あとどれくらい続くんや!いい加減に…なんて思っている方も多いと思いますが、これを含めてあと3回お付き合いください(笑)
それだけ見どころが多い高野山なんですよ…きっと、あなたが行ったらわかると思う(笑)
ということで、壇上伽藍です。
壇上伽藍とは胎蔵界曼荼羅を立体化したと言われています。弘法大師が高野山に着て、最初に整備したところなんですね。
胎蔵界曼荼羅とは…
胎蔵界曼荼羅は「大日経(密教の経典)」の教えを絵画によってあらわし、大日如来の真実(理)を示しています。
正しくは「大悲胎蔵生曼荼羅(だいひたいぞうしょうまんだら)」といって、母親の子宮の中で眠り、育まれていく子供のように、人間が本来もっている仏性の種子が、仏の慈悲によって目覚め、育ち、花を開き、最後には悟りという形で実を結ぶまでが描かれています。
対する金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅の詳しいことはこちらをどうぞ~https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1013049480
掛け軸などで見る曼荼羅を、建物を作って表現する、壮大な曼荼羅の中に入っていくわけです…なんか、すごいですね。
CGなんかない時代に、リアルに作るあたりすごいパワーというか…圧倒的です。
写真は中門で、ここをくぐると曼荼羅の世界になります。
ここの中門に立つ、四天王が凄い!
このお二人、剣を持っているのが持国天。宝塔を持っているのが多聞天…毘沙門天ですね(*^_^*)
この二つは江戸時代の作。
そしてこのお二人が平成27年に作られた、広目天と持国天です。
胸に蝉とトンボが止まっています。これ、本物ではなく彫刻です^^;
広目天に止まっている蝉は「蝉の鳴き声は遠くまで響き渡り、悪を退ける」「蝉は上空を飛び回って留まる木を見つけることから、”広くすみずみまで見通せる”」という意味があるそうです。
持国天のトンボは、「「断じて悪を通さない、後へは引かない」ということを、前にしか飛ばないトンボで表したもののようです。
この二つは「平成の大仏師」と言われる、松本明慶師が作ったそうで、明慶師の作った仏像は大きなお寺ではおなじみですね。
ほれぼれする大好仏をあとに…というか、余韻に浸る間もなく目の前に金堂があります^^;
でっかい金堂!この金堂は創建当時のモノではなく、昭和のものだそうで、金堂はとにかく火災にやられっぱなしだったそうで、昭和の火災の時には秘仏まで焼失したそうです…ああ、残念il||li▄█▀█●il||li
今の秘仏は非公開ですが、高村光雲が作ったそうですよ。それはそれでみたい気がしますが…御開帳の時しか見れないんだそうな><
金堂の御朱印…
金堂のすぐ横にある根本大塔は修復中il||li▄█▀█●il||li
しかも今回、根来寺にも行ったのですが、その根来寺の国宝である大塔も修復中il||li▄█▀█●il||li
塔マニアには悲しい旅路でしたil||li▄█▀█●il||li
根本大塔の御朱印…。
他にもあるのかと思いきや、壇上伽藍ではこの二つだけのようです。
山王院の入り口の狛犬…銅製だ!
囲ってあるのが三鈷の松。弘法大師スーパー伝説の一つ、中国、唐から投げた三鈷(密教における法具)が引っかかったとされる松で、三つに又別れする不思議な松です。
六角経蔵。 鳥羽法皇の皇后であった美福門院が、鳥羽法皇の菩提を弔うため、紺紙に金泥で浄写された一切経を納めるために建立された経蔵です。
写真に写っている、おっさんずが元気に回しておりました^^;
経蔵はたいていは覆屋でおおわれているものが多いのですが、こちらはむき出しなんですね。すごいですね~。
愛染堂…
不動堂…裏から撮ってしまった^^;
大会堂。
三昧堂…高野山の山の中ということもあって、檜皮葺の屋根が多い建物が多かったですね。今思うと。
東塔。やっぱ、塔好きだけあって、塔はきちんと撮っている(笑)
こちらは昭和59年に再建されたんだそうですよ。
とまあ、なんだかんだで壇上伽藍は写真を撮るとこばかりで、とても撮り切れないでいました( ̄▽ ̄)
ここはかなり時間をかけて歩いたほうがいいかもしれないですね。
と、次は…霊宝館から~~続く。