初代光匠書は、錆漆で埋める作業中です。


写真は、面白く無いですが、一回目の錆漆です。
錆漆で埋める作業は、擦り切れ一杯で入れるのを三回やろうと思います。


前回から、表裏を別にしましたので、計6回。
研ぎ出してから、ピンホールを埋め、磨きで現れるピンホールを根気よく埋めると言う作業になります。




埋めを、一回でやろうとすると、巣ができたり、ピンホールも多くなる可能性がありますので、複数回です。



今まで、錆漆を彫り跡に入れるのは、油絵に使うペインティングナイフと、コーキング用のステンレスのヘラを加工して使っていました。



もう少し柔らかい物がないかなと思って居ましたが、ふと、サックスのリードなんかどうだろうと思い立ち、早速使ってみました。






リコのJAZZ select 3Mです。
因みに、アンファイルドカットです。

リコ:メーカー
JAZZ select: リードの名称
3M: 硬さ

材質は、ケーンと言われる芦の仲間で作られます。竹では有りません。



先端が細くなる様にカットしました。




5年程前に購入し、私には、硬すぎたリードなので、一回試し吹きをして使わずに有った物です。
※消毒はしております。


結果、とても使いやすく、綺麗に入れられます。
表面をここまで綺麗に入れられると、ピンホールなども減ってくれるのではと期待しています。



結果が良かったら、使わない樹脂リードが有りますので、使おうと思います。





このリードと言うものですが、10枚で3,500円くらいですが、バラ付きが大きく、10枚買って、良く鳴るリードは、2〜3枚、その内、音が良いのが有ればめっけものと言う、なんとも非効率な代物です。



鳴らないリードは、何をしても鳴らない。
鳴る様に加工しても、良い音にならない。
なので、使えない物は捨てて居ます。


もう少し、どうにかならないのでしょうか。。


取り敢えず、駒作りに使えて良かったです。