自分はだいぶオッサンになるのだが、昔からの習慣で週刊少年誌3誌をいまだに毎週買い続けるという大人にあるまじき生き方をしている。
3誌というのは週刊少年ジャンプ、マガジン、サンデーの3誌。
先日とあることがあって、本当に楽しみにして買っているのか、惰性で買っていないかと、ふと考えてしまった。雑誌を応援する意味でも購入していたが、今現在も購入するほど価値を見出せているのかと言われると微妙だ。
とりあえず各誌で楽しみにしている漫画ベスト3でも考えてみて、どうしても続きが読みたいか考えよう。
■ジャンプ
1.ワンピース
無難過ぎてびっくりしたが、一番楽しみにしているのはやっぱワンピースだった。ただ読み方として、伏線がどうなってるのかなとか、最後のオチはどんな感じなのかな…みたいな読み方になってしまって、昔みたいにバトルに熱くなるような感じではなくなってるのが残念。
一番好きなのはvsアーロン編。このシーン好き。アツいよね。
2.逃げ上手の若君
松井先生の作品はネウロ、暗殺教室、そして本作とだんだん面白くなってきている気がする。面白い漫画は脇役が良いのが常だが、この漫画は特に敵も味方も好きになれそうでなれない感じの絶妙さが良い味を出している。キングダムもそうだが、一応史実があるので大筋が変えられない中、少ない情報を上手に肉付けして面白くしているのは凄いと思う。
3.ウィッチウォッチ
可愛げがある日常系の話は好きなので、例に漏れずこれも好き。内容的にはロボコも十分面白いが、絵が可愛いのでこっちの方が好き。
ウィッチウォッチはすごく好きになりそうなキャラがちょこちょこ出てくるが、話を重ねるたびに「うーん、そうでもない」となっていくのが逆に面白い。しっかりと人間味が出てくるからだろうなぁ…。
他にはゴルフ好きなのでグリーングリーングリーンズにも期待している。ライジングインパクトみたいな少年ウケする感じじゃないので難しそうな感じだけど頑張ってほしい。
アスミカケルも好きだったけど終わっちゃった。面白いと思う漫画がけっこうすぐ終わっちゃうのも、やっぱり自分がオッサンになってて感性がずれてきているからかも知れない。
ヒロアカも昔はかなり楽しんで読んでた方だが、いつのころからか何故か何やってるんだか分からなくなってついていけなくなってしまった。こういう長い漫画はやっぱりコミックスで定期的に復習しないと忘れてしまう。
そしてずっと意外に思っているのが「アオのハコ」。ジャンプの恋愛系の漫画ってだいたいお色気要素とセットなイメージだけど、これには全くそんな要素がない。個人的には少女漫画的な感覚なのだが、それが少年ジャンプでずっと人気で上位をキープしているのは不思議な感覚。女の子の読者も増えてるとかそんな感じなのかな。
お色気要素と書いて思ったが、今のジャンプってお色気枠みたいなの無いな。時代か?マガジンやサンデーにはあるんだけどな。
■マガジン
1.ブルーロック
正直個人的にはキャプテン翼みたいな必殺技がバリバリ出てくるシンプルなファンタジー系スポーツ漫画の方が好きだが、これはこれでアツい展開とリアルでも何か出来そうな感じが面白い。ただ毎話毎話キャラの横に名前が書いてあるのが気になる。初出やたまに出てくるキャラとかならまだ分かるが、主人公とかにまで書いてある理由がよく分からない。見りゃ分かるでしょ。何のための絵なの。さすがにコミックスでは消えてるのかな?
2.カナン様はあくまでチョロい
ジャンヌがめちゃかわいい。序盤はまだよかったが、あまりにも不憫な目にあい過ぎて不憫可愛いを通り越して普通に可哀想になったりしている。設定上どう考えてもカナンに勝てないが、ジャンヌもいい子過ぎるから報われてほしい。
かんなぎの懺悔ちゃんを思い出した。
3.青のミブロ
少年誌っぽくない気はするけど面白い。最近の芹沢のくだりなんか史実の解釈から捻ってあってかなり面白かったが、少年たちにも楽しめているんだろうか?ジャンプと違って載ってる位置で人気を把握できないから分からない。
その他は「赤羽骨子のボディガード」と「生徒会にも穴はある」も好き。「はじめの一歩」も基本面白いが、さすがにペースが遅すぎるので雑誌で読むよりコミックスで読んだ方が楽しめる。
■サンデー
1.龍と苺
面白さ的に果たしてこれが一位なのか?とちょっと思ったが、サンデーでは一番続きが気になる漫画はこれだった。最近の話はなんかぶっ飛び過ぎて先が気になる。ちゃんと着地点があるのかこれは…?
2.葬送のフリーレン
アニメもクオリティが高くて良い出来だと思うけど、漫画の雰囲気も良い。真剣にバトルしている時より、まったりした日常回の方が個人的には好き。良くも悪くもいかにもサンデーっぽく、間違いなく面白いのだが、何が面白いのか言語化が難しい。だから人に勧める時にどう勧めて良いのか分からず、「とにかく読んでみろ」としか言えない。
キャラではフェルン推しだが、もしリアルにいたら多分面倒くさくて嫌いっていうのが漫画の面白いところ。
3.レッドブルー
主人公最強系の爽快感のある漫画はコミックスで読んだ方が面白いが、こういうどっちが勝つか分からないタイプの漫画は雑誌・週刊で読んでも楽しめる。序盤は特に面白かったので、また面白くなってくることに期待。…このタイトルって飲み物の「レッドブル」と関係あるのかな。
サンデーには他にも「メジャー2nd」があるが、やはり主人公の能力値が微妙なおかげで試合も盛り上がらず、どう楽しんでよいか分からない。ここから先も熱くなっていくビジョンが全く見えない。前作メジャーはかなり好きなので残念。
他には「古見さん」と「魔王城」も安定した面白さでサンデーを支えている印象。「あおざくら」は序盤面白かったが、最近は若干マンネリ感があって飽きてきた。
今回雑誌を継続して買うか考えるきっかけになった「とあること」というのが「マガジンが売っていない」という出来事。近隣のコンビニ7店舗回ったがどこにも無かった。ジャンプとサンデーは見つかるのに、マガジンだけ無くてもう心底ゲンナリである。発行部数で言えばサンデーよりマガジンの方が多いはずなのに、なんでサンデーがあってマガジンが無いの?
本気で買おうと思えば本屋に行けば当然あるだろうし、通販という手もある。というかそもそもWEBで読める?
…だが、そこまでするか?と言われると微妙。7店舗も回っておいてこういうのもなんだが、この程度の情熱ならばもしかして購読をやめてもよいのかもしれない。
少なくともマガジンは1週空いちゃうし、ちょっと考えよう。やっぱりコンビニで気軽に買えるのが大事で、探しても無いんじゃ話にならないからなぁ…。
そもそも週刊少年誌の一角であるチャンピオンも買おうかと思っていたが、そもそも売ってないからやめた経緯がある。マガジンもその道を辿りそう。ラーメン屋でも食べ行って、ついでにマガジンが置いてないか見てみるかー。