タイで生産管理システム開発

■システム導入(お客様仕様に基づくテーラーメイド及びSAPパッケージ)

■工場管理コンサルティング


生産管理システム導入には、『生産管理の基礎・考え方』と『生産管理システム』を作れるだけの技術レベルの両方が必要です。ご相談は、電子メールもしくは電話にて、受け付けております。

電子メール:kadota@youandearth.com
電話: 089-203-5410 (タイ国内用門田携帯)


YOU AND EARTH SYSTEM CO., LTD.
Address :15th Floor, Unit 2B, Chartered Square Building, 152 North
Sathorn Rd, Silom, Bangrak, Bangkok 10500 (3 mins frm BTS Surasak)

需要予測、受注管理、生産計画、在庫管理、出荷管理、原価管理、会計管理、その他工場管理業務


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ラチャパット大学(Rajabhat Universities)とは何者か?

Rajabhat、という名前は、タイで採用を担当している人なら一度は聞いたことがあるでしょう。タイ国内に40校あるので、それだけ卒業生も多く、履歴書を目にする機会も増えるのです。


http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_universities_and_colleges_in_Thailand


University Systemと言って、タイの各地に存在します。




有名国立大学と国立大学と比較すると、入学するのは比較的簡単です。

ただ、簡単だからと言って卒業生の質が悪いかというとそうでもないようです。




ウチの会社には未だRajabhatの卒業生はいませんが、中途入社(日系の大手製造業のIT部門で働いていたエンジニア)で入った社員の話しは極めて信憑性のあるものだと思いますので、紹介しておきます。



前の会社では、多くのITエンジニアが働いており、来るもの拒まずで入社させるようです。特にこの工場の近くのRajabhat大学からは多数のエンジニアを採用します。



そして、どのエンジニアも約2ヶ月間課題を与えられ、それをこなす間に様々な評価を受けます。


・プログラムの書き方

・バグの数

・生産性

など


その出来によっては、試用期間(Probation Period)で採用を打ち切ることになります。(日本の試用期間はあまり意味がなく、法律上は正社員の雇用と変わりありませんが、タイでは試用期間中であれば、適正がないと判断すれば雇用者は何の問題もなく解雇できます。)


Rajabhat大学の卒業生は、この評価では極めて優秀だそうです。一方、国立の有名大学の卒業生は、問題も多く実作業に向かない社員が多いと。私もチュラロンコン大学の卒業生には2度泣かされました。



タイ人でさえ、『大学の知名度と採用後の活躍は相関関係にない』と言ってます。私もそう思います。特に中小企業ではやる気と根性です。

進捗管理で使われる%の意味

システム開発の進捗管理には、いろいろなやり方がありますが、一般的にはやることを一覧表にして、それらを細分化したもので進捗の管理をします。やることは、タスクとも言われますが、要するにやることです。




管理の道具(ツールとか言われます)として、一般的にはエクセルが使われますが、マイクロソフトプロジェクトが使われたりもします。エクセルでも、MSプロジェクトでも、ある作業に対して、進捗度合いを%で示すことが多いのです。




例えば、このプログラムの実装(プログラミング)の完成度は、40%とか。僕はいつも思うのですが、これ程いい加減な尺度はないと思います。特に事情の分からない、日本人管理職の方々は、絶対に信用してはいけないのです。




とは言うものの、何かしらの尺度がないと進捗度合いが測定できないので、こういう数値を部下から提示された時のチェックポイントを書いておきます。




①細かな%云々の前に、全体像を把握する。システムを作る場合、土台がしっかりしていないのに、作業に取りかかることが良くあります。そういう場合が一番危ない。結局土台が固まった頃には、折角終了したプログラミングなどが、台無しということになります。細かな%より、まずシステムの完成イメージを全員が持っているのか?、担当者は描けているのかを詳細にチェックします。詳細にチェックする時のコツは、どれか一つの機能を取りあげて、入力データ、処理、出力データを説明して貰います。システムのイメージができていないと、入力するはずのデータがどこから取得するのか分からなかったり、どういう処理になるのか、分からなかったりします。




②どの項目でも良いですので、一つの作業を取り上げて、その%の算出をした根拠の詳細について、説明を求めてください。何%完了というのは、各担当者によって評価が異なります。50%完了とは、全体を仕上げるのに、4日かかる場合、現在2日完了で、残り2日あれば、完成するということです。日数で計算されるべきです。良く、画面部分だけ実装して、かなり進んでいると、アピールする人がいますが、要注意です。処理の部分の実装には、時間がかかりますので、進んでいるように見えても、実際は結構時間がかかったりします。




③何でも鵜呑みにしない。システムのことは、分からないからと発表を鵜呑みにしない。基本的にシステム構築は、上から下に流れるように作業がすすみます。川の流れが上流から下流に流れるように、設計とかこうしたいと

いう考えが固まっていない場合、どう考えてもプログラミングできません。①に共通することですが、大丈夫です、出来てますという報告は要注意です。管理者は、今作っているソフトウエアで何ができるのかを知っておくことで十分です。それが分かっていれば、質問を大きな部分の質問から詳細部分の質問へと、内容を変えてゆけばよいと思います。

バンコクで働く日本人営業募集のお知らせ

バンコクで働く、日本人営業を募集します。まず、ウチの会社のことはバンコクで働く社長のBLOG で書いてきましたので、ご覧下さい。




ウチの会社は、タイバンコクにて生産管理システムの開発を行っている会社です。生産管理システムとは、工場で使われる情報システムのことで、販売、在庫、出荷管理などのソフトウエアのことです。タイ国内には、日系製造業が多数進出しており、それらの会社に対して、生産管理システムを提供しております。




この会社は、2007年7月にスタートしまして、只今創業2期目の真っ最中です。ソフトウエアの開発は、技術的にも非常に難しく、ましてやタイにある会社ですから、創業1期目は技術力の確立に全力を注ぎました。2期目に入り、営業力を強化しなければならない段階に入っております。




具体的に申しますと、現在の受注の中心であるSI企業からの受注を、在タイの日系製造業各社からの直接受注に変えて行かなければなりません。その理由は、開発規模は小規模でも顧客数を増やすことで、受注量変動に対するリスクを減少することができると考えているからです。




さて、初めてタイで働いてみようという日本人の方にも是非応募して頂きたいので、どのような仕事なのかを知ってもらう為に、こんな感じの仕事ですよというイメージを書いておきます。まずお客さんとのアポを取らなくてはいけません。これはアルバイトでも経験したことがないと、なかなかできないかも知れません。しかし、今回募集する営業職には、必須のスキルですから、これができないと厳しいです。




アポが取れたお客さんの工場を訪問します。タイの日系企業の工場は、バンコクから車で三時間以内の場所にあります。そこまで車で伺います。工場では、基本的に日本人担当者に話します。深い生産管理や情報システムの知識は、あまり必要ないですし、もし必要であれば、技術部門も同行します。ここで必要なのは、日本人担当者との人間関係の構築です。



日本国内と違って、タイやその他の外国では、日本人担当者は一人で多くの仕事を掛け持ちしています。情報システムに、専門の日本人駐在員を置いている会社は未だ少数です。ほとんどの方は、システムに詳しくない方ですので、まずは人間関係の構築に力を入れて下さい。



電話でのアポ取りから、成約、納品までのケアが仕事です。頑張って下さい。その他、FAQを書いておきます。



Q1)タイでの仕事を経験したことがないですが?

A1)問題ありません。ただ、一度もタイに来たことがないと、戸惑うと思います。タイでの営業経験があれば、当然優遇されますが、日本国内での仕事の経験しかなくても可能です。その場合、なぜウチの会社で働きたいのかを教えて下さい。



Q2)大卒だけですか?

A2)いいえ、学歴は問いません。無職の期間が長かったり、フリーターの期間が長くても構いません。中学、高校卒業でも構いません。タイで一旗上げてやろうというやる気を尊重します。ただ、なぜ自分はタイで営業の仕事ができると思うのかを説明できる人でなければいけません。



Q3)日本の社会保険や年金はどうなりますか?

A3)ウチの会社はタイの企業です。日本の企業ではありませんので、日本の社会保険や年金のお金は支払われません。但し、健康保険に関しては、タイ国内での病気や事故にそなえ、弊社の指定する保険を提供します。



Q4)引越し費用や渡航費はでますか?

A4)原則的に出ません。ただ、僕が社長ですので、その人物の置かれた状況を勘案し、必要だと認めれば一部例外を設ける場合もあるかもしれません。



Q5)試用期間はありますか。

A5)あります。3ヶ月です。採用前に、求職者の皆様と十分に話し合いをし、採用を決定します。しかし、その後の状況があまりにも悪い場合、3ヶ月で辞めていただくこともあります。結果だけで判断するのではなく、総合的に判断します。



Q6)給与は幾らくらいですか。

A6)年齢と成果によります。基本給与4万バーツ+成果給のような感じになると思います。ただ、ウチの会社は大企業でありませんので、柔軟に対応できます。僕にできること、できないことは、キチント申し上げますので、給与に関する詳細は、直接お尋ね下さい。



Q7)バンコクで働く社長のBLOG は全て読まなくては駄目ですか。

A7)求職者の方には、バンコクで働く社長のBLOG を読んでから、コンタクトするようにお願いしています。よ~く読んで下さい。人材の募集はBLOGのみで行っております。



Q8)家族の保険代は出ますか?

A8)出ません。求職者の方のみとなります。



Q9)日本での面談は受けられますか?

A9)基本的に受けられません。バンコクにお越し頂いての面談となります。ただ過去に例外も何度かありましたので、可能な場合はそうできるかも知れません。



Q10)タイ語や英語は必須ですか?

A10)いいえ、できればベターくらいです。今回募集するのは、日本人に対する営業職です。日本語は話せないと駄目ですが、タイ語や英語ができる必要はありません。



Q11)年齢制限はありますか?

A11)特にありません。ただ、年齢が高い方の場合、年齢に見合ったスキルが必要ですので、要求事項は若い人よりも、厳しくなります。



他にも質問があれば、お答えします。ページ上のメールアドレスまでご連絡下さい。

タイでシステム開発業者を選定して、システム開発に成功するコツ

生産管理システムでも、会計システムでも何でも良いから、作らなくてはいけないとします。あなたが、タイの日系企業で働いていたら、どうしますか?




僕の経験上、多いパターンがとりあえずタイ人管理者に丸投げする日本人。理由は簡単で、役職者は大抵ITに詳しくない、タイに詳しくない、自信がないから。それに、『私はタイ人従業員を信頼しているから任せている』と言った方がかっこ良い気がするとでも思っているのだろう。




丸投げすると何が起きるか?丸投げされたタイ人のやりやすいような業者が選定される。ITに詳しくないタイ人担当だと、多機能のソフトウエアに飛びつく。技術嗜好のタイ人担当なら、すご~く小さいソフトハウスなんか選ぶかもしれない。




タイトルに、『タイでシステム開発業者を選定して、システム開発に成功するコツ』と書いたけれど、実はコツなどほとんどないように思う。しかし、敢えてコツを挙げるとするとこんな感じになると思う。




①システム開発は実は、良い会社なんて選べない。職人の世界だから、腕のある職人が必要。開発前に、『もし発注すると、誰が担当してくれるのか?その人と話をすること。』よほど大規模な開発でない限り、タイでは可能なはず。




②プログラマーだけの会社を選ばない。ソフトウエアはいきなりプログラムをつくるのではない。まず、設計図を作る。それが書けない会社はNG。製造業なら、受注から製造、出荷までの流れを一通り知っていないとまずい。輸出入で使われる、インボイスやデリバリーノートなどと言った基礎知識も必要。




③小さな開発(プロトタイプ開発)をやらせてくれるか?いきなり大きな買い物を勧める会社は要注意。そこそこの規模の開発なら、小さな開発をお願いして、相性とか技術レベルを確認するべし。




④個人事業主(一人でやっている人)に頼まない。これは賛否両論ありそう。ただ、タイでは良い評判を聞いたことがない。確かに安いが。理由は簡単。個人事業主は一人でやっている。だからその一人の人が、仕事をしながら、次の仕事も探さなければいけない。つまり、プログラムを書いていても、営業のことを考えないといけないのである。それも常に。だから、多くの場合、修正やサポートがなされずに困ってしまうことになります。



詳しくは、ご相談下さい。
















タイ日系製造業でのIT担当者の採用

在タイの日系企業の多くに、IT担当者なるものはいないのが現状です。かなり大きい会社だな~と思う会社でも、パソコン担当くらいです。




初めてのIT担当者を採用するのは、生産管理システムを導入することになる時だと思います。僕がバンコクで情報システムの構築をする会社を作って一年半ですが、その間の経験でIT担当者採用に関して言えると思うことは、



①バンコク以外の勤務地で、IT(情報システム)に精通している人材を探すことは非常に困難。見つかっても、まず長続きしない。その理由は、製造業の場合一般的に給与が安い。(バンコクのSI企業は、なかなか良い給与を出す。)とか、都会で働きたいとか。バンコク都内でも、シーロムやスクンビットの中心なら良いのでしすが、端っこの方は、なかなか人が集まらない。

②そもそもガンガンやるような人材は、製造業のIT部門を目指さない。(大手の開発会社に行きたがる。)

③運良く、こいつは凄くできるなと思う人材が採用できても、すぐやめてしまう。



ということ。


では、どうしたらよいのか?あくまで経験則なのですが、



①地方出身者を狙う。チェンマイ大学とか、バンコクの都会の情報に毒されていない、純粋な人材。良く働いてくれます。バンコク出身者は、どこの会社が幾ら出すとか、全部知っていて、給与を上げろとうるさい人材が多い。新卒で、バンコク以外から採用した人材は、比較的良いと思います。



②できる人材は敢えて採用しない。そもそも、製造業のIT部門に、そんなにプログラムが組める人材は役に立たないのです。社内の意見を取りまとめる、取りまとめた結果をSI企業にキチント伝えてプログラムを作成する、こういうことが大切なのです。人の意見を聞けて、算数ができる人なら勤まります。ITでいう算数とは、特に条件分岐と、経理計算の基礎です。税込みで1,000Bの税抜き価格くらい計算できないとダメです。




③3ヶ月の試用期間中に、キチント課題を与える。採用するなら、入社後すぐにできる課題がある方が良いと思います。