天津赴任中のヤンヤンです!日本で中国赴任の準備をされている方の為に、なかなか日本で情報を得られない最新の天津事情をお伝えします。毎日ブログを更新していますので、各テーマ別にファイルしている過去の記事もご参考ください!!
ついに天津でオミクロン株コロナの集団クラスターが発生。
ついに天津人全員、緊急PCR検査となりました。
全員ですよ?東京並みに人口多いのにですよ?
もうね。
これは日本の方には到底理解をしていただけない状況です。
日本にいる人は、どうせ中国のコロナなんてデータ改ざんして正確な数字報告してないだけでしょ?
中国は共産党が情報管制しいてるから全部でっち上げでしょ?
そう感じているひとが多いと思います。
でも今日のこの私の記事を読んだら少し考えが変わるのではないでしょうか?
というわけで激動の本日2022年1月9日、日曜日のお話です。
いつものブログの掲載タイミングを早めて、本日のうちに緊急発信いたしますね。
これで検査結果がまた明らかになってボコボコとオミクロンが出てきたら。
天津はロックダウンになると思います。
ということで。明日2022年1月10日も成り行き注目!!
まずはきっかけから。
1月8日 朝11時
昨日の土曜日。
天津でコロナが2件、津南区で発生したぞ!という速報が入り、やべえ!津南区には近寄らんとこう!てな話になりました。
そして市中感染が発覚したその2人の
14日間の行動履歴がすぐにネットで公開されました。
こんな感じですべて。
何日何時この人は地下鉄の何線でどこに行って、、、
と事細かに2週間ぶん全ての行動履歴が公開されます。
昨日の津南区の人たちはこうやって広場のようなところに果てしなく横一列の
防護服の人がいて、そこでいっせい検査したみたい。
その一網打尽ぶりは日本と全く違います。
中国は基本ゼロコロナ政策。
コロナがあってはいけない国。
だからたった2人でもすぐさまPCR検査。
そして累計20名になってしまった。
これは中国では大事件!
日本だと20名?少ないねえふーん、てなもんですけど
中国では全土を震撼させる大ニュースとなるわけです。
そして!本日。
発覚後翌日にして。
2022年1月9日から、
天津市民全員のPCR検査大決定!!
嘘のような本当の話です。
私の区は本日9日から、津南区の人たち同様、PCR検査をさっそく受けることになりました!!
下記の四つの区以外の区の人は翌日、1月10日に決行!!
↓
えー!
いったいどうなっちゃうの?と、
9日の日曜朝起きてから、あれよあれよとネットの情報が続々と更新されていくなか。
でも結果的には、
しばらくするとスーパーもすぐ閉鎖されてしまったのでギリセーフでした。
助かった。
すると11時頃にアパートメントからお知らせが。
それぞれのマンション単位でどこでPCR検査を受けるかが決まるようで、
その検査会場まで自分で歩いて行って検査を受けるようです。
パスポートとスマホだけを持っていくように言われました。結果的にはパスポートは使わず。
いつ急に行けと言われてもいいように先に昼ごはんを食べておいて。
で、昼ごろに、会場の案内が来ました。今から行けとアパートメントから通達。
歩いてすぐのところですね。
行ってみたらもう既に激しく並んでるし!
こりゃけっこう時間かかるだろうなあ。
それなのにみんな知り合いを先に行かせてどんどんその仲間が横入りしてくる。
さすが中国人。
横入りは世間の常識です!
私はトータル3時間ぐらいかかってようやく終わりました。
それでも超流れ作業。
並んでいる間にスマホに自分で登録していくんです。
基本中国はめんどくさい登録作業は全部市民にやらせます。スマホ大国で、すべてスマホで管理されます。
この白テントの中の防護服の人からグリグリされて終了です。
そしてその後。
飲食店さんが続々と休業宣言へ!
こちらのまんまさん、お面さん以外に、レストラン皆さん続々と休業が決まっていく。
上記に書いてある通り、検査を受けた人は結果が出るまで外出禁止!自宅待機!
博物館や美術館も、即閉館へ。
先程のスーパーもモールもすぐ閉店になったのはそういうことです。
つまり私たちは
「天津市全員がPCR検査へ」→
「検査後は結果が出るまで自宅待機」→
「てことはお店の人も検査後は自宅待機」→
「営業できない」→
「自炊するしかないよね」
となるわけです。
うーん、どうりで車が一台も通らないわけだな。
こんな極端な国。ねえよ!
そして検査を受けにいかないと、天津健康吗、つまり、市民一人一人が登録しているスマホ上の健康コードが通常の緑色から黄色に変わってしまうそうで。
この天津健康吗が黄色にグレードダウンするという事は、
買い物もできない、電車もバスも乗れない、いわゆるまともな市民生活がいっさいできなくなる。
だから全員検査に行かざるを得ない。
つまり私達在中国人は、スマホで国家に常にキンタマ握られてる生活なんですね。
もともとスマホがないと何にもできない生活になってしまっている上に、その上、コロナ禍でさまざまなコロナ対策対応アプリを駆使しないと、更に生活に支障をきたすようになっていて、そしてスマホに全ての生活を操られている状態なんです。
100%国家に管理されている生活。
こんな極端な国に住んでるんです、私。
もう笑うしかない。
もう、ポッと出の外国人観光客が気楽に観光に来れる国ではなくなっています。
居住してる私たちでさえ必死のパッチでいろんなアプリを駆使して自分の力で生き抜かなければならない。
そんな国なんですよねえ。
いつもなら適格な指示がバンバン来るはずの開発区の管理委員会も朝からずっと沈黙。
翌日の2022年1月10日の月曜日は出社して良いのやら、、、。
通知が無いと出社できない。
そしてさっそく北京市は天津からの入境を禁止に!
そりゃそうだよ、北京五輪直前でこれはやばい!
あーもー、これからどうなるのよ、ってな状況となりました。
でもほんと不思議です。
急にはい!全市民のPCR検査やるから!よろしく!
って決めて、すぐに検査体制整えて、本当にやっちゃう。この即断力及び実行力の高さ。
なんですぐに体制整えられるの?この検査員やスタッフ、普段何してる人なの?なんで急に言って急にできるの?
しかも全員検査代タダって何ごと?
皆さんググってみてください。
天津市の人口 1108 万人。
東京23区の人口 969万人。
もうどうします?これ。
ほんと怖い国です。
日本だとそんな急にできないですよ。
前々から決まっていたわけじゃなくて突然の出来事なのに当たり前のように慣れてるように、段取り良く普通にやれちゃう。
これはね。リスク管理が出来上がってるからです。
もしコロナがたくさん出て市民全員をPCR検査する場合はこうするって言う、、
そういう決まり事が前から決まってるからすぐにできるんです。
こういう能力だけはこの国ってすごいなあ。真似できないなあ日本には。って。いつも感心します。
そしてオミクロン対抗の4回目のワクチンもいま急ピッチで裏で開発されているはず。
そういう国です(^^)
さてさて部屋で暇だから料理作ろうっと。
さっそくおでん作って煮込み始めようかな?!(^^)
今日も赤味噌を入れてオリジナル味噌おでんにしよ。
私も中国人のはしくれですから。
即断力と実行力で前向きに生活したいと思います。
ふふふ。
美味しいの作ろう!(^^)