本日3回目の投稿です。

場面緘黙症についてのマンガを紹介します。

☆☆☆

2019年9月22日

モリナガアメさんの
「かんもくって何なの!?
 しゃべれない日々を脱け出た私」を読んだ。


幼稚園に入ってから場面緘黙症になってしまった筆者の人生が描かれていた。

場面緘黙症とは、
家庭などでは話すことが出来るのに、
社会不安(社会的状況における不安)のために、
ある特定の場面・状況では話すことができなくなる疾患。

 幼児期に発症するケースが多いそうだ。

「話さない」のではなくて、
「話せない」のだが、
誰もそれを理解してくれなくて孤立してしまう。


筆者は不安を感じやすい気質を生まれつき持っていて、

そのせいで集団生活を送る時に色々な未知の出来事に人一倍不安になったり つまずきまくり、

そんな経験を繰り返していくうちに、
人と話したり誰かに見られる事に恐怖を感じるようになってしまったようだ。


悲しいことに、
筆者の家庭は「機能不全家庭」だった。

父親は仕事には行くが、
家庭は全く顧みず、
子供に無関心。

気に入らないことがあると突然怒鳴ったり、
時には暴力もふるう。

次第に家にお金も入れなくなり、
関係はどんどん悪化。

母親は「子どもを完璧に育て、よい妻・よい母でいなくては」という強迫観念に縛られている人で、
人前ではいつも笑顔で「優しく素晴らしいお母さん」を演じていたが、
実際は情緒不安定で宗教を心の拠り所にしていた。


学校でも家庭でも心が安らがない筆者。

読んでいて辛くて仕方がなかった。

幼稚園でも小学校でも中学校でもいじめられ、
高校デビューで頑張ったけどうまくいかず、
ずっとずっと苦しい日々…

そんな筆者がどうやって場面緘黙症から脱出するのか…


それは本を読んでください。

場面緘黙症というものがもっと沢山の人に知ってもらえるといいな…と思います。