先の総裁選で河野太郎氏が敵基地攻撃論は昭和の産物だと言い自民党総裁候補としての見識が疑われました。

 

予算委員会で泉健太代表が質問に立ち、敵基地攻撃能力の保有に付いて、「1発や10発のミサイルで敵基地を攻撃しても相手から総攻撃の反撃を受けるだけ」やらない方がよいと発言しました。

 

敵基地攻撃力の保有は、「超高速で不規則軌道のミサイルで攻撃されると今の防衛システムでは防衛できない」と云う前提を踏まえ、如何に国土を守るかの国防の抑止力です。

泉代表の発言は、これらのことを知ってか知らずか分かりませんが、敵基地攻撃力を保有することで抑止力を持つという大前提を飛ばした話であり、また、それに代わる代案もない無責任な発言でした。

 

立憲民主党と自衛隊反対・日米安保反対の共産党が共闘した衆議院選挙で立憲民主党は、14議席を減らす惨敗となり、代表が枝野幸男氏から泉健太氏に替わりました。

代表が替わり安全保障に対する政策が変わるのではと少し期待していましたが、見事に裏切られました。立憲民主党は代表が交替してもお花畑政党のままです。

 

敵基地攻撃力の保有は、中国や北朝鮮から超高速で不規則軌道のミサイルで攻撃されると、我が国のミサイル防衛システムで防ぐ事ができないため、敵国が攻撃する前に相手のミサイルを叩ける能力を持つ事が攻撃を思い止まらせる抑止力となります。

相手国が我が国の反撃を恐れてミサイル攻撃を思い止まる抑止力となります。また、敵基地攻撃力の保有は、憲法の自衛権に於ける国防の範囲内です。