ポテトめガネの創業者 亀ちゃんのブログ

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ポテトめガネの創業者が、ってまあ、私のことですけどね、
その私が日常で感じた事やメガネ業界に入ってからの奮闘記やら
いろいろと書いています。たまにふざけた事も書いてます。

【角島の鬼伝説】

 

第一章 『潮巻きの夢』

 

島戸の浜に立つと、海の向こうに大きな島が見えた。

晴れた日には、まるで手を伸ばせば届きそうなほど近い。

だが、その間を流れる潮は荒く、昔の手漕ぎの伝馬船では半日がかりだった。

 

「歩いて渡れたら、どれだけ楽かのう」

 

漁師の誰かが、何度目か分からぬため息とともにそう呟く。

島の向こうには“潮巻き”と呼ばれる恵み豊かな漁場がある。

そこに辿り着くまでの遠回りが、彼らの暮らしをいつも縛っていた。

島戸の漁師たちには、もう一つ頭痛の種があった。

長羽山(高壺山)に棲むという鬼たちである。

夜な夜な山を下り、生け簀の魚や畑の作物を奪っていく。

人々は怒りよりも、どうすることもできない無力さに疲れ切っていた。

 

第二章 『住吉の神の企て』

 

その嘆きを聞きつけたのが、住吉の神であった。

 

「よし、ならばわしが相手をしてやろう」

 

神は島戸の人々に、集落中の酒をすべて壺に入れて集めるよう命じた。

理由は告げられなかったが、人々は神を信じ、ありったけの酒を差し出した。

翌日、神は鬼の頭(かしら)を呼び出す。

 

「人の里を荒らすのは、もうやめてはくれぬか」

 

鬼の頭は笑い、首を振った。

 

「生きるためじゃ。やめられん」

 

そこで神は賭けを持ちかけた。

明日の一番鶏が鳴くまでに、島戸と沖の大きな島を地続きにできたなら、神への供え物はすべて鬼に与える。

だが、できなければ長羽山を去り、二度と人里に下りない、そしてお前たちの角を差し出せ。

鬼たちは勝ちを疑わなかった。

 

第三章 『酒と油断』

 

鬼たちは、俺たちの勝ちは当然だと、前祝いと称し、集められた酒を飲み干した。

壺は次々と空になり、やがて大半の鬼が地に伏すように眠り込んだ。

ただ一人、見張り役にされた若い鬼だけが起きていた。

仇名はハト。

力持ちだが気が弱く、仲間からは、お前は自分のことをワシというが、お前はワシではなくハトじゃろう、今度からお前はハトじゃ、と仲間から半ば馬鹿にされ仇名をハトと付けられていた。

 

――しまった。

 

ハトが気づいた時には、夜はすでに深く、時間は残り少なかった。

 

「起きてくれ! 早うせんと夜が明ける!」

 

叩き起こされた鬼たちは慌て、怒りをハトにぶつけたが、頭が一喝した。

 

「ハトを責めている暇はない。始めるぞ」

 

第四章 『ハトの知恵』

 

誰も地続きにするための計画を立てていなかった。

黙々と鬼たちが石を投げ入れるだけの作業をしている中、ハトが恐る恐る口を開いた。

 

「島までの真ん中辺りに大きな岩を投げ入れ、そこから陸と島へ手分けして石を投げ入れたら半分ずつ埋められます」

 

頭は目を見開き、うなずいた。

 

「よし、それでいこう」

 

先ずは、その大岩を投げ入れる役を名乗り出たのもハトだった。

鬼たちの中では気は弱いが一番の力持ちのハトは裏山の小高い丘を丸ごと抱え上げ、海へと投げ込んだ。

轟音とともに、島と岸の中ほどに新たな小島が現れた。

鬼たちは雄叫びを上げ、作業を始めた。

 

第五章 『届かなかった夜明け』

 

小岩は投げ続けられ、海は次第に浅くなった。だが、流れの速い場所だけがどうしても埋まらない。

焦りの中、ハトは持ち上がらぬ岩に挑み続けた。

頭の制止も耳に入らない。

ただ、役に立ちたい一心だった。

その時――

 

「コケコッコー」

 

闇を裂く声が響いた。

実は、住吉の神が、鶏に姿を変えて鳴いたのだった。

鬼たちは愕然とし、頭は天を仰いだ。

 

「負けじゃ……」

 

第六章 『約束の行方』

 

鬼たちは敗北を認め、長羽山を去ることになった。

頭は責任を取り、自らの角を差し出すから、みんなの角は勘弁してやってくれ、と申し出た。

そして、頭は

「これからは、人として生きて、今までのことを償いたい」と申し出た。

その願いを聞いた住吉の神は、その後、神社の守りを任せたという。

今でもその神社の山門の横には仁王像ならぬ赤鬼の像が立っている。

頭の角は住吉の神様が島に埋めた。

そして、住吉の神様に、鬼たちの新たな頭になれと言われたのは、ハトだった。

鬼たちは遠くの高い山、後に“鬼が城”と呼ばれる場所へ移り、それからは、人里に下りぬことを誓った。

 

終章 『名の残る海』

 

その後、島は“角島”と呼ばれ、海の中ほどの小島は“鳩(ハト)島”と名付けられた。

潮の引く浅瀬は、今も“海士ヶ瀬(鬼ヶ瀬)”として知られている。

そして長羽山(高坪山)と呼ばれるその地からは、今も壺が出土するという。

それが、あの夜、鬼たちが飲み干した酒の名残かどうかは、誰にも分からない。

だが、海を渡る橋の下で、波に耳を澄ませば、今も鬼たちの掛け声が聞こえるような気がするのだった。

ーーーーー

 

この後、遠くの高い山(鬼ヶ城)の鬼伝説につづく。

 

 

角島と島戸に伝わる鬼伝説を私が考えた新説を加筆して書き上げました。

 

【角島の鬼伝説】 

 第一章 『潮巻きの夢』 

 島戸の浜に立つと、海の向こうに大きな島が見えた。
晴れた日には、まるで手を伸ばせば届きそうなほど近い。 

だが、その間を流れる潮は荒く、昔の手漕ぎの伝馬船では半日がかりだった。

「歩いて渡れたら、どれだけ楽かのう」

漁師の誰かが、何度目か分からぬため息とともにそう呟く。

 島の向こうには“潮巻き”と呼ばれる恵み豊かな漁場がある。 

そこに辿り着くまでの遠回りが、彼らの暮らしをいつも縛っていた。 

 島戸の漁師たちには、もう一つ頭痛の種があった。 

長羽山(高壺山)に棲むという鬼たちである。
夜な夜な山を下り、生け簀の魚や畑の作物を奪っていく。 

人々は怒りよりも、どうすることもできない無力さに疲れ切っていた。


 第二章 『住吉の神の企て』


 その嘆きを聞きつけたのが、住吉の神であった。 

 「よし、ならばわしが相手をしてやろう」 

 神は島戸の人々に、集落中の酒をすべて壺に入れて集めるよう命じた。 

理由は告げられなかったが、人々は神を信じ、ありったけの酒を差し出した。 

 翌日、神は鬼の頭(かしら)を呼び出す。

「人の里を荒らすのは、もうやめてはくれぬか」

鬼の頭は笑い、首を振った。

「生きるためじゃ。やめられん」

そこで神は賭けを持ちかけた。

 明日の一番鶏が鳴くまでに、島戸と沖の大きな島を地続きにできたなら、神への供え物はすべて鬼に与える。 

だが、できなければ長羽山を去り、二度と人里に下りない、そしてお前たちの角を差し出せ。 

 鬼たちは勝ちを疑わなかった。 


 第三章 『酒と油断』 


 鬼たちは、俺たちの勝ちは当然だと、前祝いと称し、集められた酒を飲み干した。 

壺は次々と空になり、やがて大半の鬼が地に伏すように眠り込んだ。 

ただ一人、見張り役にされた若い鬼だけが起きていた。 

仇名はハト。 

力持ちだが気が弱く、仲間からは、お前は自分のことをワシというが、お前はワシではなくハトじゃろう、今度からお前はハトじゃ、と仲間から半ば馬鹿にされ仇名をハトと付けられていた。 

 ――しまった。 

 ハトが気づいた時には、夜はすでに深く、時間は残り少なかった。

 「起きてくれ! 早うせんと夜が明ける!」

叩き起こされた鬼たちは慌て、怒りをハトにぶつけたが、頭が一喝した。

「ハトを責めている暇はない。始めるぞ」 


 第四章 『ハトの知恵』


 誰も地続きにするための計画を立てていなかった。

 黙々と鬼たちが石を投げ入れるだけの作業をしている中、ハトが恐る恐る口を開いた。 

 「島までの真ん中辺りに大きな岩を投げ入れ、そこから陸と島へ手分けして石を投げ入れたら半分ずつ埋められます」

 頭は目を見開き、うなずいた。 

 「よし、それでいこう」

先ずは、その大岩を投げ入れる役を名乗り出たのもハトだった。 

鬼たちの中では気は弱いが一番の力持ちのハトは裏山の小高い丘を丸ごと抱え上げ、海へと投げ込んだ。

 轟音とともに、島と岸の中ほどに新たな小島が現れた。 

 鬼たちは雄叫びを上げ、作業を始めた。


 第五章 『届かなかった夜明け』 


 小岩は投げ続けられ、海は次第に浅くなった。だが、流れの速い場所だけがどうしても埋まらない。 

焦りの中、ハトは持ち上がらぬ岩に挑み続けた。
頭の制止も耳に入らない。

 ただ、役に立ちたい一心だった。

 その時――

「コケコッコー」

闇を裂く声が響いた。

実は、住吉の神が、鶏に姿を変えて鳴いたのだった。

 鬼たちは愕然とし、頭は天を仰いだ。

「負けじゃ……」 


 第六章 『約束の行方』 


 鬼たちは敗北を認め、長羽山を去ることになった。
頭は責任を取り、自らの角を差し出すから、みんなの角は勘弁してやってくれ、と申し出た。

 そして、頭は
「これからは、人として生きて、今までのことを償いたい」と申し出た。 

 その願いを聞いた住吉の神は、その後、神社の守りを任せたという。 

今でもその神社の山門の横には仁王像ならぬ赤鬼の像が立っている。 

 頭の角は住吉の神様が島に埋めた。

 そして、住吉の神様に、鬼たちの新たな頭になれと言われたのは、ハトだった。
鬼たちは遠くの高い山、後に“鬼が城”と呼ばれる場所へ移り、それからは、人里に下りぬことを誓った。


 終章 『名の残る海』


 その後、島は“角島”と呼ばれ、海の中ほどの小島は“鳩(ハト)島”と名付けられた。
潮の引く浅瀬は、今も“海士ヶ瀬(鬼ヶ瀬)”として知られている。 

 そして長羽山(高坪山)と呼ばれるその地からは、今も壺が出土するという。  それが、あの夜、鬼たちが飲み干した酒の名残かどうかは、誰にも分からない。 

 だが、海を渡る橋の下で、波に耳を澄ませば、今も鬼たちの掛け声が聞こえるような気がするのだった。 


ーー

この後、遠くの高い山(鬼ヶ城)の鬼伝説につづく。


みなさんこんにちは!

ポテトメガネの山本です。


今日は私がメガネについて、日頃思っていることをつらつらと書いてみました。

ーーーーー


『メガネは顔の真ん中に掛けるもの』


 メガネって、顔の真ん中にくるものですよね。  

服よりも、靴よりも、バッグよりも、まず最初に人の目に入る場所。 

だからこそ、メガネは「あなたのイメージ」をそのまま作ります。 

優しそうに見えるのか、知的に見えるのか、ちょっと遊び心があるのか。 

 メガネひとつで、印象は驚くほど変わります。 

メガネを選ぶ前に、眼鏡屋を選ぶ。

 実は、メガネ選びでいちばん大事なのは
**「どのメガネを選ぶか」より「どの眼鏡屋で選ぶか」**だったりします。

なぜなら、似合うメガネは
棚に並んでいる時点では、まだ完成していないから。

 顔立ち、雰囲気、仕事、服装、話し方。
そういったものをちゃんと見てくれる眼鏡屋で選んだメガネは、
あなたの一部みたいに、自然にハマります。 

見慣れたメガネと、似合うメガネは別物、 長く掛けているメガネって、安心感がありますよね。 

でもそれは「似合っている」よりも「見慣れている」だけかもしれません。

 初めて掛けたときに
「ちょっと自分じゃない気がするな」と感じるメガネほど、
実は他人から見ると評判が良かったりします。 

見慣れたメガネと、似合うメガネ。
この2つは、案外別物です。 


『メガネを替えると自分が変わる』


 メガネを替えた途端、
姿勢が少し良くなったり、服を選ぶのが楽しくなったり。
それって、外見が変わったからじゃなくて、
「自分を見る目」「他人からの見た目」が変わるからなんだと思います。 


メガネは気分もスイッチしてくれる道具です。 


『メガネは使い分けたほうが長持ちする』


 1本を毎日掛け続けるよりも、
数本をローテーションするほうが、実はメガネは長持ちします。 

負担が分散されるし、
その日の気分や予定に合わせて選ぶ楽しさも増える。

 仕事用、休日用、ちょっと遊びたい日用。 

メガネにも「役割」を持たせてあげると、
暮らしが少し豊かになります。

 靴やバッグは替えるのに、メガネはいつも同じ? 

服に合わせて靴を替える。

 シーンに合わせてバッグを替える。

 それなのに、
メガネだけはいつも同じって、ちょっと不思議だと思いませんか?
ファッションやTPOに合わせてメガネを掛け替えるだけで、
あなたのイメージは、確実にワンランク上がります。 


『メガネは視力を補う道具である前に、
あなたを表現する大事なアイテム』


 だからこそ「なんとなく選ぶ」より「ちゃんと選ぶ」。

 そのお手伝いができる眼鏡屋でありたい、
そんな想いで、今日もメガネを並べています。

 

といことで、

今日は日頃メガネについて思っていることを書いてみました。

まだまだ書きたいことはあるんですが、それはまた次回ということで…


最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。