私は56歳なのだが、この年になると仕事のいろんな点で差がついてくる。
その原因は何だろうか、とときどき考えることがある。

普通に考えれば、社会人スタート時の能力がほとんど同じだとすると、努力になる。
多分、細かいこだわりの積み重ねが大きな差になっているのではないだろうか。

年当り成長率1%の人と、5%の人がいるとして、20年過ごした後の能力は、それぞれ1.2倍、2.6倍になる。
毎年4%余分に成長すると、20年で倍以上の開きが出てしまうということだ。

しかし、個人の努力以外の部分が、実はもっと大きいのではと思う。

それは、成長産業にいたかどうかではないかということだ。

よくいえば、先見の明がある。
もしくは、運だと思う。