第12作の長禄書は、漆入れ2回目です。


漆の2回目を入れた直後の龍馬です。
大した事では無いですが、良く見ると、龍馬の龍は、通常の駒字は降り龍ですが、長禄は、昇り龍なんですね







乾燥台上の、1回目(3段目以降)と、2回目(1,2段目)です。


目止めもそうなんですが、塗り忘れが無い様に、順番に取り、表から入れて、裏にして置いて居ます。






2回目の金将です。
1回目は、割とさっさと入れますが、2回目は、漆の量や、入れ忘れや、色ムラが無い様に確認しながら入れて居ます。





必要な量を彫り後に塗り、右側に有る部分磨き用歯ブラシ(柔らかめ)で、軽く、満遍なく伸ばして入れて居ます。


谷線を光らせたければ多目に、光らせたく無ければ少量を入れます。




今回は、ぼんやり光る様に、調整しながらです。


太い所は(壁の面積が大きい)多めに、細い所は(壁の面積が小さい)少なめに。


そうする事で、谷線の光る線の太さを、なるべく一定にしていますが、塗った直後の光方と、乾燥した後では、異なりますので難しいです。





2日後に、3回目を行なって、今週末頃に、研ぎ出せる様にしたいと思います。