今回の遠征の目的は、良尊師の展示会へ行く事と、姫路に有る魚龍師の工房へ行く事。
4月5日(金)は、念願だった姫路の魚龍師の工房を訪ねました。
至る所に、書が有ります。
魚龍師は、書家であり駒師で、魚龍書の作者。
私は、魚龍一字が欲しくて、自分で作ってみようと駒作りを始め、今に至ってますので、魚龍師が私を駒師にしたと言っても過言では有りません(笑)
1階が将棋駒工房、2階が書道教室となってます。
将棋駒は、駒木地もご自身で成形して、書き駒を作っています。
駒木地成形機は、ディスクサンダーで治具なども手作り。
全体を囲って粉塵対策してました。
成形時は前面に厚手の透明なビニールが有り、切り込みから手を入れてやる様に工夫されています。
事務所内には、駒も有ります。
こちらは、英月作魚龍書の中将棋彫り駒。
今回、お願いして、魚龍書の大もとの書き駒を見させて頂きました。
テレビを見ながら書いたそうですが、良く揃うものだと感心します。
ずっと気になっていた駒尻の銘は、『魚龍』と『茂樹作』でした。
師の真骨頂は、なんと言っても根付けの書き駒。
書き駒を書く方は、何人か居ますが、何も無い木地に直接書きますので、どんな文字も字母無しで書けます。
これが出来るのは、魚龍師しか居ないのではと思います。
2階の書道教室で、中将棋などの字の書き方を教えて頂きました。
魚龍師は、今後、駒作りの活動を広げようとしている様子ですので非常に楽しみです。
その日は、姫路に宿泊で、姫路城と桜がライトアップされていましたので見に行きました。
お城と桜を観ながらの宴会が出来るのは、最高に贅沢だと思います❗️
(私はお酒は飲めませんが・・。)
4月6日(土)も、朝から姫路城を見に行きました。
その後、京都の木津川市へ移動して、良尊師の展示会へ。
駒は、50組以上有りました。
私的には、タイトル戦に使用された源兵衛清安が良かったです。
雛駒の盤駒、象牙の書き駒など、普段は見られないものも多く有りますし、お値打ちの品も数多く有ります。
私は『駒と歩む』を購入して、左馬の福ら駒の根付けを頂きました。
ありがとうございます😊
じっくり読みたいと思います。
展示会は、明日(4月7日)までです。
今回の遠征も、にいろいろとお世話になりました。濃密な2日間でした。
本当にありがとうございました。