私は東京に用事があることもあり、東京海上日動火災(マリン)の面接を東京で受けた。












東京の学生、早稲田大、慶應大、Marchの学生がどんな感じなのか見ておきたかった。













私はリクルートスーツに赤いネクタイ、ピチピチの白いワイシャツを施して会場へ向かった。













会場へ着くと、自分の名札と冷えてる午後の紅茶や緑茶のペットボトルが置いてあった。














暑い中歩いてきたので非常にありがたかった。
そして、就活生はあくまで企業にとってお客さまとして扱われていることに気づいた。





















時間になるとマリンのプロモーションムービーが流れ、タイに飲食店を開こうと考えた場合のリスクをグループで出し合うといったグループワークが開かれた。














面接はグループ面接らしく、グループディスカッションを行ったテーブル毎に順番に呼ばれた。















面接まで待機している間、各グループのテーブルに司会進行を務めていた人事部の方がやって来られ。
「今日はお越しいただきありがとうございます。
グループワークどうでしたか?何が疑問点ございましたか?」
と丁寧に聞いて回っていた。















大変好感を抱いた。













後にも先にもこんな丁寧に就活生を扱ってくださってくれる方はいなかった。
















人事の方が「何か疑問点はございますか?」











っという言葉に呼応して、テーブル隣の学生がスッと右手を挙げた。












「慶應大学商学部3年の◯◯です。本日は貴重なお話をいただきありがとうございました。
御社の自然災害時におけるリスク対応に関してなんですが、、、、。」















っとツラツラ話し始めた。


















引いてしまった。















と同時にこれがいわゆる模範的な就活生というやつなのか。と考えた。













グループ面接が始まった。

















面接官が
「まぁ、これはあくまでインターンシップの為の面接だから、本当にリラックスして受けてください。本番でもリラックスして受けて欲しいんだけどね。」













という言葉続けて











「じゃあ1人ずつ1分で学生時代頑張ったことを簡単に教えてくれるかな??」














と、入り口から向かって一番奥の席に座った人から順番に回答していった。













たしか「ケーキ屋さんでバイトしてて地域で売上をNO.1にした人の話。」











「一橋の演劇部で300人を集めて講演会を開いた話。」











など話していた。












私はダンスサークルで後輩の指導を頑張ったという取り留めもないはなしをお見舞いした。















一通り面接を終えたのち面接官がある就活生に聞いた。











「◯◯さんの話を聞いてどう思った?」












「!?」











指名された就活生は驚いた様子で、フリーズ状態になってしまっていた。












5秒間くらい沈黙があった後、何かを口にしたが、支離滅裂な話だった気がする。











面接官は優しく
「なるほどね。◯◯ってことかな?」
と纏めた上で

「私は皆さん単純にすごいと思いました。
私は。学生のころ部活もサークルも入らず、二留していて、どうしようとないやつでした。
就活も私たちの時代は学歴さえあれば大手に入れるような時代でしたから、とりあえず色々受けて面接通った会社に入れればいいやと思って入った会社が今の会社です。みんなが思ってるより当時は憧れて入るような会社ではなかったです。
だから1つの目標に向かって取り組んでいる皆さんが眩しいですし、そんな皆さんが弊社に興味を持ってくれたことが大変嬉しいです。
今頑張ってることを就活が本格的に始まってもずっと続けていって欲しいと思います。私もそういう人が好きですし、そういう人は我々の会社とご縁がなくても、絶対にいい結果が出ると思います。
また、次のステップに進まれる方は次の面接で、そうでない方も、今頑張ってることをさらに進捗させて新たなみんなに再び出会えることを楽しみにしています。」













そんな言葉で最後を締めくくった。














あ、熱い、、、、












私はマリンに惚れ込んだ。


就活支援相談課にいくと、ニコニコとしたおじさんが出迎えてくれた。















「今日はインターンシップに関する相談なのかな?」














「はい、前受けたところが落ちてしまいまして、なんで落ちたかよく分からなくて。」














「ちなみにどんなところ受けたのかな?」














「三井住友信託銀行です。」














「なるほど、面接?」















「はい、面接受けました。」














「どんなこと聞かれたのかな?」















「えっと、学生時代頑張ったことと、なんでインターンシップに参加しようと思ったか。」














「実際なんで参加しようと思ったの?」














「え?、、、就活する人ならいくもんだと思ってて」















「でも、就活生でもインターンシップに行かない人と行く人がいるよね。そもそも起業するや学問の道を極める人は就活すらしないよね。どうして就活をするの?」















「・・・・・」
「なんとなくですかね。」

















「うん。まぁそれは考えてもらうとして、インターンシップを志望する理由は色々あると思うんだよ。例えば、他の学生と比べて自分の現在の立ち位置がどの程度なのか知りたい。とか、その企業の◯◯の部分が知りたい。その理由は私はこういう経験をしてきて、そのインターンで知れると思うとか。」





















「は、、、はぁ。。。。。」















「また、具体的にESとかで悩むこととかあったら来てみてよ。」

















「あ、はい。」
















私は就活支援相談課を出た。















そして、疑問が湧いてきた。

















就活支援相談課の人ってそもそもなんの人なの??















あの人は、もともと民間企業の人事部の人だったのか?














ただの大学職員であればあんまり信頼できないよな。。。。。


















私の悪い性格が出てしまった。
















でも、、、、、、
















確かになんでインターンシップを受け、就活をするのだろうか、、、














そんなこと考えながら、私は東京海上日動火災(マリン)と三井住友銀行(SMBC)のインターンシップを申し込んだ。











別に金融業界の志望ではない。














ただ、名前を知っていて且つ日程の都合が良かったからだ。













あ、あと下着メーカーのトリンプのインターン面接もついでに受けた。







面接は学生2人に対して面接官1人の形式だった。

















私服で来てください。





と書いてあったこともあり、私服で行った。














面接が始まった















面接官から「今部活はなにをやってるの?」

「ゼミは?」














「へー、ぼくも学生時代経済学を学んでてさ。」














みたいな雑談をして30分が終わった。














「なんだこれは?」















「面接ってこんなもんなのか?」















一緒に面接を受けた男の子に















「話すの上手だね。ぼくなんて、緊張で全然話せなかったよ。。。。。」



















と言われた。

















たしかに私がメインとなり話していたが、















本当に普通に会話をしただけだった。














私は体育会系のダンスサークルと経営系のゼミに参加しているが、それを淡々と話しただけだ。















案外簡単なんだな。











数日後メールが届いた。









「先日はサマーインターシップの面接へお越しいただき誠にありがとうございました。
選考の結果◯◯様にはサマーインターシップへのご参加を見送らせていただくことになりました。
ご期待に添えることが出来ず大変恐縮ではございますが、弊社の業務理解を深めるセミナー等今後開催していく予定です。是非ご参加き頂けたらと思います。」












みたいな内容のメールが届いた。
















え?落ちたの?















なんで!?笑笑















謎に包まれた。















落ちる理由がないと思った。















しかし、受かる理由もないと思った。














でもはっきり感じたことがある。












このままだと多分不味いと。




















私は大学にある就活支援相談課に飛び込んだ。