大久保といえば、僕のホームグランド。
?
たぶん。
10年くらい前は、タイマッサージといえば大久保に行け!
と、言われるくらい大久保一筋だった。
大久保にさえ行けば何とでもなった。
数々の名店(迷店?)を渡り歩いていた。
それこそなんでもあれで、その日の気分で、こんなマッサージがいいなぁとなれば、すべてコントロールできた。
健全から、超絶技巧の匠マッサージ、空前絶後の快楽マッサージ、Gあり、Gなし、下口、上口(おいっ!下品だ。やめろ!)
その日の気分で使い分けが完璧にできた。
それだけの情報量を持っていた。
ここ一年くらい大久保にはいっていなかったかな?すばらく空いてしまった。
久しぶりの大久保。よしあんまり行かない店に凸だっ〜
ということで、プローイへ
『オニィサン、キョウイッパイ』
よしっ!OK、マンゴスチンだ!ゴー
『CLOSED』 、、、、、?
いやいや、、、序の口、序の口、、、サワディースパだ。見てろ逆転だ。
ママ『今日は終わり』
ぼく『。。。』
まだまだ、、よし、cozだ。突入だっーーーー
店『本日終了』
僕『ぐぅ~』
まさか、またナーリークラブ?
ぼくとナーリークラブの関係を今さら言う必要などないだろう。
ナーリークラブだけはもう決別しようと思うけど、いちおう行ってみよう。
僕『ピンポ~~~~~ン』
店『。。。。。。。。』
途方に暮れてしまった。大久保からの疎外感にアウェー感。
仕方がないので、近くのネパール料理店で食事をしに店に入る。
日本人がいない空間。
ネパール人の男連中ばかり。
また、その男たちがイケメンばかり。。。。
酒のみながら、たばこのみながら、井戸端会議。ネパール語と多民族国家らしい、派生語まで飛び交い。
ぼくには全然わからない。
そして、訳のわからない楽器まで持ち出して演奏会。
言うて、僕は子供のころから多くの国に住んできた。6か国語を操れる。
自慢するわけはないが、社内でも語学の達人と言われている。
しかし、そのぼくにもわからない。ネパール語。
またもや、疎外感。完全にアウト。」
そんな疎外感に苦しめながら、美味しいネパールのお料理をいただき、敗北感とともに大久保の夜は更けていった。
そしてぼくはその暗闇に消えていったのだった。
最後の帰り道。人が一人やっと、通れるような狭い線路沿いの通路。
中頃で向こうから来た綺麗なおねぇさんとすれ違い。おっ、ラッキーと思ったその瞬間。『おえっ、ゲボッゲボッゲボッ』って目の前で名瀑が見れました。しゃがみ込むおねぇさん。上目使いでぼくを見て、もうひと滝。日本名瀑の鑑賞会でした。
踏んだり蹴ったりの一日が終わった。
そんなこともあるよねって話。