本日1回目の投稿です。

内田麟太郎さんの絵本を紹介します。

☆☆☆

2020年1月16日

「ともだち  くるかな」
作:内田麟太郎 絵:降矢なな
(図書館の本なので、スタンプでバーコードをかくしています)

「おれたち、ともだち!」シリーズの2作目。


明日はおれの誕生日。

約束はしていないけれど、
きっとあいつは来てくれるはず…

そう信じて待っていたオオカミ…


でもキツネは来なかった。


昼が過ぎても、
夕方になっても、
夜になっても、

キツネは来てくれなかった。


寂しくて寂しくて仕方がなかったオオカミ。

「ばっきゃろー。なにもかもわすれてやる。
かおも すがたも こえも あしおともだ…」
そう思って眠りにつく。


次の朝 目が覚めると、
寂しい気持ちは残っているのに、

寂しい訳がわからなくなっていた。

「はらがへっているからじゃないか!?」

そう思って美味しい肉料理を食べたけど、
オオカミは寂しいままだった。

何をしても寂しさがなくならず、
「こころなんか、いらないぞーっ」
と叫んだオオカミ。


心をなくしてしまった。


キツネが誕生日プレゼントを持ってきてくれたけど、

オオカミは全然嬉しくなかった。


心を失っているから…


2匹はどうなったのか…

続きは絵本を読んでくださいね。


「おれたち、ともだち!」シリーズ、
おすすめですよ!

☆☆☆

余談

寂しい気持ちとか、
辛い気持ちをなくせたらどんなに良いことでしょう。

でも心をなくしてしまうと、

嬉しいとか楽しいという気持ちもなくしてしまうんですよね。

それでは何の為に生きているのかわかりません。


そもそも人は何の為に生きるのでしょうか?


昔、
「死にがいが欲しい」と言って生きている同級生がいました。

生きる意味が見つけられていないのか、

学校も休みがちでした。


高校生の時だったから、

「死にがい」という言葉にビックリしました。


「彼は 死にがい を見つけられただろうか…」


時々ふと、彼を思い出します。


でも、
「それも真実なのかな…」って気もします。


死ぬ時に、
「満足した!」と思う生き方ができたら、

最高に幸せなのではないでしょうか?


「死にがい」を求めていた彼が、

幸せになっているといいな…と、

心から思います。



今日も見に来てくださってありがとうございました!

☆☆☆