昨日、私が通っている語学学校で午前中に教わっている先生から、突然、

「自分の夫が出演する朗読会があるのだけど来ないか?」と招待状をいただきました。


日にちを伺うとその日の夜とのこと。


ベンガル語が分からないのに朗読会!?とも思ったのですが、こんな機会でもないと

そんなところに行かないよなあ~と思い、行ってみよう!と決意。


事務所のスタッフで現在私のお世話をしてくれるトゥトゥールくんにその招待状を見せ、

「これに行きたいんだけど!?」というといつもニコニコ笑顔の彼は「OK!」と。

君も一緒に来てくれと英語交じりのジェスチャーで言うと(少し笑顔が困った顔になるも)

「じゃあ、交通渋滞があるから6時には事務所を出よう!」とのこと。


二人で日本でいうところの昔のオート三輪のようなタクシー(CNG)に乗り会場へ。

会場はダッカ大学近くの演劇を行うようなおしゃれなつくりの劇場でした。

(まだ地理感覚ができてないのと劇場名を忘れてしまったので詳細は後日。)

トゥトゥールも初めての場所だったようで、途中何人かに聞きながらようやく到着。


入ってみてびっくり!!

下北沢にあるようなわりと小さなそれでいてお洒落できれいな劇場なんです!!

「バングラデシュにもこいういうのがあるんだあ~!」とびっくり。


なかなか始まらない朗読会に隣のトゥトゥールは既に飽きたようで、貧乏ゆすりをく

り返していましたが、わたしは学生時代に何度か行った下北を思い出しながら開演

を待ちました。


ようやく朗読会が始まり、男性3名、女性3名が同じ衣装を着て舞台へ。一人がハル

モニウム(楽器)を持ち、たまに音楽を奏でる以外は、それぞれが自分の番になった

らスポットライトを浴びて朗読。途中全員での叫びに近い朗読もあり、約1時間で朗

読劇は無事終了。


案の定、私はまったく内容が理解できなかったのですが、バングラデシュの新たな一

面を垣間見れてただけでも来た甲斐がありました。


語学学校の先生と出演していた夫に挨拶をした後、劇場を後に。


っと、ここまで終われば良かったのですが・・・。


帰りに外に出てタクシーを捕まえようとするもなかなか見つからず、しかもタクシーが

来ても乗車拒否。笑顔が売りのトゥトゥールも顔が真剣になり、「大通りまで歩こう!」

との事。


しかし大通りでもいっこうにタクシーは捕まらず、15分ぐらい歩きシェラトンホテル前で

ようやくタクシー(これは日本でいう軽自動車)を拾い事務所へ。結局、予定よりも1時間

近く遅れての到着。


タクシーで横に乗るトゥトゥールの顔は「ほっとした!&疲れた!」というような表情をし

ていました。


トゥトゥール、わがままに付き合ってくれてありがとう!そしてお疲れ様。