昨日からテレビを賑わす水泳冨田選手の記者会見。
アジア大会期間中に起こった当初から不思議に思っていました。
彼には盗む必然性が無い。
彼が、最貧国出身の選手だったら、その高級カメラを盗んで国に帰って売れば、お金を稼げる動機にはなります。
しかし、彼は日本のサラリーマン。毎月の給料は約束された身分です。これが、そばに誰も居ない状況でカメラが置いてあったなら、そのまま持ち帰る可能性も無きにしも非ずです。
しかし、大勢の人の前で、わざわざ、そんな危険を犯してまでやる意味は全く有りません。
彼がカメラに趣味があるとしても、最高級品のカメラと言えど買えない金額ではない。しかし、彼はカメラに全く興味は無い。
不思議なのは、盗まれたカメラマン。本当にカメラマンなら、そんな高級品のカメラは命の次に大事なもの。
カメラそのものも大事だが、もっと大事なのは既に撮ってある写真。カメラは買いなおせるけれど、同じ写真は二度と取れません。そのデータが無くなるのが怖い。
そのカメラは、本体のみでレンズは着いていなかったようです。本当のカメラマンならレンズよりもカメラ本体が大事です。何本もレンズを持っているので、レンズを置き忘れたとかの問題は生じても、カメラ本体を置き忘れるなんて普通は考えられません。
写真を撮りに来ているのに、レンズだけでは写真は撮れないのです。
盗まれたと言う当のカメラマンは、その時に何処にいたのでしょう??
JOCの会見では富田選手がカメラをバッグに入れている様子が映像にはっきりと映っていたと、わざわざ会見まで開いて冨田選手の発言を否定しています。しかし、テレビ局が同タイプの監視カメラで撮影すると距離が離れていて明確な画像として見られないと言っています。
選手を守るべき立場のJOCが選手を貶めるような立場に立っているのも、なんだかな・・・
既に水泳選手として登録を抹消され、会社からも解雇された冨田選手。もし、彼が本当にやっているのであれば、お金のかかる弁護士をわざわざ雇う必要も有りませんし、恥の上塗りになる記者会見までやる必要も全く有りません。
彼は水泳選手としての近未来よりも、これから先の将来に向けて自分の名誉を回復したかったのでしょう。
韓国での裁判には、日本語を話せる弁護士を雇う必要も有り、1000万円くらいはかかるらしいです。
私が億万長者だったらスポンサーになってあげるけどなあ・・・誰か支持者は出てこないものだろうか。
先月、このニュースが流れた直後に中国のサイトに載っていました。
韓国で行われる国際大会中に、選手による盗難事件はこれで4度目だったか?他の国で行われる国際大会で選手による盗難事件などは発生しないのに、この国で行われると、こんな事件が起ると。