巻菱湖書の彫埋めを製作しております。


研ぎ出しを終え、まだ、ピンホールが有るものの、輪郭も綺麗に出ていて、上手く埋まったと思います。




が・・・










9枚程、滲んでしまいました。




輪郭をきっちりしたくて、彫り駒の要領で、黒呂色漆を入れ、この漆も目止めの役目を持たせましたので、多少の事をしても滲まないだろうと、タカをくくっていました。





失敗の原因は、はっきりしております。


錆漆を作るガラス板に薄く残った漆を勿体ないと使ってしまいました。
当然、との粉よりも漆の配分がかなり多くなって居ますので、滲んでしまいました。


錆を作った後、しばらくすると漆が下に降りますので、こまめに混ぜるか、下の方は、出来れば使わない様にしないといけないと思いました。


錆の入れ方も、また、試したい事が出来ましたので、9枚の作り直しは、ちょうど良い枚数です。

  と

前向きに考える様にします。






完成は、もうしばらく先になりそうです。




失敗した駒は、磨いて、盛り上げ練習に使おうと思います。