世界を震撼させた逸品がニューモデルに変わる | bangmaoの部屋

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癒やし系の自転車ブログのつもりが、ご覧の通りの残念な状態に...。
趣味の自転車のほかアウトドアの話も少々。

先日ポチった物が届きました。

 

「スノーピーク ギガパワーストーブ 地(GS-100)」です。

 

届いて早々、燃焼テストをしたので焼き色が付いてますが新品ほやほやです。

この小型軽量スト-ブが登場したのは1998年(平成10年)だそうで、今年から13g軽量化されたニューモデルが出ました。

 

私が買ったのは旧モデルの方でこれで2台目ですが、何故旧モデルにしたかと言うと、本体のガスの開閉を行うバルブ部分が円柱形のブラスでデザイン的にも優れていると思うからです。
全体的に角が無く丸みを帯びたデザインでゴトクを閉じて手で握ってもゴツゴツしないです。

 

ガスカートリッジに装着するとこんな感じです(使用イメージの為、手持ちのIP社のカートリッジを使用しています。)

 

私的には旧モデルのデザインは芸術品の域だと思っていますが、実用的な工業製品で芸術性を感じるものなどそうないと思います。
メーテル号のコンポのTIAGRA 4500系のシルバー色のディレーラーやブレーキも芸術性が高いと感じています。

 

もう一つの理由は、随分昔に買ったスノピのソロセット焚(SCS-004)というアルミクッカーを持っているからです。

 

この径が細い縦長のクッカーは3本ゴトクでは不安定で、最も相性がいいのがギガパワーストーブ 地です。

アルミクッカーはチタンよりも重いですが、熱伝導性が優れていて燃費がいいのと焦げ付きにくいのは大きなメリットだと思います。

 

ここのところ、VARGO(バーゴ)のチタニウムシェラ750という大きめのフタ付きシェラカップとプリムス P-114F(サクラ)ばかり使っていて出番が無かったのと、自転車乗り始めてからキャンプなどアウトドアする機会がめっきり減ってしまい、使う機会もそう無かろうと思ってファミリーでアウトドアをしている弟君に手持ちのアルミクッカーやチタンクッカーと共にギガパワーストーブ 地(1台目)もプレゼントしてしまいました。
まあ、弟君が帰省する度、不祥の兄に入手しにくい高価な酒を下げて帰って来てくれたお礼です。

 

当初はEPI QUO(クオ)かSOTO AMICUS(アミカス)にしようと思っていたのですが、レビューやネット情報によると、EPI QUO(クオ)は直噴型のバーナーが微調整が効きにくいらしいのと、SOTO AMICUS(アミカス)はガスカートリッジのバルブと本体ジョイント部分がIPやEPIのガスカートリッジのバルブとの相性が悪いようです(他メーカーは使用しないことが前提ですが...)。

 

今の内に買っておかないと旧モデルのギガパワーストーブ 地(GS-100)が手に入らなくなると思っていたところ、アマゾンで旧モデルが21%OFFだったこともあってポチりました。

 

一応、ギガパワーストーブ 地(GS-100)の欠点も記しておきます。
・バーナーヘッドが側面から炎が出る形状なので風にめっぽう弱い(別途、ゴトクに取り付ける風防が販売されています)。
・収納する際、火力調節つまみを少し緩む方向に回さないと収納出来ないので、閉めるのを忘れてカートリッジに取りつけるとガス漏れする。
・燃焼効率が、新しいプリムス P-115、EPI QUO(クオ)、SOTO AMICUS(アミカス)に比べると若干劣るようです。

 

私が気に入っている部分は次の通りです。
・外観のデザインもさることながら、燃焼している姿も美しい。
・4本ゴトクがしっかりしていて、縦長のクッカーを使用しても安定感がある(但し、鍋の直径14㎝まで)。
・火力調節つまみが長いのでクッカーから吹きこぼれそうになった際、咄嗟の火力調節に安心感があり、また、トロ火の調製も容易。
・炎が横向きに出てボンボリのようで、直噴型に比べて一点集中しにくいので焦げ付きにくいようです。
・直噴型に比べて火力調節つまみを緩めた際のガスの噴出がマイルドで、ライターの着火もスムーズ。

 

なお、イグナイタ-付きのモデルもありますが、ギガパワーストーブ 地(GS-100)に限っては、イグナイタ-無しでライターで付ける方が私的には味があっていいと思います。
このサイズの小型軽量ストーブのイグナイタ-は動作不良や故障しやすいのもその理由です。なお、SOTO AMICUS(アミカス)のイグナイタ-は点火が良好らしいです。

 

あと、ギガパワーストーブ 地で残念な点と言えば、以前はメイド・イン・ジャパンでしたが、現在はトランプ大統領に竹島で取れたエビを独島(ドクト)エビと言って振る舞ったメイド・イン・コリアだということぐらいでしょうか。

 

ご参考までに、BE-PALの「スノーピーク 地(旧モデル)」に関する記事を貼らせて頂きます。

・世界を震撼させた「スノーピーク」の最軽量キャンプ用バーナーは、いかにして生まれたのか? (「BE-PAL」より)
https://www.bepal.net/tool/gear/30708

 

 

 

(余談1)
ガスカートリッジは各社とも指定専用ガスカートリッジをご使用下さいと記されています。
また、製造上の欠陥が原因で事故が発生した場合、他社のガスカートリッジを使用していると「製造物賠償責任保険」の適用外になるので注意が必要です。

あくまで自己責任の上での話ですが、バックパッカーのシェルパ斉藤氏の本「ニッポンの山をバックパッキング」に、氏が使われているプリムス(P-153)とEPI(REVO-3500)の間では「じつは互換性があるなんて、決して本には書けない・・・・・・。」とコッソリ書いてありました。

 

私がメインで使っているのはプリムス(P-114F)ですが、私が試した限りではIPのガスカートリッジのバルブとギガパワーストーブ 地(GS-100)は相性が良かったです。
LPG(液化ブタンガス)のみでプロパン不使用のカートリッジでも、燃焼は綺麗なブルーで問題なさそうでした。

 

各社とも指定専用ガスカートリッジの使用が前提ですが、災害発生時やガスカートリッジを機内に持ち込めない飛行機での旅行先などでどうしても指定カートリッジが入手できない場合、自己責任ですが覚えておかれると良いと思います。

私の場合、プリムスのストーブの使用がメインなので、銘柄の異なるカートリッジを何個も保管するのは、万一の地震や火災とかの際にそれはそれで危ないと思うので、ギガパワーストーブ 地(GS-100)を選んだのはそういう理由もありました。

 

私的にはソロユースならリーズナブルなSOTO AMICUS(アミカス)が風に強くて風防が不要で、ゴトクもしっかりしいて好みなのですが、やはりストーブは専用ガスカートリッジの入手しやすから選ぶのが無難だろうと思います。
ガスカートリッジの入手しやすさは地域性があるようですが、関西では黄色いプリムスのガスカートリッジがやはり入手しやすいように感じます(ストーブ本体はやたら高価な気がしますが...)。

 

ソロでも条件が厳しかったり2~3名での使用なら、よりハイパワーで定番のプリムス P-153かEPI REVO-3700になろうかと思いますが、私的にはEPI REVO-3700の方がゴトクが丈夫で、収納時にゴトクを折りたたんだ状態での丈夫さも上のようなので好みです。

 

 

 

(余談2)
近頃、アマゾンがプライムなる有料会員サービスのフィッシングサイト化しているように感じるのは私だけでしょうか。気を付けて「通常配送(無料)」を選んだつもりが、誤ってプライム会員に入ってしまってました(これで二度目)。

今回は一ヶ月分の400円ポッキリでしたが、前回など一年分の3900円請求されてビビりました。また、すぐ解約手続きしたのですが、返金されたのは翌月のクレジット払いからの相殺になりました。

 

「通常配送」を選択せずに、プライム便の無料お試しを選択するだけでプライム会員に入ってしまうようです。

有料サービス利用前に解約すれば返金されるようですが、一々解約手続きするのは面倒なので、プライム会員に入るつもりの無い方はポチる際に気を付けられた方がいいです。