黒島を忘れない | 大阪タイマッサージ、トークセン&教室バンサバーイ

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 黒島と言ったって、そんな島がどこにあるのか、ほとんどの方はご存知無い。


 検索すると、石垣島竹富町の黒島が観光スポットとして出てきます。

 が、近いけれど、その黒島では有りません。

 

 
 黒島は鹿児島県、薩摩半島から南西へ70kmの所に有る離島です。


 その昔、壇ノ浦の戦いで破れた平家の落人がたどり着いた島とも言われています。
 現在でも、日本の有人離島の中で船が毎日就航しない島は小笠原、鹿児島の十島村、そして黒島のある三島村の3つだけです。
 今でも、そんな状況ですが戦時中はもっと隔絶された島でした。

 2ヶ月に一度の定期船はアメリカ潜水艦に撃沈されて本土からも見捨てられた状態。島にはもちろん発電施設も有りませんし警察、医師も居ない島です。

 


 「黒島を忘れない」 は本のタイトルです。

   
 日本を、家族を、大切な人を守るために自分の命を捧げ、沖縄へ向かった若者。
 特攻機が知覧基地から飛び立って、この黒島上空で進路を変えて沖縄に向かうのだそうです。

 
 しかし、松ヤニなんかで作られたお粗末な燃料の機体ではアメリカ艦隊に到着する以前に、故障で引き返したり、海に落ちたり・・・

 
 この島に遺体で発見された人10人、幸いにも、この島の近くに不時着した人達6人が、それぞれ違う日に島民によって助けられます。

 
 それでも、ある者は手漕ぎの伝馬船で鹿児島に戻ったり、陸軍の潜水艦(正しくは潜航輸送艇)で九州に戻ったり・・。(陸軍が潜水艦を持っていたなんて驚きですが・・・)

 
 そして助けられた軍人と島民との交流は戦後も続いていくのです。

 

 「永遠の0」は小説ですが、これは実話です。


 後世の人たちにも是非とも語り継がれて欲しい話です。


 平成16年にはフジテレビのドキュメンタリーでやったようですが、全く知りませんでした。そのドキュメンタリーを撮った小林さんが書籍化中に志半ばで亡くなられ、奥様がその後を書かれて本になったものです。

 そして有志によって、その話を語り継ぐべく映画となります。

今年の夏には公開予定です。

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