重要伝統的建造物群保存地区である青森県黒石市中町は、明暦2年(1656)に津軽信英(のぶふさ)が黒石津軽家を創立して以来、浜街道沿いの商家として栄え、交通の要所でもあった。

 

 

主屋の全面に庇を張り出し、日常の往来に供される「こみせ」と呼ばれる通路は、信英が町割をした時に作らせたものと言われており、人々の努力により連綿と保存されてきた。

 

 

「こみせ」が連続する町並みは現在でも希少である。

 

 

こみせの建物の一部が公園に整備されて、モニュメントが設置されている。黒石が戦前から輩出した作曲家が4人いる、明本京静、山田栄一、上原げんと、上原賢六だ。

 

 

公園には水路が張り巡らされ、花が植えられ夏の一抹の清涼剤。