コミュニケーション | 若手→中堅銀行員のトホホな日常

若手→中堅銀行員のトホホな日常

 銀行員。髪はきちんと横分け、曖昧な笑みを絶やさないが本音は言わない。そんな銀行員だって本音があるんです。

 

 最近、この4月に入行される同業者の方からのコメントや読者登録が何人かありました。

 僕のこの拙いブログが少しでもお役にたてれば幸いです。


 そういった方たちのブログを拝見させていただいていると、みなさんよく勉強されているなあ、という印象です。

 僕が大学4年の今頃なんて、今のうちにできることをしておこう、と思って勉強なんかしなかった記憶があります。

 

 昨日の記事にも書いたように、僕よりも若い人たちは、入行した途端に覚える事が膨大になるかと思います。


 もちろん、そういった知識はとても重要です。

 

 しかしながら、僕は銀行員にとって知識よりも大事な事は、よく言われるコミュニケーション能力だと思います。

 

 このコミュニケーション能力とは何なのでしょう。


 いくら機械化が進んだとはいえ、銀行とお客さんはオカネを媒介とした信用で成り立っていると思います。

 であれば、銀行員はお客さんから信用されなくてはいけません。


 いくら知識が豊富でも、その知識を基にした発する言葉がお客さんに響かなければお客さんはその銀行員を信用してくれません。

 この響く言葉は、お客さんによって様々です。

 丁寧に説明することが、褒められることもあれば、逆に「しつこい」と言われることもあります。


 僕が思うコミュニケーション能力というのは、相手が何を欲しているのかをくみ取り、それを相手の望むであろう言葉で答えることができる能力だと思います。


 つまりは相手のサインを読み取る感性ということなのでしょうね。


 これはやっぱりある程度経験をしなくては身につかないのかと思います。


 僕も外回りに出始めたころはこのことがよく分からずにたくさんの失敗もしました。


 少し上からの言い方になるかもしれませんが、銀行員を目指す方、これから銀行員になる方は、たくさんの人と接してその感性を磨いて欲しいと思います。