自転車業界のマウンテンバイクの規格変更で、26インチから27.5インチ、29erへとサイズアップされ、競技車としての26インチマウンテンバイクは姿を消し、26インチ車は一部のメーカーのツーリング車、廉価な街乗りバイク、子供車ぐらいになってきました。
先日、予備のタイヤチューブ(26×1.75インチ 米式バルブ)とリムフラップ(18㎜幅)を取り寄せようと思って「サイクルベースあさひ」のサイトを見ていたら、何と両方とも無い!
これは、パナレーサーが製造中止したのかも知れないと思い、他店でまだ売られていたのを急いで取り寄せました。
左:パナレーサー 26インチ ポリライトリムフラップ 18mm
右:パナレーサー 自転車用 米式バルブチューブ 26×1.625~2.1 「H/E」
急いで確保したのは、ヤマト号のリムはパナレーサーの米式バルブに合わせてバルブ穴を拡張しているので、他のメーカーのバルブだとユルユルになるかも知れないからです。
米式バルブがなくなっても、英式にバルブ変換アダプターを付けるとか、元のフレンチバルブに戻す手もあるのですが、何れにせよ拡張したリム穴にフィットしないので、手持ちのチューブがなくなったらホイールを手組みすることになりそうです(それはそれで楽しみですが)。
ですが、まだまだメイドインUSAのリッチーのリムが大丈夫そうなので、今は使えるだけ使いたいと思っています。
26インチタイヤはまだまだ出回っていて、チューブも英式バルブとブレンチバルブはまだ出回っているようです。
私的には、取り回しの良い26インチHE規格はなくならないと思っていますが、米式バルブが品薄になるのは予想外でした。
同様に、26インチ用のリムフラップも、子供用とか廉価な26インチリム(シングルウォール)用の15㎜幅のリムフラップは出回ってますが、ダウンヒル系の丈夫なダブルウォールリムなどに使われる幅広の18㎜幅も品薄になったようで、併せて購入しておきました。
なお、幅広のリムフラップはシュワルベからも出ています。
それから、手持ちのワックスが無くなったので、エバーズのワックスを取り寄せて使ってみました。
エバーズ プラス ポリッシュワックス
同シリーズのエバーズ プラス ルブリカントのような芳香系の薫りを期待したのですが...随分前に使った、フィニッシュラインのテフロンプラス以来の強烈なケミカル臭w
私はワコーズのメンテルーブぐらいの臭いなら気になりませんが、このワックスはちょっと生理的に受け受けない臭いでした。
しかし、本来の塗装を保護し埃を付きにくくする効果に関しては、塗装表面がサラサラになるので期待できそうな感じです。
それから、これは送料をタダにする為に買ったのですが、リーズナブルなバイクハンドのニップル回しを購入しました。
左:バイクハンド JIS14/15用ニップル回し 車輪組み工具 レッド
右:ホーザン ニップル回し C-120
これまで、ヤマト号やシティー車やブラスニップル(#14)には、ホーザンの色々なサイズに対応する丸型のニップル回しを使ってきました。
このホーザンの丸型のニップル回しは精度は悪くはないのですが、長時間作業すると指が痛くなったり、使う溝をいちいち確かめるのが面倒だったり、慎重に作業しないとニップルの角を舐めやすかったりするので、#14専用のラバーを巻いたものが欲しいと思っていました。
私的には、「GP(ギザプロダクツ)」や「バイクハンド」ブランドの工具類は、リーズナブルな割には使える印象なので、このGPのニップル回しも期待しています。
因みに、ロードバイクのホイールのアルミニップル(#12)は、スポーク本数が少なくて高テンションかつアルミニップルでデリケートな作業が必要なので、パークツール SW-3を使っています。
ロードバイクの「きしめんスポーク」には、供回りしないように抑える工具もお約束ですね。
左:パークツール スポークレンチブルー・#12 SW-3
右:バイクハンド ブレードスポークホルダー YC-188
(余談)
私的には取り回しの良い26インチHE規格はなくならないと思っていますが、マウンテンバイクが26インチから、27.5(650B)や29er(ツーナイナー)にサイズアップした際、26インチのマウンテンバイクは市場から姿を消し、流石にタイヤやチューブの流通量は減ってくるだろうなと思っていました。
しかし、久々に通販サイトの各メーカーのマウンテンバイクを見てみると、国内メーカー(ミヤタ)や海外メーカー(シュウイン、メリダなど)から26インチのエントリークラスのマウンテンバイクが販売されていて復活の兆しがあり、この分だと26インチタイヤ&チューブもしばらく大丈夫なのかも知れません。
ホイールサイズが大きいとタイヤばかりかチューブの重量もバカにならず、29erならチューブレスタイヤでないと重くて仕方ないでしょうし、27.5インチでも結構重いと思うので、私なら26インチにします(もし、オフロードで使える100㎜トラベルの26インチ用フロントフォークが市販されていて、補修パーツの供給も大丈夫なのであれば...)。
26インチはホイール径が小さいので、タイヤが重くてもこぎ出しがさほど重くないです。
それに、街乗りしたり日本の山を走るのは、27.5インチや29erやよりも26インチの方が楽しいですからね(但し、クロスバイクとほとんど変わらない値段のマウンテンバイクのフレームやフロントサスペンションがオフロードで使い物になるレベルのものかどうか不明)。
因みに、サイメン飯倉氏が田舎の実家に置いて乗り回しておられるバイクも26インチのマウンテンバイクとのこと。
また、飯倉氏によると昨年、海外通販で26インチのリムが投げ売り状態だったそうです。
・飯倉の与太話2018/04
https://www.youtube.com/watch?v=9R5f5uA-wHA
・飯倉の与太話2019/10
https://www.youtube.com/watch?v=XOsBM1OoOhU