本日1回目の投稿です。

内田麟太郎さんの絵本を紹介します。

☆☆☆

2020年1月12日

「ともだちや」
作:内田麟太郎 絵:降矢なな
「おれたち、ともだち!」シリーズの1作目。


ある日、
キツネは「ともだちやさん」を始めることにした。

1時間100円でともだちになってあげる「ともだちやさん」。

クマが「ともだち」を買った。

キツネは食べられないイチゴを食べ、
シクシクするお腹を抱えながら200円をもらった。


そのあとキツネはオオカミに呼び止められる。

一緒にトランプをする。


お金を請求するキツネに、

オオカミは
「お、おまえはともだちからかねをとるのか。
それがほんとうのともだちか」
と問いかける。

オオカミは「ともだちや」など頼んではいなかった。

キツネとともだちになったのだった。


オオカミの一番大事な宝物をもらったキツネは、
嬉しそうに帰っていった。


とても心温まる良い絵本。


息子に読んでやったら、
道徳の時間に学校で読んだと言われた。

うん、
確かにこの本なら道徳で使えそう。


「おれたち、ともだち!」シリーズを全部読んでみることにした。

☆☆☆

余談

小さい頃の私は、

あまり何も考えずに友達を作っていたような気がする。


高校生くらいからは、

「あの子と友達になりたい!」
と思って頑張ってアプローチするようになった。


大人になった今は、

「友達って何だろう?」
とか思ってしまう。



「友達」って何だろう?

離れたらもう友達ではなくなるのだろうか?

大好きだった友達がいたのに、
今ではもう年賀状のやりとりしかしていない。

寂しいから年に1度、
誕生日にはメールを送っているけれど、
向こうから連絡がくることはない。

もう友達とは言えないのかな?

友達だと思っていちゃダメなのかな?


友達と知り合いの違いは何だろう?

どれくらい一緒にいたら「友達」と言ってもいいのだろう?

どれくらい仲良くなったら「友達」になれるのだろう?


ママ友は友達と言ってもいいのかな?

息子の友達のお母さんは「友達」とは言わないと思うのだけど、

頻繁に会ったり話したりするようになっても「友達」ではないのかな?

どうなったら「友達」なのかな?


中学くらいの頃も、

よくそんなことを思っていた。


「親友の名前を書きなさい」
なんてアンケートがあったりしたものだから、

「自分は親友だと思って名前を書いたのに、
向こうは親友だと思っていなかったらどうしよう…」
と悩んだ。


今は、
「相手がどう思っていようと、
自分が友達だと思えたら友達でいいか」
と思えるようになったので、
随分楽になった。


「友達」って難しいね…

「友達」って何だろう?



以上、余談でした。


今日も見に来てくださってありがとうございました!