番外編 短歌（2016）

「ぼうちゃん＠万能川柳」では、毎日新聞「仲畑流万能川柳」に入選した私の句を綴っていますが、今回は、昨年入選した短歌9首をご紹介します。
（毎日歌壇　伊藤一彦氏選）

一枚のティッシュ二、三度使ってた親の気持ちが今ならわかる

中古パソコン３年保証勧めてる店は三年後もあるだろか

下の子の話途切れたその隙に上の子話すさっきの続き　※

新聞を両手で見開きすることをお父さん読みと子は命名す

思い出の写真わが子と眺めてる今も思い出になるんだきっと

ウェブ検索慣れた若者まだ知らぬ答えに辿り着いた喜び

どこの店で買ったか問わず自転車を直してくれる地元のお店

経済が上向きだったあの頃の仕組みやり方疑いもなく

責任の所在曖昧になるように発展してきた複雑社会　※

（※の2首は特選）

当ブログの次の更新は、もし1月に仲畑流万能川柳に入選したら、2月1日頃に予定しております。