半分まで彫り進みました。
作り慣れた巻菱湖書ですが、横目の木地なので、いつもと若干感覚が違います。
近頃は、さっきまで良い調子だったのに、印刀を研いだり、休んだりすると、感覚が全く変わってしまう様な事は減りました。
しかし、ここ数作は、印刀の刃先から0.3mmくらいの部分で刃毀れする様になってしまいました。
最近、硬い木地の太字が多かったので、全体的に力が入ってしまって居るなとは感じています。
銀将を彫って居る頃には治りましたが、銀将の後、硬い木地の根付けを彫ったらやっぱり途中の刃毀れが出ました。
印刀を強く握ると、刃をこじる様な力が入ってしまいますので、狙いから外れて刃が進んでしまったり、刃が欠けたりがどうしても多くなりますが、刃の途中が刃毀れするのは、今まで余り経験が無いので、以前と何か変わってしまったのでしょうね。