タイに移住すると決めて、普段の足はバイクにしようと思っていたが、彼女は車を持っているので買う必要がなくなった。しかし、ガソリン車のカムリ。装備は立派なのだが燃費は良くない。

私自身はタイ移住迄、日本ではプリウス30~50に乗っていたので23キロ~26キロ程度の高燃費で走っていた。少々踏み込んでも20キロ程度は走るプリウス。買い替えるべきか悩んでいると・・・。

そんな時に義理の弟が新車を購入して、次の休みには納車されるとの事で一緒にトヨタに出向くことになった。

タイの納車日はお祝いである。あの交差点で停まるとどことなくやってくる寄付の際に買う花束飾りをいくつも買って、



これに現金を挟んで首飾りにした物を、購入者にプレゼントする習慣があるのだ。大体ひとり1,000バーツ予算。




突然に1,000バーツ没収された・・・。私にとっては、イミフな強制プレゼントなのだった。

で、家族写真を撮って儀式終了。しかし、その価格がビックリである。

高い!高すぎる!

義理の弟が買った車ではないが、参考までにTOYOTAに貼ってあった車の価格写真。これら、バーツ表記なので4倍した価格が車両本体価格です。


アルファードなんか1,800万じゃないの。



しかしまあ、新車価格の高いことに驚く。トヨタは人気車で高いのは解るが、日本の価格と比較して下さい。

で、中古車はどうかと思ってWEB検索すると・・・。
街で見かける中古小型の車でこの価格。くどいけど4倍して計算してね。


中古のプリウス30は・・・。






こんなにするのです。

タイで走っている車の殆どは日本車です。乗用車も多いけど、そこは自営業者の多いタイですから、ピックアップトラックが多い。フォードなどのピックアップトラックは見かけますが、比較的安く買える日本製のピックアップも、いすずや三菱が沢山走っている。トヨタブランドは高いですからね。

そして皆さん奇麗に洗車して大切に乗っている。タイで見かける車はみんな綺麗ですよね。(営業車を除く)

世界的には日本円換算月収で20万を超えると生活水準が高いとされるデータをどこかで見たような・・・。高いっていいますか、車や住宅を購入する人口割合が上がるって話。

でも、これら中古車のページを見ると、日本円100万程度の車を高い金利で5年~7年ローンとかで売ってますよ・・・。大丈夫かいな・・・。

元本369,000バーツ(1,540,00円)のこの12年落ちの古いプリウスを例に金利の高さを明らかにしますね。

毎月8,566バーツ(35,912円)を60回分割(5年)で支払い総額は513,960バーツ(2,154,745円)
毎月7.379バーツ(30,936円)を84回分割(7年)で支払い総額は619,836バーツ(2,598,623円)

これ5年分割ローンの金利は、実質金利13.5%ですよ。
更に7年分割ローンの金利は、実質金利16.237なのよ。

ローンが払えなくて手放すマンションや一軒家の話、車の話はよく聞きますが、平均年収の低い方が見栄でかっちゃうケースがあるようで、これも成長期のタイの実情ですね。

なんつって、バブル期にマーク2の3リッターグランデを新車で購入した時は、トヨタディーラーローン10%近い金利でしたよ。何とか3年で全部で払いきりましたけど。あれは高かったなあ。

まあまあ、つまりその位経済成長しているタイなのです。だからこそ、年金一本で移住はやめた方が良いのです。話がまた逸れた・・・。m(__)m

あ、そうそう、何でか知りませんが、古い中古車は、どれも内装が安っぽいのばかりです。ビニールシートのあれです。外観も装備も同じように見えますが、シートが日本製の場合は布製もあるでしょ?それがどういう訳かビニール製の安っぽいタイプばかりでした。

オプション類が少ないってのは、良く聞く話です。日本国内の様に対応可能な工場がなかったり、ディーラーオプションが殆どなかったりです。

義理の弟は現金一括で購入でしたけど。しかし、金持ちだなあ・・・。

追記:「タイのトヨタ」
日本とまったく違いますね。店に入ってもあいさつも無い。日本なら明るく優しい面持ち笑顔でご用件は?みたいに聞かれますが・・・。コーヒー等のお好きなドリンクを用意され、おしぼりも厚め。

あれあれ・・・微笑みの国タイ王国じゃなかったのか・・・。

そう、微笑みの国タイ王国を感じられるのは、商売の店のみななんですね、これが実際。

彼女も言いましたよ。「それ、誰が言ってるの?微笑みの国タイ王国・・・(笑)実際はどうかな~!」と。「タイ観光庁と日本の観光庁がグルに成って・・・そいで・・・ゆ~てますがな・・・。」

彼女はタイ王国で1、2を争う大学を卒業して勤め先は国家機関の某本庁の公務員で管理職。嘘の無いそのままのタイを教えてくれます。

観光や風俗の世界では当たり前のようですが、そうそういつもどこでも笑顔でいる訳もない。

トヨタは、カウンターに二人が着座し、従業員同士で何やら楽しそうにお話しています。
そう、これも在りのままのタイ王国なのだ。

最後までありがとうございました。