20178月に毎日新聞「毎日歌壇」(伊藤一彦氏選)に入選した私の短歌をご紹介します。

 

  説明がややこしくって言わないでいたら結局もっとややこし

 

  役割がある喜びを感じつつ子の宿題の丸付けしている

 

8月は、『あなたが世界を変える日 12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ』という本に出会いました。

(セヴァン・カリス=スズキ著、ナマケモノ倶楽部編・訳、2003年、学陽書房)

「伝説のスピーチ」を一部ご紹介します。

 

「絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのか、あなたは知らないでしょう。どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。」

「私の国でのむだづかいはたいへんなものです。買っては捨て、また買っては捨てています。それでも物を浪費しつづける北の国々は、南の国々と富をわかちあおうとはしません。物がありあまっているのに、私たちは自分の富を、そのほんの少しでも手ばなすのがこわいんです。」

「学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたたち大人は私たち子どもに、世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。たとえば、争いをしないこと 話しあいで解決すること 他人を尊重すること ちらかしたら自分でかたづけること ほかの生き物をむやみに傷つけないこと わかちあうこと そして欲張らないこと ならばなぜ、あなたたちは、私たちにするなということをしているんですか。」

 

1992年の地球環境サミットで、当時12歳の少女が6分間のスピーチを終えたとき、人々は立ち上がって泣いていたそうです。

それから25年、大人たちは変わることができたでしょうか。

 

8月は、環境社会検定(eco検定)の合格発表がありました。

受検のきっかけは、図書館でたまたま見かけた検定テキストが面白そうだったからです。

(東京商工会議所『改訂6版 環境社会検定試験(R) eco検定公式テキスト』2017年)

テキストによると、人間の活動がどれほど自然環境に負荷を与えているかを表す「エコロジカル・フットプリント」という指標が、日本は世界平均の約1.6倍であり、世界中の人が平均的な日本人と同じ生活をすると、2.3個分の地球が必要になるそうです(2008年時点)。

また、石油の可採年数は46年、石炭は119年という数字に驚きました(平成23年版環境白書)。

豊かな国で暮らす上で、考えさせられる数字です。

試しに受けた検定は、無事合格しました。

 

おまけ。今年の夏は、バナナムシをたくさん見かけました。

(バナナムシが乗っているのは、去年息子が学校で育てたホウセンカの子どもです。)

最後まで読んでくださってありがとうございます。

当ブログの次の更新は、10月上旬にしたいと思います。