身内の話で恐縮ですが、一昨日から義母がバングラデシュに着てい

す。南アジアは初めてなので、初日は、空港からの道のりについ

て興奮して話していました!
(着いた日からダッカ市内では大きなデモが続き、今日はホルタル
 (ゼネスト)と義母には少し可哀想なのですが。)

「せっかく来たのだからここでしか食べられないもの!」というで、

昨夜はダッカ空港近くの「ドエルハウス」に行きました。


ここのオーナーのハンナンさんは、実はシャプラニールダッカ事務

元スタッフで、ボランティアとしてダッカにも滞在していたこ

ともある日本人女性と結婚し、その後10年近く大阪で暮らしていま

した。

そのため、日本語も上手(彼がベンガル語を話しているほうが不思

感じるくらい!)で、義母は挨拶した際に流暢な大阪弁での挨

拶に目を丸くしたそうです。
(わたしは遅れて参加したので、その様子は見逃しましたが。)

食事の最中、ハンナンさんから思いがけない話を伺いました。


20年近く前の話だそうですが、現在STEPが活動しているポイラ村

務所へ日本人駐在員を車で迎えに行った際、ギオールのバザー

ルで一人妊婦が倒れていたそうです。


破水しており、乳児の足が少し飛び出していて「逆子なのでこれは

大変!」ととっさに思ったそうです。


急いで女性を車に乗せてマニクゴンジの街まで走ったそうです。


しかし、マニクゴンジの街の病院では「手遅れでここでは手術でき

ない!」と言われ、次の街へ。そこでも先生がいなくて、次の病院

でようやく先生がつかまり、無事手術ができたとの事。

その後、ポイラ村の事務所に戻り駐在員に事情を説明したそうです。


「当時、ギオールで車はほとんど見かけることはなかった。あの時

 素通りしていたら、外国のNGOの車が助けもせずに素通りした!

 っ言われるだろうと思って、駐在員に確認せずに自分で判断し

 た。」

と。さらに、


「その後、ギオールでその話題はほとんどの人が知っていたから、

 やっぱりと思った。女性の家族には感謝され、あとで挨拶にも来

 られた。まだあの地域に住んでいるんじゃないかな~。」


と語ってくれました。


こういう一つ一つの出来事を経て、今の農村での活動があるんだな

あ~と実感してしまいました!!


美味しいベンガル料理とエピソードにお腹勿論心も満腹な夜でした。



追記 次にSTEPを訪問する際、古参のスタッフや村人にこのエピソ

ードを知ってるか尋ねてみようと思います。