11月3日文化の日に、サントリーホールのコンサートに行きました。コロナで久々のサントリーホールです。

この日のプログラムは、小林研一郎指揮、日本フィルのドボルザーク交響曲第8番と、宮田大のチェロ協奏曲の二曲。




同行は、リングの役者柳谷神居君。ここ数年、彼もクラシック音楽のコンサートに足を運んでます。




さすが宮田大は、表現力が豊かで、深みがある演奏に魅了されました。
コバケンのドボ8は、ゆったりと歌い上げ、今まで聴いてきたありふれた表現でなく、すべての旋律がとても丁寧。いろんな思いや感情の発見がありました。
かつて小澤征爾にはまってましたが、近年はコバケンに夢中です。
優秀な指揮者が世界中で活躍し、次々と若手が出てきていますが、正解で礼儀正しい非の打ち所のない演奏で、それはそれでいいのでしょうが、何か物足りないと感じてしまいます。
奇をてらったり、勝手にリズムや速度を変えたりせず楽譜に正確であることが前提ですが、もっと魂を鷲掴みにされる情熱と迫力、思わずうっとりとして心酔わせるように唄い、様々な思いを浮かび上がらせてくれるような印象的な演奏が聴きたい、と欲している今日この頃。 
まさに、コバケンにその理想を見つけました。(勿論、海外の巨匠で、そうした演奏を感じる指揮者はいますが)

この感動を胸にうちに戻って、その思いを猫の美幸ちゃんに伝えました。
勿論、ドボ8のCDを聴きながら。



さて、次は彼の演奏で何を聴こうか。
そうそうこれから年末は、やっぱりダイク。
今年もコロナで悶々としていたので、コバケンの第9で、思いっきりカンドウして、あらたな年を迎えるのも、ステキですね。