本日3回目の投稿です。

2回目の投稿で「生と死」に関する本を紹介したので、
3回目も「生と死」に関するマンガを紹介したいと思います。

☆☆☆

2019年8月23日

小林裕美子さんの
「親が倒れた!桜井さんちの場合」を読んだ。


主な登場人物は5人。

73歳のお父さん
71歳のお母さん

42歳の長女は専業主婦で2人の子持ち。

39歳の長男はサラリーマン。

子供はいないけど、
奥さんは自分の親の介護で忙しい。

37歳の次女は独身の派遣社員。


ある日、
お父さんか脳梗塞で倒れてしまう。

病院からリハビリ病院に移った後、
お父さんは自宅に戻る。

リハビリは頑張ったけれど、
お父さんは介助なしで歩けるようにはならなかった。

高齢のお母さんが1人でお父さんの介護をしていたのだが、
お父さんは認知症も発症してしまい、
お母さんの負担が増える。

子供たちは交代で様子を見に行ったりしていたが、
自分たちの生活もあるので付きっきりで介護を手伝うことはできない。

そんな中、
お母さんが倒れてしまう。

お母さんに脳腫瘍が見つかり、
医師から余命半年だと言われる。

余命半年の母親と、
脳梗塞で体が動かない上に認知症も発症している父親を抱えて困惑する子供たち…

そんな家族の様子が描かれている。


とても現実的なお話で、
何とも言えない気持ちになった。

でもその現実は間違いなく目の前に迫ってきていて、
目をそらしていい問題ではない。

色々と考えさせられる本だった。