大家好 !
天津赴任、3年目の陽陽ヤンヤンです!
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今後天津赴任が決まって今日本で中国赴任の準備をされている方の為に
なかなか日本で情報を得られない
最新の天津事情をお伝えします。
毎日ブログを更新していますので、各テーマ別にファイルしている過去の記事もご参考ください!!



今回はWOWOWで毎週木曜日に始まった中国歴史ドラマの初回放送の感想などを皆さんにお伝えしたいと思います。ネタバレ無しです。
ご安心ください。予習に使ってください。


主演はタンウエイと言う有名女優さんだそうですが、このかたの事は後にしてまずは時代背景からご説明。

ドラマは明朝初期のお話です。





明の時代。第五代皇帝の宣徳帝の皇后孫氏のお話。
明は建国当時は南京が首都でしたがそこから北京に遷都され紫禁城が建てられるので
故宮ファンの人が見ても今後楽しいドラマかもしれません。かなり金かけた作品です。


1.初代皇帝「洪武帝」


回想シーンでしか出てこないですが
当時蒙古支配の「元」の国だった中国を漢民族支配の「明」の国として統一した初代皇帝。
そしてこの方の長男の皇太子が死去した後その子供つまり初代皇帝の孫が2代目皇帝になります。

2. 二代皇帝「建文帝」



この孫は祖父から引き継いだ皇帝の座を守り抜くために他の皇族をどんどん殺していきます。
そして何をやるのも全部臣下に任せっきりで自分はいっさいケツ持たない男だったので、このままこいつに国を任せるわけにはいかないと初代皇帝の実子つまりはこの二代目皇帝の叔父さんが討伐に蜂起します。

これを「靖難の変」と言いましてこのドラマは叔父さんが甥っ子の二代皇帝を追いやり実権を掌握するシーンから唐突に始まります。

なので上の画像のように二代皇帝はかなりにテンパっちゃってる表情なわけですね。
そして叔父に追いやられて逃亡するわけですが
その逃亡のシーンとかも歴史書の説の通りで割と歴史に忠実にこの辺は作っていこうと言う考えがわかります。

3. 三代皇帝「永楽帝」


この宇崎竜童みたいな渋いおっちゃんが3代目です。
ヒロインの夫役の五代皇帝、宣徳帝のお爺さんです。
甥っ子の先代を追い払い皇帝の座についたこの方はさらに自ら戦で領土を広げていく武闘派でもあります。
厳しいコワモテのジジイなのですが孫の宣徳帝をとても可愛がりそれに対して物怖じせず対峙していく宣徳帝との絶大な信頼関係が、見ていてとても心地いいです。
宣徳帝は賢く要領の良い、そつのないキャラですね。


そして南京から北京に遷都してこの方が紫禁城つまり現在の故宮を作ります。

そのあとのラストエンペラー皇帝溥儀の清朝が滅び中華民国が建国された際に、蒙古族から再び漢民族が紫禁城を奪回できたとして亡き明朝永楽帝に報告をしたとの事です。

4. 四代皇帝「洪熙帝」



で、コワモテジジイの三代皇帝の長男がこの方。
これが面白いことに歴史上の人物とぴったりの役者さんでして。

生まれつき体が弱いのに超おデブで気が優しくて善良の塊り。もう歴史書にぴったりの役者さんです。
それに対してこのおデブさんの弟がお父さんの三代目に似た武闘派で誰がどう見ても弟の方がいいんじゃねえの?親子だねえこっちの方が、と思うんだけど
お父さんは長男の善良さを買ってるのと孫である宣徳帝を小さい時から自ら可愛がって直々に育てあげてきたので
宣徳帝の将来を思ってこの頼りない長男を皇太子にします。

この頼りないおっちゃんは
コワモテジジイの三代目が戦にお金使いまくって勢力拡大を図ったのに対し、戦はせずに国富の拡大に努めました。
なのでもっとこのままこのおデブさんが長生きしていたら平和な時代が続き国が栄えただろうと言われています。



凄いいいキャラなんですよねえ。このおデブちゃんが。

5. 五代皇帝「宣徳帝」

ようやく主演男優さんのお話。


この三代から五代までの時代が明朝最盛期とされていて
この四代目と五代目の時代は「仁宣の治」と呼ばれる平和な良き時代でした。
その次の六代目でまた国が乱れる事になります。

歴史ドラマはみんな髭をつけるので実際よりワイルドな人に見えてしまうのですが
ご本人はシュッとしたイケメンさんです。


宣徳帝は芸術を愛し人物画が好きだったそうで
そう言う芸術肌なところは最初のシーンにも醸し出されています。
実際の歴史上の人物像は初代、三代目と似てかなりの武闘派で残虐性もあったみたいですが
この役どころではどちらかと言うとユーモアあふれる愛嬌と、とんでもなく抜け目ない鋭さを兼ね備えている、知能派と言うキャラで、とても頭の回転の速い人と言うイメージです。

6. 「孫皇后」


てことでようやく主役のご紹介です。
このドラマのヒロイン。五代皇帝、宣徳帝の皇后孫氏。
実在の人物がヒロインです。




実際はこう言う飯島直子(例えが古い)ばりな
艶っぽいおねえさんです。



ドラマの中では二代皇帝の建文帝の高官だったヒロインの両親が宮中で、三代皇帝、永楽帝の反乱軍により目の前で惨殺されます。ヒロインは両親を殺された恨みを抱きながら復讐を誓いやがて美しい女性に成長していくわけですが
実はこの辺の下りはフィクションなんです。

歴史上は四代皇帝のおデブちゃんが皇太子だった時にそこで勤めていて五代皇帝に見染められるんですね。五大皇帝が皇帝になった時は正室がちゃんといたので側室だったんですが正室が皇帝の寵愛も得られず体が弱く子供ができなかったので廃妃となり、孫氏は嫡子の男の子を産んでいたので正室にあとから昇格したんですね。

この辺は史実と異なりドラマオリジナルの展開がなされていくようです。

だからドラマでは、本来敵味方の関係の中でどうやって二人は接近していくのか
そして親を殺された皇后の復讐心はどうなったのか。
皇后にまで登り詰めたサクセスストーリーはどう描かれるのか。
など、これから楽しみに見ていきたいと思います。


またドラマの中ではオリジナルの設定で、生き別れになった妹がいてそれもストーリーにどんどん絡んでいくみたいなのでさてどうなることやらという感じです。


私も中国歴史ドラマは全部見ているわけではないので詳しくはないのですが
この前までWOWOWで放送されていた
「如意伝」は清の時代。
今放送中の「長安24時」は唐の時代。
そしてBSトゥエルビで昔見てた中国三代悪女として有名な「武則天」は唐の末期から周の時代。
そしてこのドラマ、明の時代。
はたまた三国志ものなど。
さまざまな時代の違いがあって面白いですね。
本当中国は長い歴史を持っています。
韓流時代劇の場合はほとんど李氏朝鮮の王朝時代なのでそれと異なりバリエーションが多いです。


それぞれその時代のいろんな政治スタイルがわかって楽しいです。

特にこの大明皇妃は歴史上の実在の人物なので楽しめるかもしれませんね。
始まったばかりなので皆さん是非見てみてください。


普通の町娘として育った孫氏がいったいどのようにして皇后にまでのし上がっていくのか。そのシンデレラストーリーが楽しみです。











その場ですぐ捺印できる印鑑ホルダーは朱肉要らずで便利。私もシャチハタさん製を愛用中。替えインクを同時購入しておく事をお勧めします。

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