(その1から続きです)
引き続き尼崎市農業公園の花をお楽しみ下さい。
もう、おなかいっぱいです。
存分に楽しませて頂きましたので、そろそろ出発するとします。
猪名川(右)と藻川(左)の中州の最北端(伊丹市口酒井)
手前の橋は水道橋で、奥が神津大橋です。
ここから藻川左岸沿いの自歩道を南下します。
阪急神戸線の鉄橋付近。
宮園橋から鉄橋までの間は自歩道が途切れるので迂回します。
進行方向の景色
右手の対岸に見える高架は山陽新幹線の高架です。
藻川と猪名川が再び合流する中州の先端にある、「猪名川・藻川自転車歩行者専用道路 休憩施設」にやってきました。
さて、何処でブログ写真を撮ろうかと思い、「とのうちばし」のプレートをバックに写真撮影します。
この小公園は「山手幹線」の東端にあり、これまで何度も来たことがあるのですが、ついぞこのプレートに目を通すことはありませんでした。
左側のプレート(参画と協働の道づくり)
(文字起こし)
山手幹線は、阪神間の東西を結ぶ延長30㎞の都市計画道路です。阪神淡路大震災では、阪神高速道路や国道43号の交通が途絶し、山手幹線が未整備であったことから、避難、救助、消防活動や緊急物質の輸送に大きな支障をきたしました。
そこで、兵庫県、尼崎市、西宮市、芦屋市が連携し、震災復興の最重点路線に位置づけ、創造的復興シンボルロードとして整備を進めました。
右側のプレート(戸ノ内の鯉伝説)
(文字起こし)
川に囲まれた「戸ノ内」では、「鯉は神仏の使いであるから食べたり殺したりしてはいけない」と言う昔からの言い伝えがあります。
天平年間(約1250年前)、僧行基さまが諸国を順錫され、治田寺に参籠するため対岸の庄本まで来られた時、折悪しく洪水のため旧猪名川にかけられていた橋が流されてしまいました。
すると川の向こうから鯉が群れをなして集まり、その銀鱗で川の色が変わるほどでした。
行基さまは鯉の背に乗って川を渡り(鯉が橋となったため)、無事、治田寺に参籠することができました。
村人たちはこの光景に驚き、鯉を崇め、それ以降、川の上下18丁(約2000メートル)では鯉を食べたり、殺したりしなくなったと言うことです。(治田寺古文書、要旨)
しらなんだ。
今日、来て始めて知りました。
早速、橋の欄干にある鯉のレリーフをバックに記念撮影します。
さきほどのプレートを読まなければ、咲洲にあるバブルの塔(コスモタワー)や舞洲にあるチャーリーとチョコレート工場もどき(舞洲スラッジセンター)と同様、行政がまた税金を無駄遣いしてこんなものつくりやがってぐらいにしか思わず、立ち止まることはありませんでした。
いつもの定番コースですが、綺麗な花や新しい発見があって楽しいポタリングでした(本日の走行距離:26.08㎞)。
農業公園で花の写真を撮り過ぎて、ブログにアップするのに往生しましたヽ(゜▽、゜)ノ
(ご参考)
尼崎市農業公園(尼崎市ホームページ)