最近読んだ本 その18 | どうもこんにちは 番長です

どうもこんにちは 番長です

本編の重大なネタバレはなしの方向で

みなさんどうもこんばんは!番長です!JPY!
今日はデモンゲイズで書こうかなと思ってたんですが
昨日はすぐに眠くなってしまったせいでほとんどプレイできませんでした
2周目に行く前にやっておきたいことをやって
2周目に入ったらどんなものかを確かめて
そのことを記事にしようと思ってたんですが・・・

というわけで今日は本のことを書こうと思います
以前は5冊ずつ書いてたんですが
これからは3冊ずつで書いていこうかななんて思ってます
おととしよりも本を読む時間、ゲームをする時間ともに短くなってるので
そうでもしないと本の内容すら忘れてしまいかねないんですよね

・潜入捜査 終極 今野敏
潜入捜査シリーズの完結編です
このシリーズは環境問題を食い物にするヤクザを
主人公が懲らしめるっていう完全な勧善懲悪的ストーリーが売りです
ヤクザの残虐さとそれを鮮やかにやっつける爽快感が
たぶん人気の秘密なんじゃないかと思います

これまで外国の労使問題や医療廃棄物問題、それに原発関連など
いろんな環境問題にからむ事案を解決してきましたけど
今回は廃棄物の不法投棄っていう
単純ながらありがちなところが題材になってました
過去5作と比べると多少地味な印象もありますが
派手なアクションシーンは健在ですし面白かったです

このシリーズって文庫で改題されてて
本来は聖王獣拳伝シリーズの
覇拳葬魔鬼ってタイトルだったんですよね・・・
時代のせいもあったんでしょうけどものすごいです

・雪虫 刑事・鳴沢了 堂場瞬一
新潟を舞台にした連続殺人を題材にした警察小説です
終戦直後の新興宗教を背景にして起きた事件に
家族と恋人とを俎上に乗せ料理するっていう・・・
いろんな要素がふんだんに盛り込まれた小説だと思いました

堂場さんの小説の魅力がどこにあるのかと考えると
僕は主人公の懊悩にあるんじゃないかと思いました
鳴沢さんにとってはとても厳しい事件で・・・
僕なんかには想像もできないくらいの懊悩ですね

・古傷 東直己
僕はやっぱりこの人の書く文章が好きですね
小説の本筋もさることながら
ところどころに出てくる必要なのか不要なのかよくわからない文章が
面白くて仕方なくなったりするんです

人呼んで「ホウカン探偵」法間さんが
大企業の会長さんから依頼を受けるところから話が始まり
それが思わぬ方向へと転がり始め・・・
っていうような感じの話です

個人的には事件云々よりも
主人公の法間さんと登場人物の会話を楽しむ小説じゃないかと思いました
ホウカンっていうのは幇間つまり太鼓持ちのことで
法間さんはとにかく会った相手を褒めちぎるんですよね
それがこの小説をとてもユーモラスにしています


というわけで今回はこの3冊ですね
僕が一番楽しめたのは3冊目の古傷なんですが
これが理解を得られるのかどうかはよくわかりません
登場人物のひとりと家事の話をするところがあるんですが
僕はそこで声をあげて笑ってしまいました
でもあそこも人によってはなにが面白いのって感じだと思うし・・・
笑いのツボだけは人によってちがうものですよね

それじゃあみなさんおやすみなさい!JPB!