12・3の記録
あの夢のような1日をもう一度振り返ってみようと思う。
前日から夜行バスに乗って、早朝に等々力競技場近くの駅に着いた。
駅から競技場までは徒歩で15分くらいって聞いていたけれど、
道に迷ってしまいなかなか競技場に着かなかった・・・・
そしてやっと見えたのが、等々力競技場の特徴のあるあの屋根!!
「あった~!!!あれや~!!」
あの時に見たあの屋根が、そのまま思い出の屋根になるなんてね(笑)
私達が等々力遠征を決断したのは、1週間前のジェフ千葉戦終了直後。
いつものように万博競技場で、いつもの仲間たちと試合を見ていた。
でも、まさか・・・負けるなんて・・・・
9月から守り続けた首位の座を、明け渡した瞬間だった。
1人の友達が私に聞いた「等々力行きどうする?」
その時私の友達は、私にどうするのか聞くというよりも、私に同意を求めているように聞こえた。
「わかった、行くよ」
私がそう答えた瞬間、別の友達が夜行バスの予約の電話を入れていた。
そして帰りの飛行機の予約まで・・・・電光石火の早業で、等々力行きが決定してしまった。
とは言うものの・・・・不安がなかったワケではない。
だって他力なんだもん・・・
首位のセレッソとは勝ち点差1
たとえガンバが勝っても、セレッソが負けるか引き分けるかしない限り
ガンバの優勝はないのだ。
しかもさらに、勝ち点差1で、下にはレッズとアントラーズとジェフがいる。
11月のナビスコ決勝戦の東京、そして名古屋戦と
この一月間で、3回ものアウェイ遠征は、正直言って金銭的にもキツイよ!!
等々力に行ったところで、奇跡の逆転優勝なんてあるのだろうか?
今まで何回も、ガンバは優勝争いをしたことがあるけれど、
毎回裏切られた苦い記憶もある。
等々力に行ったガンバサポのほとんどが、ガンバの逆転優勝を信じていたかもしれない。
でも、私はそうじゃなかった・・・
優勝しなくてもいいから、だだ勝ってほしい!!
そう、ガンバの攻撃サッカーが見たい!!
アラウージョや大黒のゴールが見たい!!
選手が勝利に飢えているように、私も勝利に飢えていた。
ただ、勝ってくればそれで満足だ。
そんな気持ちで等々力競技場に向かった。
だから、正直、優勝するぞーみたいな気合は全くなくて、
いつも万博に行く時と同じような感じ。
等々力競技場には早朝から沢山のガンバサポーターが集まっていて、
みんな気合満々って感じだったけど、私は比較的冷めていたかもしれない。
試合が始まっても最初は座って見ていたし、
夜行バスで疲れていたせいもあって、とにかく眠かった・・・
て言うか、実は寝てた(笑)
そんな私の目を覚ましてくれたのはアラウージョの1点目のゴール!!
まじウトウトしてる最中だったもんで、ゴールの瞬間は見てません(爆)
決まった直後に起き上がってめちゃめちゃ喜んで、それですっかり目覚めました~
友達は携帯のJ’sゴールのサイトをちくいちチェックしていたので、
他の会場の情報は、ほぼリアルタイムで入っていた。
セレッソはリード、そして同点。「でかしたぞFC東京!」って思ったけど、
ガンバも同点・・・・
そして前半終了・・・
この時点で、2-0で勝っていた浦和が一番優勝に近かった。
でも、私の眼中には浦和や鹿島のことはなかった。
浦和や鹿島がいくら大量得点で勝っても、ガンバが勝ちさえすれば、
抜かれることはないのだ。
気になるのはセレッソだけ。
それに前半の試合を見ていて、今日のガンバなら勝てる!!
って信じることができた。
そして後半開始早々、いきなりセレッソ勝ち越しゴール!!
あちゃー、また先手取られた~
でも、まだ時間はたっぷりある。絶対にガンバは勝つ。
やった~宮本ゴール!!!ガンバ勝ち越し!!
だけど、セレッソもリードのまま、このまま終わってもガンバの優勝はない。
この時、友達がこう言った。
「大丈夫、FC東京は前半も同点に追いついたんやから、また点取れるって!
でも、あんまり早く取っても、また追いつかれるやん、だから終了間際に1点とったらいいねん」
確かに友達はそう言った。
今考えると、まるでその通りだ!!予想的中すぎる~
でも私は、友達の予想を信じることはできなかった・・・
「そんな、私らにとって、都合のよすぎるシナリオがあるわけないやん」
その後再び、川崎フロンターレに追いつかれたのが後半17分。
でもまだまだ時間はある。同点になってもガンバの勝利は信じることができた。
だけど優勝できるとは、この時点でまだ思えなかった。
こんなに冷静な私が、
やっぱり優勝したいっ!!!って思ったのは、ヤットのPKが決まって勝ち越した時だった。
これで勝てる!!って思った瞬間だった。
残り時間はあと10分ちょっと、ガンバの勝利は決まった!!
後は、FC東京がゴールさえしてくれればいいのだ。
その時点で私も、J’sゴールのサイトをアクセスしていて、何回も更新ボタンを押した。
ひたすら「FC頑張れ、FC頑張れ」って、
目の前のガンバよりも、FC東京を応援していた。
そして、後半終了間際のことだった。
さすがに、この時間はJ’sゴールもアクセスが集中していたらしく
何回更新ボタンを押しても、ビジーの表示。
その時、後ろから誰かが叫んだ!!
「セレッソ同点!!!!!」
ゴール裏のガンバサポーター席は、どよめいていた。
電光石火の大伝言ゲームが行われて、
すでに全員がそのことを知っているようだった。
でも、情報が正しいのかどうかわからない。J’sゴールで確認するまでは・・・
そして、また更新ボタンを押す。
「キターーーーー!!!セレッソ2-2!!!!」
そして、次の瞬間だ!
アラウージョ、ゴーーーーール!!!!
そしてサポーターが、なだれこむのを見た。
「アカン、アカンって、そんなことしたら優勝取り消しになるやん、早よ帰って~」
そこから、試合が終了するまでが長かったなぁ~
ガンバの勝利はトドメの4点目で確定したけれど、
セレッソがまたゴールしたら終わりだ。
「長居いつ終わるねん!!もお、早よ終わって~」
何度も何度も何度も何度も、携帯の更新ボタンを押し続けた。
そして・・・・・
やった~長居終わった~
セレッソ同点のままや~
優勝や~!!
そして等々力もゲーム終了。
人間って、嬉しすぎると泣きだす人(ツネさんタイプ)と、
喜びを全身で表現する人(大黒タイプ)と、2種類あるようだ。
私は後者。
うれしーーーい!
うれしーーーい!
うれしーーーい!
とにかく叫び続けた。
私達にとって、あまりにも都合が良すぎる劇的なシナリオ。
これが、本当にあったんです!!

