物欲のシルナイロン | bangmaoの部屋

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癒やし系の自転車ブログのつもりが、ご覧の通りの残念な状態に...。
趣味の自転車のほかアウトドアの話も少々。

物欲に負けて我が家にやって来た、アウトドア団子三兄弟

左から、
・SEA TO SUMMIT トラベリングライト ショッピングバッグ (25Lブラック)
・SEA TO SUMMIT トラベリングライト デイパック (20Lオレンジ)
・イスカ ウルトラライト ベーシックポンチョ(グリーン)

 

上の三つは「シルナイロン」と呼ばれる、30デニールのリップストップナイロンにシリコン加工された生地が使われていて、とても軽量で引き裂き強度に優れる特徴があります。
また、何れも「CORDURA(コーデュラ)BRAND FABRIC」のタグがありました。

 

 

まあ、アウトドアをやってる方ならよくご存じのことですが、バックパック(ザック)の荷物を整理するのに使うスタッフバッグも1枚なら軽くても、荷物毎に整理して入れると結構な枚数になり、コードロックの重さでさえ気になってしまいます。
また、重い荷物を長時間背負って歩くとなると、サイフの重量だって馬鹿にならないのです。

 

気持ちだけ若くとも身体の経年劣化は否めないので、「軽さ」をおカネでなんとかしようという目論見ですが、その延長でアウトドアだけでなく日常生活にも使える便利グッズのご紹介です。

 

 

<SEA TO SUMMIT トラベリングライト ショッピングバッグ (25Lブラック)>


重さは実測42g(カラビナなし)で、畳むととてもコンパクトになります。


広げるとこんな感じ。容量はカタログ値で25Lあり、カラーは全部で4色あります。

 

私はオフに外出する時は、容量4Lのショルダーバッグを持ち歩くことが多いのですが、サイフ、ケータイ、ティッシュやダイアリー帳などの他、350か500mlのペットボトルを入れてます。
しかし、何か買い物をすると小物ならまだ入りますが、少し大きいとさっそく困ってしまいます。

近所のスーパーでもかなりコンパクトになるエコバッグが売られているのですが、それでも畳むとそこそこの容積になるので、もっと軽量でコンパクトなSEA TO SUMMITのショッピングバッグが前々から欲しいと思っていました。

 

実際に使ってみると期待度売りの商品で、強度もかなりありそうで、本や牛乳パックなど角が角張っていても大丈夫そうな印象です。
ただ、取っ手の部分が大きめなので、小柄な女性や子供は手で提げると底が地面に擦るかも知れません。
その場合は腕を通して肩にかけて使えば大丈夫だと思います。

 

バックパッキングだと、テント内の荷物の整理に使ったりするのにいいと思います。
スーパーのレジ袋は、ガサガサ音がするのですが、街中と異なって静まりかえった自然の中では、夜になると遠くのテントのレジ袋のガサガサ音が聞こえて来るので、レジ袋はNGなのです。
同様に、山小屋の中でも消灯後は、レジ袋のガサガサ音はNGなのです。

 

 

 

<SEA TO SUMMIT トラベリングライト デイパック (20Lオレンジ)>


重さは実測78g(カラビナなし)で、カラーは全部で4色あります。


広げると表側はこんな感じ。

 

ペッタンコのままでは分かりづらいので、中身を詰めてみました。
容量20Lなので結構入ります。


このSEA TO SUMMITのデイパックは、ローディさんで出先で買ったお土産を持って帰るのに使う人がよくいて、畳めば背中のポケットにすっぽり収まるので、前々から気になっていました。
アウトドアや旅先なら、大きなバックパックをデポして、このバックに必要最小限の荷物を入れて行動するのに便利です。
また、山小屋で貴重品や身の回りのものを手元に置いておくのに便利そうです。


裏側(背面)はこんな感じ。


実際に背負って見ると、肩の外側で背負う感じがして、チェストストラップが無いこともあって、肩からショルダーベルトが外れそうな感覚が少し気になったので、ショルダーベルトを目一杯絞って使っています。
私は上半身XL(LL)サイズで、胸囲も肩幅も同じ身長の男性よりある方ですが、それでもショルダーベルトを目一杯絞って使っているぐらいなので、細身の男性や女性、撫で肩の方なら尚更だと思います。
超軽量の小型バックですが、体格のガッシリした大柄な方向きの感じがします(因みに、SEA TO SUMMITはオーストラリアのブランドだったと思います)。

 

 

これまで長年使って来た、ドイターのデイパック(容量12L)と比較してみます。

写真左:ドイター(D42058 ツアーEXP/914 :マンダリン×シルバー)


ドイターのデイパックと比べると、SEA TO SUMMITのデイパックのショルダーベルトの取付部分の間隔が左右に離れていて、これが肩のフィット感に影響しているように思います。
なお、SEA TO SUMMITの旧モデルは、使っている内にショルダーベルトがよじれて、肩に食い込んで痛くなるとのレビューが見られましたが、その点は改良されていると感じました。

 

それから、収納に関しては、ショッピングバックはそれほど窮屈な感じはしませんでしたが、ディバッグはかなりキツキツで、頻繁に広げたり畳んだりするのは億劫に感じられ、もう少しだけ収納スタッフバッグがゆったりとした方が良かったと思いました。

 

 


<イスカ ウルトラライト ベーシックポンチョ(グリーン)>

 

重さは実測254g(スタッフバッグ込み)で、カラーは全部で3色あります。

 

広げるとこんな感じ。


フードはゴムのドローコードを絞るようになっていて、両サイドはスナップボタンで留めるシンプルな形状です。

 

メーカーの説明によると、
「丈夫でコンパクトな最新のシリコン加工された30Dコーデュラ素材を使用し、ベーシックなデザインで仕上げた機能性に優れたポンチョです。レインウェアとしてはもちろん、全開して簡易タープとして使うことも可能です。非常用としての携行にも適したモデルです。」とのこと。

また、同じ素材を使った姉妹品(ウルトラライト シリコン ポンチョ)の説明書きには、
「お天気の良い朝にレインウェアの携行をためらった経験は誰しもあるでしょう。そんな時には、このウルトラライトポンチョが役立ちます。コンパクトになる30Dコーデュラ素材は小雨程度の雨には対応可能、簡易の防風機能もあります。」 とのこと。


私は、低山ハイキングぐらいしかしないので、雨が降りそうだったらまず行きません。
上下セパレートタイプの登山用レインウエアも持っていますが、低山だと暖かい時期はレインウエアを着ると汗だくです。
昔、ボーイスカウトにいた頃もポンチョしか使いませんでした。

 

雨が降りそうもない晴れの日に、レインウエアの上下を持ち歩くのも結構嵩張って重量もあるし、かと言って全く雨具を持たないのも無防備なので、何かいいものが無いかなと探していて見つけました。
これなら、万一、ビバークなんて羽目になっても心強そうです。
また、風が強いと傘は全く使いものにならないので、地震や台風など非常時の備えにもよさそうです。

 

 

なお、姉妹品(ウルトラライト シリコン ポンチョ)は、袖丈が短くて腕が濡れるのと、通常のベーシックな形状のポンチョの方が汎用性が高いと思って「ウルトラライト ベーシック ポンチョ」の方を選びました。
しかし、超軽量なので風が吹くとまくり上げられる感じがあるので、その辺りを勘案して、スキー用の寸胴のポンチョ形状の「ウルトラライト シリコン ポンチョ」が作られたのではないか?と思いました。
元々、万一の雨の備えで、低山を下山するまでの数時間の保険と割り切れば、寸胴型のウルトラライト シリコン ポンチョという選択もありだなと思いました。

 

 

 

(余談)
私の経験上、縫製製品に関しては中国製はピンキリで、縫製が雑だったり、使うと直ぐにほつれて来るような商品に当たってしまうことがありました。
一般的に縫製製品は中国製よりもベトナム製の方が良い印象で、ベトナム人は日本人同様、手先が器用だそうです。
だから、信頼出来るブランド以外は、中国製とベトナム製で選択の余地がある場合は、なるべくベトナム製を選ぶようにしてきます。

 

今回ご紹介したSEA TO SUMMITのショッピングバッグとデイパック、イスカのポンチョは中国製でしたが、縫製がしっかりしていて品質管理も良い印象でした。
他には、モンベルもよく使って来ましたが縫製や品質管理は良い印象です。

なお、SEA TO SUMMIT製品は実店舗に置いてなかったり通販でも品揃えが少なかったりしますが、総輸入元の「ロストアロー」の通販でも入手可能です(定価販売ですが5,000円以上送料無料)。