2月2日、Europe のライヴに参戦してきました~(*^-^*)

北海道を飛び立ち、向かった先は東京ドームシティホール。
Europe のライヴへ行くのは、2015年1月のクラブチッタ川崎以来、じつに9年ぶり2度目。
ライヴ自体も、2016年11月の新木場スタジオコーストでの Cheap Trick 以来だから、久々となる。
その間に行くチャンスがないわけではなかったのだけど、諸事情あって今回はパス、などと思っていたら、感染症騒ぎもあり、ずいぶんと間隔が空いてしまった。

……と、今回はこんな話で、普段とは違ったテイストになります(^^;

私は80年代のハードロックが大好物で、世代的にはやや後追いとなるのだが、それより以前も含め、まあまあ聴いているほうだと思う。
その中でも、Europe はベスト3に入るほど好きで、もちろんスタジオアルバムはすべて持っているが、前述のチッタ川崎のライブが期待以上にめちゃくちゃ良くて。会場を出た瞬間から、また見たい! と思っていたものだ。

あ、Europe というバンド名を聞いても、あまりピンと来ない方も多いでしょうかね?
でも、このキーボードリフは、皆さんどこかで耳にしたことがあるでしょう。
 


中央競馬の「ファイナルステークス」の入場曲としても採用されているはずだが、日本ではこの曲の印象が強過ぎて、ともすれば一発屋として見られることも、ままある。

いやいや、一発屋なんてとんでもない!
たしかに最大のヒット曲であり名曲だが、ある意味では Van Halen の「Jump」のような飛び道具的な曲でもあるので、バンドの本質を表しているものでは、決してない。
私は、「北欧メタル」との言葉を世に生み出した初期も、アメリカナイズされたと言われる中期も、ポップさが後退した再結成後も、全部好き。

2ndアルバム「Wings of Tomorrow」の1曲目。
前回のチッタは、同アルバム完全再現(+α)ライヴで、オープニングはこの曲とわかっていながらも、ヨンタことジョン・ノーラムのギターによるイントロを聴いた途端にゾクゾクしたね(この動画の頃よりだいぶ太ったけど(^^;)。


ヨンタが脱退していた時期で、メロディ重視の傾向が強くなり、「アメリカンなヨーロッパ」と皮肉交じりの声もあったというが、ジョーイ・テンペストの表現力の高さが際立つ名曲。現代日本でもドラマの主題歌とかに使えるんじゃないの? 2番のBメロからサビ、そしてギターソロへの流れ(3:18~)が、もうたまらん(*‘∀‘)


再結成後も、ややモダンに流れつつも、Europe らしく激しさの中に哀愁を残すフレーズはやはり健在。もはや代表曲の一つと言って良く、今回のライヴでも披露されたが、盛り上がるんだ、これが。


なんか、ライヴの話題に入る前に、めっちゃ語ってるんですけどー
こんな稚拙なブログを書いていたこともあるくらいなので、ご容赦くだされー

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ライヴは18時開場、19時開演だったが、後楽園駅近くに取った宿に着いたのは、16時頃。
腹が減っていたので何か食べるかと調べてみたら、ちょうどドームシティの一角にフードコートが入った施設があるよう。
時間的には行って帰って来てもまだ余裕があり、意外と東京寒いなと思いながら、下見と散策がてらに東京ドームと観覧車を眺めつつ歩いていくお上りさん。

すると、ライヴ会場であるホールの入口に、結構な行列ができているのが見えた。

ん? まだ少し早過ぎやしないか?

近づいてみると、
「グッズ先行発売 16:00~」
との看板が。

えっ!?

ライヴに来たからには、当然グッズも買うつもりだったけど、先行発売?

もう売ってんの!? そんなアナウンスあったっけ?

ちょっと戸惑いながら、「最後尾」のプラカードを持つ係員に声を掛ける。

「あのぅ、いまチケット持ってないんですけど、入れますか?」

そう、一旦ホテルに戻ってから出直すつもりだったので、デスクに置いてきたのだ。

「ここでは特に確認しないので、大丈夫ですよ」

基本的に並ぶことが嫌いな私、本格的な行列に加わったのは、昨年の3月20日以来だろうか(ばんえい記念デーの帯広競馬場)
要所要所に立つ係員がきっちりと誘導しており、進みは遅かったが、そのぶん会計での混乱はなく、これは良いシステムと思う。買うまでに30分ほど待ったが、無事にTシャツ2枚をGet!
先行発売があるなんて本当に知らなくて、メシを食いに出たのが結果的に大正解だった(^^♪

その後は予定通りに腹ごしらえを済ませ、ホテルに戻ったのちに、改めて会場へと向かう。
このあたり、行ったり来たりで時間と体力の無駄、と思われるかもしれない。
ただ、ライヴに参戦した経験がある方ならわかるだろうが、できるだけ身軽で行きたいもの。
オールスタンディングの場合(今回は違うが)は特に顕著だが、荷物とかに気を使いたくない。まあ、そのためにコインロッカーなども用意されているが、しまう時より出す時のほうが混雑するので、意外と大変。

それが今回は、チケットを大事に挟んだ財布とスマホだけという、理想的なスタイルで会場へ赴くことができた。
これで気兼ねなく楽しめると、もうここから上機嫌。

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初めての会場で、私にはアリーナの12列目という席が与えられていたが、バルコニー席から見てみてもステージが近くに感じられる、良いホールだね。否が応にも期待が高まる。
メジャーデビューが1983年で、メンバーは現在60歳前後。それに合わせて客の年齢層も高めだが、女性もかなり多い印象。後からSNSで、息子と一緒に行ったという方の投稿も見た。

デビュー40周年ということで、デビュー当時からの足跡と現在のメンバーのインタビュー映像が、プロジェクターでステージ上に映し出されるオープニング。
そして、「On Broken Wings」からいよいよ最高の夜がスタート。
「The Final Countdown」のシングルB面曲で、スタジオアルバムには収録されていないが(その後ベスト盤に収録)、一時期のライヴではこの曲中でメンバー紹介を行っていたほどで、ファンにはお馴染み。とはいえ、これを最初に持ってくるか~!

続いてはデビュー作からの「Seven Doors Hotel」。え~~、2曲目で!? これぞ北欧メタルの名曲に、「オ~! オオ~! オオ~~!」とのコーラス、転調してのギターソロに手拍子を重ねるオーディエンスも息がピッタリで(私もなー)、会場のボルテージが一気に上がり、もうヤバい。


……このまま一曲ごとに語っても私はかまわないのだが、それだと終わりませんな笑

この手のライヴとしては珍しく、間に20分の休憩を挟む二部構成で、変にクールダウンしてしまわないか、とも思ったのだが、まったくの杞憂で、第二部も途端に引き込まれる。
二部構成との情報は事前から得ていたが、第一部から、ファンが喜ぶ曲を惜しみなく並べたベストオブベストなセトリで、休憩時間を除いても2時間半近くとボリュームもたっぷり。
ジョーイは顔のシワこそ増えたが、お馴染みのマイクスタンドを使ったアクションもキレッキレ! どころか、若い頃より垢抜けてサマになっている印象すらある。そりゃあ昔よりキーは下げているのだろうが、それも今の Europe としてまったく違和感がないし、バンド全体としても前回以上とさえ思える圧巻のパフォーマンス。
そして、もともとの曲の良さはもちろんだが、さすが名うてのライヴバンド、曲もメンバーも、ライヴだとさらに魅力が増すんよな(*'ω'*)
ぶっちゃけ言うと、今回のチケットは1万5千円だった。たしか前回は1万以下で、ずいぶん高くなったなと、そこは正直な感想もあったが、これならたとえ2万3万でも良かったと、真面目に思ったもんね。それほど素晴らしかった。

アンコール後は、もちろんお決まりの「The Final Countdown」。

 

この動画と会場の規模は違えど、全体の一体感と熱気では上回っていたと思えるほどのフィナーレ。


本当に、ものすごいライヴだった。
行って良かったと、心から思う。
再び来日することがあれば、また必ず参戦すると、ここに誓います!

 

 

 

 


というわけで、違うブログに飛んだんじゃないかと思われるような記事を今回はお送りしましたが、東京訪問記(?)には続きがございまして……。
次は、少し競馬色が含まれた内容となる予定ではあります(^^;
ばんえい関連の記事を挟んで、また後日となりますが、そちらもお付き合いくださいませ。