先日、とあるタイ人(ぼくの友人、ミスターX)から面白い情報を入手した。
都内のとあるマッサージ店でぼくが長年探していた嬢(絶世の美女、A嬢)が潜伏しているというのだ。
もちろん、そんなことをその情報提供者(ミスターX)に打診していたわけではない。
ひょんなことからこのミスターXとA嬢に戦慄すべき接点があることが明らかとなったのだ。
ぼくは秘密裏にこのミスターXに取り付き、A嬢の行方をそれとなく探っていたのだ。
以前、一度だけ対戦したこのA嬢がすこぶる遊ばせてくれるのに美人というのだからたまらない。
ところがこのA嬢、このあと忽然と姿をくらませたのだ。それ以来いくら頑張っても行方を発見できなかった。
その後、どうやら博多に行っていたことがのちに判明したが、その後の二、三手足りずに足取りを追えなくなっていた。
しかし、この絶世の美女A嬢は東京に戻ってきていた。
彼女は今年、不運にも在籍店2か所で摘発があり、職を失っていた。幸運にもレギュラーでインしていなかったので
身柄は大丈夫だった。
彼女の不幸はこればかりではない。
そう、コロナによる不幸も重なっていたようだ。
行き場所を失った彼女は、仕事もうまくいかずに焦っていたようだ。
新しくついた店では手っ取り早く客をつけるためにかなり危ない橋を渡っていたようだ。
都内だとやはり動きずらい部分が多いようだ。
世間の目もある。
都内にいるというだけで好奇な目にさらされる。
風評被害とでもいうのか?
12月だというのに客の入りが悪ければ実入りも少なくなうはずだ。
そこで彼女はなりふり構わずに『特別なマッサージ』をしていたようだった。
このところのコロナ禍では、むしろ都内での経済活動のほうが不利になってしまうようなこともあるようだ。
さて、情報の店に来ていた。
入店すると、すぐにママと思しき女性に対応してもらう。
胸元が大きくあいたドレスだった。
それを見るだけで楽しかった。
しかし、ぼくの本当の目的は彼女ではない。
偵察で店内に入ったがこちらの手の内は見せたくない。
なので無用な質問はご法度だった。
お金を払い中に入ろうとする。
おそらくは、この胸の大きくあいた嬢が担当だろうと思っていた。
ふと、廊下の向こう側、つまり施術室と思しき部屋がある方向を見るとどうやらその先にシャワー室があるようだった。
その手前に暖簾がかけられておりその先は見えないようになっている。
その暖簾の下側に素足のムチムチの肌の露出した足が見えていた。
女性の足だった。
ぼくは、おそらく先客がシャワーに入っているのでそれを待っているのだろうと考えていた。
このときの僕の担当はお金の支払いを担当してくれた嬢が担当だと思っていた。
僕お目当てのA嬢はいないようだと思った。
情報収集活動などそんなもんだ。
一度ではわからないことが多い。
何度も通ってみないとわからないのだ。
一度で結論にたどり着くことなどありはしない。
そう思いながら、暖簾の先に入っていった。
すると、そのムチムチの足の女性とご対面した。
ビンゴだった。
大当たりだったのだ。
そればかりではない。
A嬢は僕の顔を見るとびっくりした様子を浮かべながらも平然を装い、『よろしくお願いいたします。』といったのだ。
つまり、A嬢ご本人が僕の担当となったのだ。
この続きはまた。
次回、衝撃の内容をすべてお話しします。