【昨日日記】
象潟町を辞した後は「柳通り」を南下して「言問通り」を渡る。観音様の裏から西参道に入り「奥山お参りみち」に抜ける。
目指すは毎度おなじみの木馬亭。定例の「お笑い浅草21世紀公演」がはねた後のソワレで「久保新二3回忌」。

一昨年の5月に俳優の久保新二さんが亡くなった。その3回忌のトリビュート公演だ。800本以上のビンク映画、ポルノ映画に出演し「ポルノの帝王」と異名を取った稀代の名優だ。
久保さんのパートナー、浅草21世紀の花形女優・しのはら実加さんからお知らせをいただいた。「平日の5時開演?」「誰が行くんだよ?」「 俺だ!!」 と思って即、申し込んだ。場内は「俺だ!! 」思ったと思しき人たちが居並んでいた。空気、濃いなぁ。
最前列には久保さんの親友だった新宿タイガーさん。さっきは小屋の前でインバウンド観光さんに取り囲まれて写真を撮られていた。彼らはきっと三社祭の出し物だと思ったんだろうな。
開演5分前。前説のお二人。浅草21世紀座長の大上こうじさんとしのはら実加さん。

定刻に開演。定式幕が開いて司会も大上こうじさんとしのはら実加さん。

まずは久保さんが出演したアイドル映画「中野JK 退屈な休日」の久保さん出演部分をスクリーンでチラ見せ。

極悪なセクハラ校長役…ではなく、理解あるお茶目で優しい校長先生役。
続いて教頭役で共演したコメディアンのぶっちゃあさん。

生前、交流の多かったサスケさん。

それぞれが久保さんに捧げるオリジナルソングを熱唱。
そして久保さんが出演した膨大な出演作の中から名場面集をスクリーン上映。ここで思わぬ再会があった。
四半世紀にわたって連載された伝説的艶笑漫画の実写化作品「やる気まんまん」。

久保さん演じる「伝説の達人」の臨終シーン。それに立ち会うスーツのコワモテの男。それが昨日ご紹介した浅草象潟町の田原さんだった。そうか杉作J太郎監督作品だものね。杉作さんと田原さんは刎頚の友だ。
大トリは女優でダンサーの倖田李梨さん。妖艶に舞った。「薔薇の精」と「黒揚羽蝶」の早替わり。多分。

靴も脱ぎ捨てた裸足で何かに取り憑かれたように激しくダイナミックに舞う。

場内各所から「ゴクリ」と息をのむ気配。
脱ぎ捨てられた衣装が羽化した後の蛹みたい。

ちなみに倖田李梨さんは僕が愛してやまない映画「スモーキング・エイリアンズ」の主演女優。

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そしてフィナーレ。

愛に満ちたステージだった。ステージも客席もみんな久保さんが好きで好きでたまらない空気で満ちていた。企画者、出演者の皆さん、スタッフの皆さんお疲れさまでした。大好きな久保さんを思い出す機会をくれてありがとうございました。
僕は世代的にはジャストのはずなんだけどポルノ映画を見る習慣がなかったので、ビブリオ開業後に久保さんに初めてお会いするまで久保さんの映画を見たことはなかった。紹介してくれる人があって知り合い、意気投合した。というのは嘘で、久保さんのそのやさしさと器の大きさにすっかり僕は心酔した。
共に脳梗塞経験者として話もあったし、共に一滴のお酒も飲まないのに一緒にゴールデン街のバーに行ったこともあった。

久保さんの演芸ユニット「合笑組」のホームとしてくれたのをはじめ、いくつものイベントでギャラリービブリオを使ってくれた。

僕がマルチ商法のセールスウーマンにウザ絡みされたり、ややこしいネトウヨに逆恨みされて中傷されて弱っていた時も本気で心配してくれた。
ネットテレビの冠番組にほぼ唯一の素人ゲストとして呼んでくれたこともあった。
↑↑久保新二&しのはら実加「下町禁足地」にゲスト出演。 詳細は画像をクリック!
ほんの10年ちょっとの付き合いだったけど思い出は尽きない。嫌な思い出は一つもない。あの人懐こい笑顔と笑い過ぎて顎が外れそうだった喫茶店でのバカ話を思い出す。どういう内容の話だったかは思い出せない。つまり本当に面白い話だったということだ。久保さんは常に大真面目で冗談なんて言わない人。普通に話しているだけなのに笑い転げるほど面白かった。つまり、「天才」ってこういうことなんだなぁと毎回感心した。
今も残っている久保さんのFacebookのアカウントを見てみたら共通の友だちは130人。ほとんどが久保さんが紹介してくれた人で、現在親しく行き来している人もたくさんいる。いつも周りに人がたくさんいて「縁結び」の達人だった。
口癖は「だからね、みんなで良くなればいいんダヨ」。
楽しかったなぁ。もうあの日々は戻っては来ないけど、僕も久保さんに教えてもらったたくさんのことを大切にして生きていきたいと思った。
・・・もうすぐ開催・・・・
5月17日(日)
仮定の微熱
「新作ZINE《kq》 ノート リリースパーティー『kq Duo 上演会』」

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5月31日(日)
ジンタらムータの「お座敷 DE チンドン」

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2026年6月20日(土)〜6月30日(火)
「国立うちわ市2026」

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7月4日(土)
中川五郎×蓮沼ラビィライブ「歌を刻むⅡ」

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老生の昔語り。編集者時代に謦咳に接した作家の想い出について書いた「昔日の一葉」。

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