ああもうどうしたものか | 妊娠屋
物理意味不明/(^o^)\
早くMHP3rd出ないかなー

こういう時はインスピレーションを働かせてだな。

魔理沙の右手にはフライパン。施されたテフロン加工によって鈍く光沢を放つ。

「いやまいったな」

サンダルを買いに行ったつもりがどういうことかフライパンだけを携え帰路につく彼女はつぶやいた。

「あんたフライパンなんか持って何やってんの」

右手を水平に構えまじまじとそれを見つめる魔理沙にふと声が掛けられる。

「さあ、わたしが聞きたいくらいだ」

振り向くと同時にそのまま水平にフライパンが凪がれる。「ふぇぶ」声の主の巫女の首が飛ぶ。頭の切り離された胴体の首もとから血が吹き出す。血が柱のようになる。膝から崩れ落ちる。フライパンに血がこびりつく。
「何で持ってるんだろう」
転がった首にフライパンを叩きつける。頭蓋骨が潰れ脳味噌が飛び散る魔理沙の服が汚れる。さらにフライパンが血で染まる。
「何で持ってるんだろう」
血だまりを作る胴体に容赦なく振り下ろす。胸部が潰れ肋骨が飛び出る。肺に突き刺さる。首の断面から一度勢いよく血が吹き出す。それでも振り下ろす振り下ろす。背が潰れる。破れた脇腹から腸がはみ出す。フライパンが汚れる。振り下ろす。腸が飛び出る。振り下ろす。腹と背がくっ付く。振り下ろす。フライパンが汚れる。どんどん原型を失っていく。
「そういえば何でフライパンなんか持ってるんだろう」
巫女だったものの腰から上がペースト状になった頃に魔理沙はふと我に帰った。
「あなたは食べてもいい人類?」
唐突に妖怪から声を掛けられた。
「何でフライパンなんか持ってるんだと思う?」
そう言いながらフライパンの底面を真横から薄闇から覗く妖怪に叩きつけた。妖怪の頭が吹き飛び消える。
「なあどうしてなんだ。」
崩れ落ちる前に妖怪の胸部をフライパンで突く。力ずくで開けられた穴は歪な形となり、妖怪をぶら下げたそのまま今歩いてきたと思われる麓への道を駆け下りる。
「一体なんでフライパンなんか持ってるんだろう」
誰にともなくつぶやく。すれ違いに出会った妖怪の首を叩き潰す。フライパンにべっとりと緑色の髪の毛がへばりつく。
「なんでフライパンなんかー」
麓に辿り着くが勢いはやまない。人通りの多い場所にくる。
「なんでフライパンなんかー」
血まみれの妖怪をぶら下げたその腕でフライパンを振り回す。ぶつかった通行人の肉が削げる。悲鳴を上げる間もなく首が跳ね飛ぶ。噴出した血が地面を汚す。誰かが叫ぶ。その頭がつぶれ胴体にさらにフライパンが叩き込まれる。
「どうしてフライパンなんかー」
逃げ惑う人々に魔理沙は容赦なく一撃を叩き込む。いつの間にか腕にぶら下がっていた妖怪はちぎれてどこかにいっていた。ある小屋の戸をたたき壊す。
「おい教えてくれ。なんで私はフライパンなんてもってたんだ。」
白髪の教師が突然の血濡れの来訪者に驚く中、その寺子屋の一番近くにいた子供の頭にフライパンを振り下ろした。子供の頭が爆ぜる。頭骨が潰れる脳が飛び散るほかの子供に血と脳の千切れたものがかかる。その子供にフライパンを振り下ろす。潰れる。周りの子供たちが腰を抜かし、目に涙を浮かべて口をパクパクとさせていた。その顔に底面をたたきつけられ凹凸が消えた。同時に頭自体も消えた。
「おい!!!」
われに帰った教師が魔理沙押さえ込む。「お前何をやっているのk」何か言いかけたが途中で縦に振り下ろされたフライパンによって遮られた。びくびくと痙攣する体を蹴り飛ばす。半ばまで食い込んだフライパンを抜き倒れこんだ胴体に底面をたたきつける。口から盛大に血と未消化のものを吐き出す。裏返った眼球にそれが跳ねる。
「なぜなんだあー」
残った子供たちに適当にフライパンを振り下ろした。服に飛び散った汚れはもう目立たない。
小屋を飛び出し逃げ惑う人々に鉄槌を振り下ろしていく。振り下ろす。潰れる。振り下ろす振り下ろす人が潰れる振り下ろす人が潰れる。通りは血の海となりごろごろと頭や同の潰れた死体によって地獄絵図と化した。
「なぜなんだあー」
誰も彼女の無意味な問いに答えるものはない。知るかよと答えようとするものがいたが口に出す前に頭が吹きとんだ。容赦なくフライパンを振る。頭が飛ぶ。フライパンを振る。頭が飛ぶ振る飛ぶ振る飛ぶ振る飛ぶ振り下ろす潰れる振り下ろす潰れる人がいなくなる隣の町に向かう「なぜなんだあー」問う振り下ろす首が潰れる頭骨が潰れ眼球がすぽんと飛び出す視神経が糸をひく振り払う首が飛ばずへし折れるその胴体にたたきつける潰れるフライパンが変形してゆくそれを逃げるものの背中に突き刺す肉がえぐれ食い込むフライパンがさらに変形する「なぜなんだあー!」叫ぶ誰も答えない振り下ろす頭がひしゃげる突然背後から魔理沙の体を炎の線が貫く。傷口から肉体が炎上しだす。あっけなく崩れ落ちる最期に視界に移ったのはさっき叩き潰した白髪の教師を抱える蓬莱人の姿だった。
「いつまでも調子にのっているな。」

突然の衝撃に目を覚ます。どうやらベッドから転げ落ちていたようだった。
「なんだ・・・夢かよ・・・」
そのつぶやきに気が付いた朝食の支度をしていた金髪の少女は手元を休めることなく背部の主に声をかけた。
「おはよう魔理沙。まだ仕度は終わってないからもう少しまってね。」
少女の声にそうだなとつぶやく前に、彼女はその右手にべっとりと赤いものがこびりついたフライパンが握られていることに気づいた。


やはり真似事ではこの程度か(≧∇≦*)