安いなあって感じたのもタイに暮らして数か月すると、お値段以上の味や質を求めるようになった。好きな味付けが徐々に増えてきて(知るようになって)、彼女が色々なタイ料理を買ってきてくれるので、これは結構楽しみである。実に豊富な種類があるんです。

その中でも私が大好きな料理のひとつ、トムヤム味について記して置きたい。

トムヤム 概要ウィキベディアより抜粋引用
唐辛子による辛味、タマリンドやマナオ(メキシカンライム)などによる酸味、そしてレモングラスやバイマックルー(コブミカンの葉)などによる香りが特徴的なスープ。

料理名はタイ語で「エビ入りトムヤムスープ」を意味する言葉で、トム(ต้ม)は「煮る」、ヤム(ยำ)は「和える」、クン(กุ้ง)は「エビ」という意味を持つ。エビ以外の食材を用いていれば料理名も変わり、鶏肉であればトムヤムガイ(ต้มยำไก่)、魚肉であればトムヤムプラー(ต้มยำปลา)、イカであればトムヤムプラームック(ต้มยำปลาหมึก)となる[1][4]。

またココナッツミルクの有無により、こってりとして見た目も乳濁しているナムコン(น้ำข้น, nam khon)と、さっぱりとして見た目も淡麗なナムサイ(น้ำใส, nam sai)とに分かれる。前者はハーブ類による味付けがマイルドになる代わりにコクが増し、後者はハーブ類の風味と酸味が強調される[1]。

世界三大スープの1つとされるが、『美味しんぼ』の原作者である雁屋哲は、友人で食文化研究家の森枝卓士が広めたと主張している。ちなみに、後の2つはブイヤベースとフカヒレのスープとされることが多い[5](いずれかの代わりにボルシチが入る場合もある[6])。



そうなんだ・・・タマリンドも使っているんだ。発酵熟成したタマリンドは黒々してビーツの様な甘さっていうかコクがありますね。どの段階のタマリンドを使ってるんだろうか?

まあ、いいや。それで、このトムヤム味のスープは色々あるようです。有名なトムヤムクンは海老のトムヤム味で、もうこれは王道って感じのお味ですね。

レモングラスが苦手だという友人も居ましたが、私はこれも好きなので問題なし。むしろ、このレモングラスがあるからこそ異国情緒の溢れる美味さを堪能できる様な気もします。

タイの露店で買ったトムヤムガイ・鶏肉のスープ。大都市バンコクで30バーツだった。具はたっぷり。味付けも丁度いいし美味いです。
多分、チェンマイやチェンライなら20バーツ位か。

この袋が厚めで丈夫。ゴムの締め付けもプロ。なかなか外れないですよ。

これを器に移してレンジでチン!目玉焼きもトッピングしようっと!





こんな感じで極めて質素な一食が完成。卵は先日市場で買った1個あたり3.3バーツ。ブロッコリーもひとふさ20バーツ。タイ米は実家からの頂き物で炊くと香りが立つ。

いつも前日に結婚予定の彼女が翌昼間の分を買ってきてくれています。毎日、様々な料理が食べられて幸せです。日本じゃ、こうはいかないですね。総菜の種類は限られているし、どれも似たような品々。売り切るのに必死で、どれも一般的な標準的な回転率の良い総菜ばっかりで飽き飽き。それでいて食材があまりにも小さく少なくチープです。

対して、タイ王国さまは、タイ国内の各地の味が露店で売られています。このタイという国は、島国日本と違って、陸地で繋がった大陸の食文化が複雑に結びついて作り上げてきた食文化がそここに溢れているんですね。

何しろ個人商店の露店が殆んどのタイでは、安くて競合しない商品群が、所狭しと並んでいて、今日は何を食べるかな?って選ぶのにも悩むほど。

ボリュームも充分な一人前を20バーツ30バーツで数品買うと、もうこれは一晩では余るほどなんです。

これって贅沢ですね。食べるってとても大切なこと。

美味しいと感じ、満足のゆく食事をバランスよく楽しめるのが一番です。この点、ベトナムよりも数百倍優れて居ますよ。日本の数千倍優れた露店の食文化です。・・・と思って止まない、タイを知ってしまった59歳でした。

最後までありがとうございました。