みなさんどうもこんばんは！番長です！JPY！
レジェンドオブレガシーは絶賛プレイ中ですが
今週の木曜には決着をつけないといけないので・・・
ブログの記事は最後の最後に総括的なことを書きます
クリアできてもできなくてもですね
とはいえ今の進行状況ではかなり厳しいです・・・
弟もプレイしてるので話をするんですが
その感じだとラスボスまではなんとか行けそうです
あとは倒せるかどうか・・・うーん
というわけで今日は本について書こうと思います
前回予告したとおり
探偵ホウカン事件日誌 Zの悲劇 幕が上がるです
前回の本の記事からは1週間ちょっとなのでいいペースですね
・探偵ホウカン事件日誌 東直己
ちょっと前に・・・いやもうだいぶ前かな
とにかく映画化された探偵はbarにいるの作者の新刊です
この人の作品は肌に合うというか
どうも話の本筋以外の部分で楽しめる部分が多いので・・・
新刊が出たらまず間違いなく買っちゃうレベルですね
メインとなるシリーズが2つありますが2つともとても面白いです
さて探偵ホウカン事件日誌ですが・・・
主人公の法間さんは一風変わった方で
相手を褒めて褒めて褒めちぎることで心の壁を崩し
必要な情報を手に入れることの達人って感じです
そのため太鼓持ち＝幇間と名前の法間をかけて
探偵ホウカンというタイトルになってるわけですね
実際はノリマと読むようです
もともと心に壁を作ってる人から必要な情報を得るのはとても難しいはずで
たとえば警察小説では監禁に近いような訊問をして
恐れによって心の壁を崩してます
それから古代中国の説客は自説を各国の君主に受け入れてもらうために
まずその国のことをけなして君主をわざと怒らせ
それによって心の壁を崩して自説を披露したと言われています
またハニートラップみたいな感じで
性的な魅力でもってして心の壁を崩すという方法もあるでしょう
しかし中年の冴えないおっさんが
相手をほめちぎることで心の壁を崩すというのはなかなかないと思います
それだけでも十分ユニークだと思うんですが
相手が身に着けているブランドを見抜いて褒めちぎるとかっていうのは
実際どういう風に教養を磨けばいいんでしょうか
日々の暮らしすらカツカツの探偵が
そういう知識を持ってるのが不思議ですよね
なにか面白い過去を持ってそうな感じがします
小説は短編連作でいい話もあれば空恐ろしくなるような話もあって
法間さんのキャラクターさえ気に入れば
とても楽しんで読めるんじゃないかと思います
・Zの悲劇 エラリー・クィーン
ドルリー・レーンさんのシリーズの3作目です
XとYは同時期と言っていいくらいに起きた事件でしたが
Zの悲劇はYの悲劇から10年後に起きた事件が題材になっています
地方検事だったブルーノさんがニューヨーク州知事になっていたり
サム刑事が警察を退職後探偵になっていたりとなかなか面白いです
しかしXYとの一番大きな違いはなんといっても本編の語り口でしょう
サム刑事の愛娘であるペイシェンスさんの一人称で終始描かれています
XYと比べると
犯人に至る道筋が明快でなかったような気がします
最後の対決の場面でレーンさんが言うことはもっともだと思うんですが
XYのように一度読んでそういうことだったのか・・・
と気持ちよく思いを巡らせることができませんでした
もっともこれは僕の理解力が低いせいかもしれないですけどね
それにどうしても思ってしまうのが
最後に死んでしまったあの人を救う方法はなかったのかということです
ああいう風に決着をつけなければ
事件は最後までどう転んだかわからなかったのは間違いないんですが・・・
とにかく近いうちに最後の事件を読もうと思います
・幕が上がる 平田オリザ
帰省したときにコアなももクロファンである兄から渡されたものです
今度ももクロ主演で映画化されるみたいですね
期待してる人もかなり大勢いるのではないでしょうか
高校の演劇部を題材にした青春小説で
普通の女子高校生たちが演劇にのめり込むさまを描いています
普段あまり読まないジャンルの小説なので
楽しめるかどうか不安だったんですが・・・面白かったですね
主人公が2年の地区大会で敗退するところから始まり
3年が引退し部長になり
いくつかの出会いと別れを経て
1年をかけて自分たちの演劇を完成させていくっていう・・・
最後の舞台のシーンでは鳥肌が立ってしまいました
主人公は終盤で自分が表現したかったものを掴みとったわけですが
それはそのまま作者の平田さんが読者に言いたいことなんじゃないかと思います
たとえば人生に迷ってるような方がいたらこれを読んで
ひとつの指針にしてもいいんじゃないかなと思いました
というわけで今日はこのへんにしておきます
次回はおそらく水曜深夜に・・・いや木曜未明かなぁ
とにかくレジェンドオブレガシーの総括を書きます
そして木曜からはロストヒーローズ2ですね
本については今度は晩夏 ACT 屍者の帝国の3冊になると思います
副題を省いたのでどの本だよって感じかもしれないですね
それじゃあみなさんおやすみなさい！JPB！