などがあり、結構ビルマ風なのですが、時間は戦時中のような、そんな空間になっています。
個人的にはここは行って良かったなぁ~と思いました。
実際、高野山のあちこちで戦没者の供養をされているし、供養塔もたくさんあります。
摩尼宝塔の御本尊はビルマの釈迦如来です。暗くてよくわからなかった><
さようなら、また来ます。「ビルマの竪琴」の世界ですね。ここは本当におすすめな寺院です(*^_^*)
でもって、平和のありがたさをかみしめながら向かったのは、苅萱堂。
ここは石童丸の悲劇の場所でもあるのです。
とても悲しいお話はこちらからどうぞ…https://高野山-御朱印.jinja-tera-gosyuin-meguri.com/高野山・苅萱堂%EF%BC%88かるかやどう%EF%BC%89/高野山・苅萱堂%EF%BC%88かるかやどう%EF%BC%89/.html
とにかく、嫁と愛人が呪いあっているのに嫌気がさして、高野山で僧になるも、息子が訪ねてきて親子の名乗りができず、高野山を下山した息子(石童丸)はそこで母が死んだこと知って、高野山で父の弟子になる…ということなのですね^^;
前でのビルマの写真などを見てしんみりできた私。
しかし、中に入ると…なんともすごいお坊さんがおりました^^;
江戸訛りの、なんとも…お坊さんというよりは香具師に近いかな?失礼かもしれないけど、そんな感じ( ̄▽ ̄)
このお坊さんの手作りの線香を勧められたんです。値段も安いし、しかも天然素材で香りもよい…。
「他のここいらで売っている線香は、もうしで~んだよ!(たぶん「ひ」が「し」にしか喋れない江戸なまり…なので、ひでぇんだよ!って言っていると思う)」
高野山では関西弁ばかりでしたので、ここでまさか江戸の言葉を聞こうとは思わなかったなぁ~。
いろんなサイトを見ると、ここのお坊さんのことひどく書いてあるのもあるけど、私は結構好きだなぁ~こんなお坊さん。
線香売りに躍起だけど(笑)でもって、私は大きいのを2つ買ったんだけど(笑)
なんだかんだで、丁寧に書いてくださいましたよ。お坊さん、また行くね( ̄▽ ̄)
その時まで、クビにならないでいてね(笑)
と、次は最後の奥之院~~!