2020年8月26日

高橋和枝さんの
「くまのクリスマス」という絵本を読んだ。  



ネタばれになりますので、
知りたくない方は読むのをやめておいてください。




おとうさんぐまと、おかあさんぐまと、

こぐまの3人(匹)家族のお話だった。



12がつに  なった  あるひ

おとうさんぐまは  おもいました。

「クリスマスが  してみたいなあ」



くまたちは冬眠するので、

クリスマスを経験したことがなかった。


「ねえ。ことしは  うちでも  クリスマスを  してみない?」

おとうさんぐまが家族に言った。


軽いな…(^_^;)


家族は大賛成。



森からもみの木を持って帰り、

サンタクロース宛に手紙を書き、

プレゼントを入れてもらう靴下を編み、

ツリーに飾りつけをした。


でも本来なら冬眠している時期なので、

くまたちは眠くて仕方がない。


誰かが寝たら、

他のくまがつねったりくすぐったりして寝ているくまを起こした。



クリスマスケーキも作った。


「全然ケーキじゃないね」

と息子は呟いていた(^_^;)



「まだ  なにか  たりない  きが  する」


おとうさんぐまは首をかしげた。


足りないものはキラキラひかるあかりだった。


くまの家族は町のでんきやさんに行った。


「だけど  くまさん。でんきが  ないと  これは  ひかりません。

おたくに  でんきの  コンセントは  ありますか?」


もちろんくまの家にはコンセントがなかった。


「それなら」と

でんきやさんは  コンセントを  かしてくれました。


…と書いてあった。


「ん?コンセント?」と思ったら、

でんきやさんは自分の店のコンセントに延長コードをさした。


「これから  さきは  コードを  つないで  おいきなさい。

では  くまさん、よい  クリスマスを!」


みんなが延長コードを貸してくれて、

でんきやさんから山の上のくまさんの家までコードがつながった!



凄い展開!

何本もの延長コードをつないで電気を通すなんて!

斬新!

発電機とか貸してあげればすぐなのに!



無事電気が通り、

くまさんの家がキラキラになった。


電飾を眺めるくまの家族…


初めて見る電飾にワクワクしただろうなぁ。


「こういう  ときは  メリークリスマスって  いうんだよ」

おとうさんぐまがこぐまに教えてあげる。


とても幸せそう。


電飾を見た後は、

3匹でケーキを食べた。


でもケーキを食べてお腹がふくれたらみんな眠くなってしまった。


「ああ  もう  だめだ。

だけど、あしたの  あさは  サンタさんからの  プレゼントを  あけるのだから。

あしたの  ために  きょうは  もう  ねよう」


3匹はベッドに入って眠った。


目を覚ますと…


春真っ盛り!


サンタさんからのプレゼントはどうなったのか…


気になった方は絵本を読んでみてくださいね。



くまの家族がクリスマスを楽しむのを、

町のみんなが協力してくれて、


くまの家族もクリスマスを楽しむために色々と頑張って、


初めて経験できたクリスマス…


とても心温まる絵本でした。


「コードはどうしたんだろう…?」
と思っていたら、


あとがきのところに、


おまけ…

でんきの  コードは  クリスマスが  おわったあと  すぐに  でんきやさんが  かたづけてくれました。  

しんせつな  いい  ひとですね!


と書いてありました。


でんきやさんの絵が描いてあり、

吹き出しの中には
「あぶないからね!」というセリフが書いてありました。


スッキリしました(^_^;)



「おとうさんぐまがプレゼントを用意したらどうしよう…」
とドキドキしていたけれど、

おとうさんはサンタにはなりませんでした。

ホッとしました。


うちの息子はまだサンタクロースを信じているので…



本当にほのぼのとした素敵な絵本でした。


やっぱり高橋和枝さんの絵本はいいです!

大好きです!


是非読んでみて欲しいです!


今までに紹介した高橋和枝さんの絵本の一覧はこちらです。

どの本も良いですよ!!



今日は朝から仕事です!

頑張ります!


皆様、良い1日を!