拡大鏡なんて必要無いと仰る方も居ると思いますが、私の場合、駒を彫る時に、細かな所を見るため、拡大鏡は必須です。
目が良くても、拡大して細部を見る事は、決して悪い事では無いとも思います。
私は、かなり老眼が進んで居ますので、いろいろと物色して、100均のメガネルーペを掛けて、更に、ヘッドルーペ3.5倍を併用して居ます。
ダブルルーペ仕様です。
現在使用中のヘッドルーペはこちら
家で彫る時は、格好なども関係有りませんので、これで満足してましたが、彫り駒の実演の機会が増えますので、ヘッドルーペがちょっと格好が悪いと思いまして、100均のメガネルーペを2つ掛けてみました。しかし、メガネルーペは、倍率が最大でも2倍ですので、ちょっといつもの様に見えません。
出来れば、ヘッドルーペをやめて、老眼鏡やメガネルーペに取り付けるタイプにしたいなと考え出したのがきっかけです。
何も考えずに作った試作品1号(笑)
一番最初に購入したヘッドルーペのレンズを使って居ます。これがすこぶる良く見えます。
ヘッドルーペ初号はこれ。
確か、ジョイフル本田で購入したと思います。
このヘッドルーペは、見え方は良いのですが、目からの距離が遠く、レンズも小さかったので、今は殆ど使って居ませんでした。
因みに、作るのに使った部品は、こちら
樹脂クリップを2つにして、穴を開けてM2×30で繋ぎました。
このルーペレンズのみを、ヘッドルーペ最新のものに変えてみると、見にくい💦 目が疲れます。
もしかして、レンズの倍率が違って居たかも知れませんが、少し距離を離さないとダメです。
どうしてかと調べてみました。まず、メガネ(老眼鏡含む)とルーペは、同じ凸レンズですが、役目が違います。
まず、老眼鏡を含めたメガネの役割は、焦点距離を調整するものです。
従って、見たい焦点距離を調整した後に拡大鏡で拡大して見るのが基本の様で、確かにそうだよねと思いました。普段も、PC作業の時は、+1.5の老眼鏡で、駒鑑賞時に掛ける老眼鏡は、+2.5くらいだったと思います。
次に、拡大鏡も、目からの距離が重要と言う事も何パターかやってみて思いました。
拡大鏡も凸レンズですので、目に近付けて使うと、同時に焦点距離を短くしてしまいます。
従って、メガネタイプで、高倍率の物が有れば、一つ掛けて終わるのはずですが、、、。
ネットを調べましたら、こんな表が有りました。
老眼鏡の+4.0も買いましたが、頭がクラクラしますし、駒を彫るには見え方が小さいです。
要は、メガネタイプだと、このくらいの倍率が限度と言う事なのでしようか?
私は、15mmくらいの近さで彫りますので、まず、焦点距離を20〜25mmくらいにして、3.5倍のレンズで、15〜20mmの焦点距離で拡大して見たいので、その様になるレンズの位置を調整しないといけないと言う事が分かりました。
見え方も良いのですが、試作品では手作り感満載ですし、どうせなら、ルーペを跳ね上げるタイプが良いなと、地元のホームセンターに行きましたら、メガネに取り付けるタイプのルーペが有りましたので、早速購入しました。しかし、レンズがちょっと遠くて、改造したらボケて見えてしまいます。。。
注意 写真は、切って距離を近づけた後のものです。
しばらく悩みそうだなぁと、半ば諦めていました。
所が、期待せずに試しに入手してみたものが『あら!最高!』となる場合が結構有ります。
いつも使っているヤフーショッピングで物色してましたら、ヤフーフリマの方に有ったもの。
メガネタイプで、3.5倍のレンズ付き。
余り期待せずにポチりまして、届いたものを裸眼に掛けてみましたら、見え方も良いですしクリアに見えます。
箱に書いてあるのは、焦点距離でしようかね。
ピッタリです。
跳ね上げでは有りませんが、セミハードのケース、メガネ拭き、倍率違いのレンズも付いていて、今までの悩みは何だったのか?と思う程です。
駒師は、目が命ですから、ご自身に合うものを探してみて下さいませ。