12月下旬に、娘の大学にて「高校生向け理系合宿」が行われました。

 

こちらは、高校1,2年生や高専生を対象としたもので「全国から集まった高校生たちが、1週間共に合宿しながら、大学等の施設を利用して、物理系研究の体験をする」というものです。

 

娘は、そのスタッフ(TA)としてお手伝いをしてきました。

 

 

 

 3年ぶりの対面開催

 

今回の合宿は、3年ぶりに対面開催で行われました。

 

一昨年(娘が大学1年時)も、娘もスタッフ(TA)として参加したのですが、この時は、オンライン合宿だったんです。

 

やはり、対面とオンラインとは、参加する高校生だけではなく、スタッフにとっても学べることが全く違うようですね。

 

 

この合宿は、1週間という長丁場。

そこで初めて会った人とチームを組み、高校生自ら、研究課題を探り出し、考察結論へと導いていきます。

この協働作業をする経験は、喜びだけでなく苦悩もあり、発表会まで終えまでには論理的思考力も高まり、他では味わえない貴重な体験となるようです。

 

更に、開催する側(スタッフ)にとっても、同じように喜びと苦悩もあり、協働力も必要となるので、得るものが多いことでしょう。

 

高校生たちにとって、有意義で特別な時間を過ごさせてあげられていたら幸いですね。

 

 

 

 感想・頑張ったことは

 

今回の合宿、娘自身の感想を聞いてみました。

 

やはり第一声は、

「最高に楽しかった!!!」

 

「毎日が興奮、最高に楽しい!これに尽きる!」

 

スタッフ側も楽しくて楽しくて仕方がない、なんて、本当に素晴らしい経験ですね。

 

 

 

そして、娘がスタッフとして頑張ったことは…

 

「高校生が主体なので、高校生が自力で出来るよう、チームワークやメンタル面の環境作りをした」

 

「知識がある高校生は元より、知識が少ない高校生も置いてきぼりにせず、全員が物怖じすることなく意見を出せる環境作りをし、チームが一丸となり機能できるよう尽力した」と。

 

→ 具体的には、意見を言わない子に対しても、本当にそれでいいのか、どう思っているか、をその都度確認。そうすると、主導的に動いている子も、そういう子にも意見を求め、配慮するようになっていった、とか。

 

 

やはり、こういう協働作業に慣れている子と慣れていない子がいて、その違いは、単純に今までに経験の積み重ねがあるかどうか。

高校のほうで、生徒が主体的に活動する体験を重視していて、生徒同士がチームを組んで、数多く発表する場が与えられている子は強いと思う、とのこと。

 

もし高校でそういう場がなくとも、今回の経験から学ぶものがあると嬉しいですね。

 

 

 

余談として、嬉しかったことは…

 

娘のチームの高校生の1人が、娘が「T大理系合宿」で TAをしたとき、生徒として合宿に参加していた方で、

「ここでもまた会えた!」とお互い喜んでいたそうです。

 

この彼は、「今度はスタッフとして、是非とも戻ってきたい!」と告げたそう。

娘は、彼は確実に戻ってきてくれて、頼りになるスタッフになりそうだ、と早くも期待していました。

 

 

ちなみに、この専門分野に関する合宿は、T大と娘の大学の2大学でしか行われてないため、根っからこの分野が好きな子は、どちらにも参加する場合が多いのです。(娘が高校時もどちらも参加)

 

 

 

実は、第一号

最後に個人的に嬉しいことを一つ。

 

娘は高1の頃に、この合宿に参加しているのですが…

実は、この理系合宿の修了生で、同大学の物理系に進学し、更に2年次の学科配属でこの専攻に進んだ学生は、娘が第一号だとか。

(後日談:実は第二号だったらしい…汗。むろん2人目でも嬉しいです!)

 

そのせいなのか、入学した当初から、

教授から「あなたのことを知っているよ」と言われたり、

学科配属でこの専攻に進むと、多くの教員方々から声をかけられ、「きみが○○さんだね、知っているよ」と話が弾むことが多かったようです。

最初から顔を知ってくれているなんて嬉しいですね!

 

これからもこの合宿に尽力し、勉強のほうもより学びを深めていって欲しいな、と願っています。