◎ランナーからの切り離し
箱を開けて、
説明書を見ながら、
必要なパーツをランナーから切り離します。
基本 2度切り。
太いランナーなら、3〜4度切り。

◎仮組み
スナップフィットは、
一度はめると 外すのが大変&危険なので、
ピンを加工します。
小さいピンなら→
凹側を ピンバイスやビットで大きくしたり、、
大きいピンなら→
凹側をV字に切ったり、、
それでもキツかったら→
凸側を斜めにカットしたり、、

◎形状変更
プロポーションの主だった改修は、
この段階で行います。
同時に、合わせ目処理 と 後ハメ加工を施します。

・合わせ目処理
パーツの合わせ目を接着し ヤスリがけ等で消す、
接合箇所を彫り下げ、段落ちモールドにする、
ディテールパーツで隠す等

・後ハメ加工
加工の手間と 塗装段階での手間を 天秤にかけながら、必要があれば作業します。

◎パーツの形状出し
不要な箇所を処理して、
それぞれのパーツの形状を 出していきます。
ゲート後の処理、ヒケ処理、バリ処理、
バンダイエッジ、パーティングライン、
接着によってできた膨らみ等、、。

◎面出し
一見、平面に見える箇所にある微妙な膨らみ。
個人的見解ですが、、
全部取ってしまうと、
箱組みたいになってしまうので、
取捨選択しながら 面を作っていきます。

*自分の感覚ですが、、
この段階で、
作品の良し悪しが ほぼ決まると思います。
重要度で言えば、、
1位 塗装
2位 仕上げ
3位 形状出し
4位 プロポーション
5位 ディテール、、、?
なので ここまでを特に できる限り、
時間をかけて 思案し、取り組みます。

◎ディテール作業/筋彫り
→デザイン思案
→ガイド作成
→ケガキ彫り
→タガネ彫り
→カエシ処理
→ヤスリがけ
→削りカスの処理
→サフ時にチェック
→彫り修正
一本 筋を彫るだけでも 作業工程が多いです。

◎ディテール作業/プラ材
切って貼るだけと思われがち、、?
切ったパーツも ヤスリをかけます。
設置箇所を一旦 彫り込んでから貼ったり、
後付けディテールだけが パッキパキだと 浮いてしまうから、ヤスリで馴染ませたり、、

◎ディテール作業/その他、
市販パーツ、エッチングパーツ、、
なにかしらのディテールを加える時は、
土台と パーツ それぞれに処理が入ります。

◎パーツ洗浄粉
パーツを洗浄し、乾燥。

◎捨てサフ
サーフェイサーを 一旦 軽く吹いて、
傷チェック。
必要があれば 修正→捨てサフ の繰り返し。

◎本サフ
金属パーツがある時は、
プライマーを吹いてから、、
僕は だいたい 1000番サフで仕上げます。
サフを吹いたら、
ホコリや粒を 高番手ヤスリで 修正。

◎ラッカー塗装
エアブラシによる塗装。

◎クリア(光沢)
塗装後、、
以降の エナメル塗装の拭き取り、
墨入れや デカール作業がしやすいように、
クリアを一旦 吹きつけ。

◎エナメル塗装
塗り分けが必要な箇所、、
耐久性が必要のない箇所なら、
積極的に エナメルを吹きます。
アーマー裏、バーニアの塗り分け等。
部分塗装は筆塗りで。

◎墨入れ
エナメルを流し込み。
前項のエナメル吹き付けと 同時進行で。

◎デカール貼り付け
主体は 水転写デカールになります。
貼り付け後に、水分を拭き取り、
マークセッターを塗り、セッターを拭き取り。


◎光沢クリアの吹き付け
再度、光沢クリアを吹き付け。
次項の艶消し吹き付けの前に挟む事により、
シルバリング対策に。

◎艶消しクリアの吹き付け

◎仕上げ
クリアパーツ、レッドポイント、デカール等、
残りの作業。

◎完成
組み上げて 作業終了