ディンデンは庶民の街です。しかし、これが平均的なタイ王国・バンコクの暮らしでもあるのです。およそ観光地ばかり歩いていると気が付かない、ありのままのバンコクの生活は、私達日本人の下町のそれと何も変わらないです。
(団地の中央部に飾られたミニ寺院・手入れされていて奇麗な祭壇がありました。)
 
どうも、観光客の行かない地域はぶっそうだとか、ディンデンは危険だとか言ってる30万人登録規模タイユーチューバーがいますが、まったくタイを分かっていないんだなあって思いました。やっぱり、しょせん観光住のユーチューバーの話はうわっつらだけを外国人の目線で語っているんだなって、実際に土着した暮らしをしてみて分かって来ました。
事実、犯罪や事件が起きているのは外国人の集まる繁華街です。
バンコク・サイアムパラゴンというショッピングモールで14歳中学生銃を乱射して2人死亡5人重軽傷の事件ですが、ここはバンコクでも訪問者が多い場所。事件事故犯罪も繁華街程多く発生するのは常識的な大人なら判断がつくと思います。
(団地の中央部・ゴミは落ちていない・奇麗に掃除されている)
 
スリや置き引き、バックの切り裂き、夜の店でのボッタくり、数え上げたらきりが無い。
 
先日は、ヤワラートという中華街近くの交差点で、赤いアウディが別の車を幅寄せして停車させ、スモークの窓を開けて銃を相手に向けていたのを彼女と供にこの目で見ました。白昼の事です。毎日のTVのニュースでも、喧嘩やいざこざで銃殺なんてニュースは見ますし、暴力沙汰ニュースは毎日特集の様に報道されています。
つまり、およそどこでも人が集まれば事件や事故はおこりうる訳です。そういった意味に於いて、ディンデンだけが特別危険というユーチューバーの無知(実際に行ったこともなく知らない「お母さんから聞いた(爆笑)」というお粗末さ)さが、彼自身と周辺取り巻きの発言の信ぴょう性を著しく下げてしまったという印象を私は持っている。やっぱり、ネイティブではないから、上っ面しか知らないんだなあって感じがしました。
 
タイのディープな一面も新聞や書籍で執筆している日本人(やはり奥様はタイ人女性)が居ますが、この方もディンデンに長く住んでいたそうです。ディンデンは、何故にそんなにも人々が集まるのか?勿論、ディンデンの様な街は、バンコク首都にはあちこちに存在します。マーケットが開かれ実店舗が軒を並べて、バイクタクシーやトゥクトゥクが多く待機している。
(団地下に店舗があってご夫婦で切り盛りされている。安くてボリュームあって美味い)
 
人々の生活がそこにあれば、おのずと需要が生まれ、供給が行われるなんて、当たり前の事ですね。そういった人々の暮らしが、庶民的な暮らしが、ディンデンを訪れると垣間見ることが出来て、実際に食事をしたり買い物をしたり出来る(ボッタくりや詐欺とは離れた感じがします)ので、わたしはディンデンという街が好きです。
 
確かに、地下鉄の駅などは近くにありません。この地域は路線バスが沢山走っていて、バイクタクシーやトゥクトゥクが庶民の足です。しかし、生活雑貨等もマーケットや周辺の店舗で大体揃うし、徒歩距離2キロ位でラマ9駅やフォーチュンタウンやセントラルラマ9等の大型ショッピングモールなどもあります。
 
さて、前置きはこの位にして、近くで働く人々やここに住む方々で賑わう食堂をご紹介します。団地の一階部分にあるこの地域の人気店です。昼頃は人でごった返している時もある店です。
カオパット(チャーハン)は55バーツ(230円)で海老は7匹入っていた。二人で分けて丁度感。
量たっぷりのトムヤムクンは辛さを言えば調整してくれます。70バーツ(280円)
水はミネラルウェーターを使用していますので飲んでも大丈夫。自分でコップに氷を入れて水を注ぎます。ティシュはトイレットペーパーを代用。
団地周囲は、個人の食堂が何軒も並んでいます。ベトナム風料理店もありました。あの生春巻き系は結構美味いですよ。
朝と昼時は食事をする車で一杯になる道路。
3615 Mit Maitri Rd, Din Daeng, Bangkok 10400 タイ
グーグルで食堂やレストラン等と検索しても一切出て来ません。ここは観光客がまったく来ない地域だからです。私もグーグルには登録はしません。いくつもの店がありますが、全て価格は壁掲示かメニュー表があって注文出来ます。

赤線を引いた辺りにはズラ~と食堂店が並びます。赤ポイントはこの紹介の団地の下にある店舗の位置です。車なら食事の時間帯だけ路駐出来ます。(※自己責任・しかしここで駐禁を切っているのを見たことはありません。彼女もここは大丈夫との事。あくまで店前に食事中だけ停めるなら。)

 

あと、団地並びすぐ隣にモスクがあって、ここでも安くあちらの本物のお味で食事が出来ます。いつか紹介します。誰でもお食事OKとの事です。

 

最後までありがとうございました。