いつのまにか閉店したようです!

大家好!
天津赴任、2年目の陽陽ヤンヤンです!
私のブログは「天津yanyan」で簡単にググれますからネット検索してくださいね!

今後天津赴任が決まって今日本で中国赴任の準備をされている方の為に
なかなか日本で情報を得られない
最新の天津事情をお伝えします。
毎日ブログを更新していますので、各テーマ別にファイルしている過去の記事もご参考ください!!


今回は初めての試み。
まったく日本語対応していない天津ローカルの
日本料理でしかも
そこそこいい感じの値段とる、やや高めの料亭って
どんな感じやねん!
と、
前から気になっていた店に潜入。

場所は天塔駅近く。ハードロックカフェのすぐそば。

天津動物園のところからバス二駅乗って行きました。
ハードロックカフェの前でギターを弾いて歌っている
ストリートミュージシャンの女の子がいました。
おひねりは現金じゃなくてQRコード。
スマホ決済です。
中国は今、路上パフォーマーは全てスマホ決済でお金もらってるんです。
みんな財布を持たない生活が浸透しちゃったから
仕方がないですね!


こちらの店です。
めっちゃ日本の割烹ぽい名前なのに
完全ローカルで、日本語いっさいナッシング!



店内に入ると
半個室みたいな掘りごたつが何個かある。

店の女の子の着物のようなものが
ひどい出来で。
まるでオペラの蝶々夫人を見たときの
蝶々さん役の白人のオペラ歌手が来てる
はあ?って言うバッタもんの着物、、のようなものを
着ていました、服務員が。

まさにミステリアスなムード満載です。

ここは日本じゃないぞ感!

オススメ料理は別に手書きでノートがあるんだけど
中国語表記なのでさっぱりわかんない!(^^)

写真付きメニューがあったから
パシャパシャ写真撮ってたら
店の板前さんがすぐに飛んできて
「メニューの写真は撮らないで!」って文句言われた。


メニューの写真撮るなって初めて言われたよ。
なんでそんな事言うのかな?

BGMがイルカのなごり雪だったので
ずっと口ずさんで歌ってたんですよ。
「♫今、春が来て〜、君は〜綺麗に〜なった♪」って。

だから、日本人料理人のスパイだと思われたみたい。
違うのにね!

記念に撮りたかっただけなのに。

結局、アプリ「大众点评」での、こちらのお得なお二人セットを
同僚と食べました。





1298元のところ、半額以下の588元!
元の値段はなんやねん!という割引率ですけども

それでも2人で一万円な訳で
中国ローカルにしたらすごい高いですよね。

日本料理屋で一人で300元かかることは
割とあるので。
まあいいんですけども。

さてさて。
それでは、お手並み拝見ですなあ。
どこまで日本人の心を捉える料理が出るか、
やってごらんなさいな!
(やや挑戦的な私。)

口取り、
マンゴーソースのサラダとポテトサラダ、
刺身盛り合わせ、
海鮮サラダ。


この中で斬新なのは
ポテトサラダ。
さつまいもというか紅芋の上にポテトを丸い型に入れて潰して重ねて、上からポテチをぶっ刺し、
その間に、とびっこをオンするという、
なんとも変わった料理。
そこはイクラじゃなくって
やっぱりとびっこなのねんと思いましたけども。

まあ、発想が斬新でしたね。
海のものと芋を組み合わせてくるとは!!

こんな感じで懐石スタイルで順番に矢継ぎ早に出てきます。
日本だと少しペースを落としてくださいとか
ワガママ色々言えますが。
ここは天津。
通用しません。



白身魚の西京焼き、
天ぷら、
牛肉味噌焼き、
アスパラ炒め


天ぷらのオクラはいわゆる天津で売られているやつで
硬いやつ。いまいちな歯ごたえ。
牛肉の味噌焼きがとても美味しかった。
甘辛くて日本人も好きそうな味。
西京焼きは確実に美味しいですね。
間違いないって感じの
「伊勢丹で買ってきたの?」ってぐらいに
出来上がった既成の味。

続きまして。。

お寿司と、松茸の土瓶蒸し。

なんじゃこりゃ!!
(太陽にほえろ。松田優作ジーパン刑事より。
ふるっ!!)

巻き寿司は斬新なスカイブルーの寿司。
ディズニーシーで出すべき。(^^)

天津ってこうゆうカラフル巻き寿司の需要あります。
マンゴーとか載せるの大好きですもん。
オレンジで見栄えがいいからかな。
日本人的にはできればやめてもらいたいんですけども。
寿司ですからね、一応。


松茸の土瓶蒸しは、リアルに松茸が入ってた。
これは中国全土、どこのなんちゃって日式料理屋でも、ほんまもんの松茸が入っているので
等しく美味しいです。

普通はここまできたらあとはデザートで終わりだけど
最後に駄目押しのうなぎ!のご飯??

しかも一口サイズしかない小切れのうなぎに対して大量のご飯。
なにかの罰ゲームのよう。

これは辛いなあと結局ご飯は全部残しました!

この辺も感覚が日本人と違いますね。
中国人は「うなぎの蒲焼のタレ+白ごはん」
で1つのおかずになり得るようです。

うーん私からしたらそれってマヨラーの人が
ご飯にマヨネーズぶっかけて美味しい美味しいと食べてる図と変わらないんですけど。。。


デザートはスイカの上にケーキが直接乗っかるの不思議。

これも斬新でした。


しかも縦に出してくるのねん。
フォークの先がこっち向いてて落ち着かないよ。

とゆうか配膳の女の子は
常に方向を間違えて持ってきてその度に
私がくるくる回して
正しい位置にセットし直して撮影してから食べたんだけど
このデザートは皿が葉っぱの形なので この向き以外無さそうです。


結構量が多くて最後は残しましたが、
日本の懐石料理のようにゆっくりゆっくり出てくるのではなく
矢継ぎ早に出されるので慌ただしかったかな。

結論は、うーんやっぱ日式は日式であって
日本風であって、決して日本そのものじゃなかった
ってところですね。

て事で貴方達には、努力賞を差し上げます。
(上から!)

細かいところでやっぱり大和魂に欠けるんですね、ローカルの料亭は。

そういう意味では、料亭ならば五大道の
「久喜」さんがダントツです。
やはり日本人が経営したないと難しい。

以前に北京で有名な寿司屋にランチに入ったんですが
ローカルの人だけの店で。
日本語が通じない店で。
そこではカウンターの目の前で海鮮チラシ寿司を
作ってくれるんですが。
板さんが、はいあなたは穴子さばく人ね、
はいあなたはマグロとイカの担当、
はい次の方は白身魚ね、
と。
まな板の上に自分がさばいたネタをべちゃっと
伸ばして置いていって
隣の人に次々とバトンタッチする、バケツリレー方式ならぬ、まな板リレー方式で、
ネタをさばいてって、
最後の人が私の目の前でお椀に盛り付けるんですけど。

まな板でベチョ〜っとくっついてるネタを見て
あー、この工程は見たくなかったなあ、
やっぱりそこの大和魂わかってほしいなあって
感じました。

しょうもない事かもしんないけども。
日本料理って、日本食の繊細な感性を
楽しむものだから。

そこは学びたくても学べないですね。
たとえ形や味は再現できても
たとえ最終的な完成姿はそっくりでも、
日本人的感性を習得するのはなかなかローカルの人にとって難しいものです。

そうゆうのってローカルの高級日本料理屋に行けば行くほど感じることです。


帰りはのんびりテクテク歩きました。
真夜中の水上公園を散歩。
天津テレビ塔を見上げながら公園のライトアップを堪能。

人々は真っ暗な中、音楽をかけて、
踊っています。
みんな踊るの大好きですね。
誰でも参加できるけど隊列を組んで踊ってる。
天津の夜の公園の必ずあるあるな、不思議な光景です。


まじめにジョギングしてる人も多かった。
この初夏の時期は蚊もいないし、
ジョギングには良い季節かもしんないですね。

その後散策した、
時代奥城のレストラン街は
激しく道路工事があって何が始まるのかと思ったら
結局は、こうゆう賑やかしの装置が出現したんですね。





人々は外のテラス席で開放的に食べてます。
この時期は快適ですね。
日本は梅雨に入ったでしょうが
こちらはカラッと爽快。
明日は私もテラス席で食べてみようかなあ(^^)
 
「谷幸」
味;                 ★★☆☆☆
環境;              ★★★☆☆
接客;              ★★★☆☆
ロケーション;★★★☆☆